帝都大戦

劇場公開日

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解説

帝都・東京を滅ぼそうとする魔人と、それをくい止めようとする平将門の末裔との戦いを描くSFXアクション。「帝都物語」のシリーズ第2弾で、荒俣宏原作の『帝都物語・戦争篇』の映画化。脚本は「精霊のささやき」の植岡喜晴と李美儀が共同で執筆。総監督は「孔雀王」の藍乃才、監督は同作の製作総指揮・一瀬隆童、アクション監督は「チャイニーズ・ゴースト・ストーリー」の郭追、撮影は「トップファイター」の安藤庄平がそれぞれ担当。主題歌は、ジャニス・イアン(「HEAVEN KNOWS」)。

1989年製作/107分/日本
配給:東宝

ストーリー

昭和20年長い太平洋戦争で、日本は深く傷つき、帝都・東京も死に絶えようとしていた。霊的指導者・観阿彌光凰は日本を勝利へ導くため、連合軍首脳を呪い殺そうと計画を進めていた。側近の霊能力を持つ青年、中村は幼い頃からそのパワーを強大なものにさせるべく育てられていたのだ。1月1日未明、B29は東京に焼夷弾の雨を降らせ、多くの死傷者を生んだが、その怨念が帝都の怨霊・加藤保憲を甦らせてしまった。一方、空襲で母を亡くした美緒は目が見えなくなり、ようやく病院へ辿り着いた。そこには平将門の末裔で加藤にも勝る霊能力を持つ辰宮雪子が看護婦として働いていた。1月27日、有楽町で激しい爆撃に襲われた中村は、霊力を感じ、鉄塔の上に立つ加藤保憲を見た。また、そこは加藤の宿敵・辰宮雪子もおり、二人は運命的な出会いをしたのだった。2月4日。加藤は帝都にとどめを刺すべく観阿彌の秘密計画を阻止しようとやってきた。中村は自らの肉体を賭けて加藤に戦いを挑んだが、彼の科学によって高められたサイキック・パワーも歯が立たなかった。逆に中村は瀕死の重傷を負ってしまう。病院に運ばれた中村は雪子の手厚い看護を受け、一命をとりとめることができた。そして、再会した二人は共に加藤と闘う運命にあることを悟った。5月1日、観阿彌の秘密計画決行の時がきた。加藤はそれを阻止しようと現われたが、科学の力によってさらにパワーアッブした中村が立ちはだかった。加藤は中村のサイキック・パワーに吹き飛ばされたが、やはり力はまだ上だった。中村は負傷し、加藤はとどめを刺そうとしたが、その時突如、雪子が現われた。そして、雪子と中村は二人のパワーで加藤を倒したのだった。一方、観阿彌は日本の敗戦を予知し計画を変更、呪術でヒトラーを自殺に追い込んだのだった。

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映画レビュー

3.5昭和という破壊と再生の時代が終わった 本作は、そのシュルリアリズム的映像表現の断片のコラージュとして観るべきだと思います

あき240さん
2021年12月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

改めて鑑賞し直して、本作とは何だったかが見えてきたように思いました

本作は1989年9月公開
前作の「帝都物語」は1988年1月公開
この間に何があったのでしょうか?

バブルの絶頂期?もちろんそうです

そしてもう一つ
昭和から平成に元号が変わっています
そうです
昭和天皇が長い闘病の末に崩御なされたのです
それは1989年1月7日のことでした

大葬の礼という大規模な国葬が2月24日に行われて、国民は長い喪に服しました
商店街でも賑やかな音楽は控えられて荘重なクラッシック音楽が静かに流れて、テレビでもお笑い番組は消えていました

皇居から葬場が設営された新宿御苑までの葬列と葬場における儀式の一部はテレビ中継されて、大葬の礼を全ての国民が見ることができました

冷たい小雨の降る中、葬場殿がおかれた新宿御苑を古装束姿の楽師の先導で葬場殿に向かう葱華輦(そうかれん)の光景はまるで帝都物語の世界が現実となったかのような神秘的なものであったのです

葱華輦とは昭和天皇のご遺体を納めた棺を載せる巨大な神輿の一種のことです

それは、古式に則れば京都市北東部のはずれにある八瀬の里に住む「八瀬童子(やせのどうじ)」と呼ばれる若人達が担ぐべきものでしたが、少子高齢化が進んで当地にはもう担ぐべき若人達がいなくなっていたために、皇宮警察の数十名が黒い古式装束姿で代わりを務め、葱華輦を担いで厳かに進んだのです

本作はその年の秋、終戦記念日のちょうど1ヵ月後の9月15日に公開されたのです

このことを踏まえた上で、本作を鑑賞すれば、本作から何か違ったものが感じられると思います

昭和とは、どんな時代であったのか
戦争で300万人もの死者を出し国土は荒廃して焼け野になり、戦後は急速な復興を遂げ世界有数の先進国に高度成長を成し遂げました
まさに破壊と再生
それが昭和だったのです

その長かった昭和がとうとう終り、平成となったのです
国民は大葬の礼で、この国最大の霊的な式典を目にしてこのような感慨に耽ったのです

その感慨がそのまま本作に投影されているように感じるのです
それこそが本作のテーマだったのだと思えるのです

本作の内容ははっきり言ってつまらなく、どうでもいいのです
物語は原作は読めば良いことです

昭和という破壊と再生の時代が終わった
本作は、そのシュルリアリズム的映像表現の断片のコラージュとして観るべきだと思います

本作は昭和が終わった
昭和とは破壊と再生の時代であった
そのことだけを伝える映画だったのです

また、クレジットを改めて眺めるといろいろと見えて来るものもありました

監督兼エキゼクティブプロデューサー
一瀬隆重

この人は、前作「帝都物語」でも製作総指揮でした
そして1990年代から2000年代にかけて、「リング」、「らせん」、「呪怨」、「THE JUON/呪怨」などのプロデューサーを務めています
つまり、ジャパニーズ・ホラーを牽引して切り拓いて来た人物です
本作製作時、なんとまだ若干28歳なのでした

彼が監督を務めたのは本作だけのようです
ならば本作こそジャパニーズ・ホラーの水源であったと言えるのではないでしょうか

超現実視覚効果
スクリーミング・マッド・ジョージ

彼は本名が谷 譲治という大阪出身のもともと日本人
本作撮影時、まだ32歳
シュルリアリズムに強く影響を受けて、NYの美術学校に学び、紆余曲折の末「狼男アメリカン」や「ヴィデオドローム」の特撮で有名なリック・ベイカーに見いだされて、特殊視覚効果の道に進み、1986年にハリウッドでホラー映画を中心とするエフェクトデザインを行う会社を設立した人

なるほど本作の視覚効果のベトベト、ネチャネチャのえげつないクリーチャーはリック・ベイカー譲りだと納得するものです

ガラパゴスだった日本の特撮や特殊効果に、海外の最新のノウハウが導入されていった最初の頃の作品ということになります
その意味でも、日本の特撮の歴史に大きな意味と意義がある作品であったと思います

2019年5月1日、令和に元号が改まりました
平成時代は、バブル崩壊という破壊がありました
再生はとうとう訪れることはありませんでした
令和になってもコロナ堝が襲来しています
再生はいつ訪れるのでしょうか?

考えてみれば、監督兼エキゼクティブプロデューサーの一瀬隆重も、超現実視覚効果のスクリーミング・マッド・ジョージも戦後の生まれ
それも高度成長期に生まれ育ったのです
破壊を知らず、再生だけしか知らない世代なのです

この再生と繁栄を、いつの日か滅び去ってしまう破壊がくるのかも知れない
その漠然とした不安が、加藤保憲として具象化されているのだと思えます
その不安とはバブル崩壊の予感であったのかも知れません

ヒトラーが自殺したのは1945年の4月30日
令和が始まったは5月1日
何か意味があるかのように思えてしまいます

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あき240

3.0加藤保憲VS辰宮雪子 ファイナル・ウォーズ

2019年11月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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しゅうへい

2.0魔人で救世主の加藤

近大さん
2018年10月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

寝られる

太平洋戦争も末期。大空襲により、帝都・東京は焼かれ、多くの人々が犠牲になった。
その怒りや憎しみが、あの男を蘇らせた。
魔人・加藤、再び…!

『帝都物語』続編。
…なのだが、全くの別物というくらい作風が変わった。
異様な不気味さはあるものの、前作がおどろおどろしい伝奇SFだったのに対し、ホラーテイストに。
冒頭、少女が戦争で母親を亡くすセンチメンタルなシーンから始まり、その少女と成長した雪子の交流、雪子と霊能力者・中村のほのかなロマンス…。
運命か因縁か何かの因果か、二人は加藤に立ち向かう…。
霊能力者たちのサイキック・バトルとなっているのが大きな特徴。

前作はストーリー的にちと分かり難かったが、今作は割りとシンプルな内容に。
が、良くも悪くもあの難解さ/複雑さも魅力ではあったので、物足りなさを感じてしまう。
SFXサイキック・アクションと謳い、わざわざ香港からアクション監督を招いた割りに、アクションの迫力はいまいち。
監督は前作プロデューサーで、後に『リング』などもプロデュースする一瀬隆重。顔がグニャッと歪んだり、人体破壊、少女の身体が怪虫と化すショッキング描写はインパクト残すが、実相寺監督が創り上げた独特の世界観は失われた。
舞台も戦時中だけになり、明治末期~昭和初期を背景にした大河要素は無く、スケールダウン。
丹波哲郎、土屋嘉男ら名優は出ているが、前作のオールスターキャストと比べると、キャスト面でもスケールダウン。実質主役の南果歩と加藤昌也も華が無い。
前作も決して傑作とは言い難かったが、それでも前作の方が魅力や面白味があった。
典型的な残念な続編と言わざるを得ない。

嶋田久作の怪演だけが唯一の救い。
今回死から蘇ったので、よりギョロッとした風貌になり、見た目のインパクトは前作以上。
蘇った加藤が電柱に立つシーンは、不思議とカッコ良さすら感じた。
サイキック・パワーは文字通りパワーアップ。本当に“ベガ化”し、いつサイコクラッシャーアタックを繰り出すんじゃないかと思っちまった。
もはや心身共に加藤と言ってもいいくらい。彼の存在無ければ…。
作中では恐るべき魔人だが、作品に於いては救世主なのが皮肉。

平成も終わり間近。
今再び、加藤が蘇ったら…?
リメイクでもいいし、シリーズの新作でもいい。
勿論その時は、加藤は嶋田久作氏で♪

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近大

1.5どうにか集中して観るも、あまり惹きつけてもらえず、前作の『帝都物語...

Arcoさん
2016年6月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

どうにか集中して観るも、あまり惹きつけてもらえず、前作の『帝都物語』ほど楽しめなかったのが残念でたまらない。
加藤が復活するシーンの後、しばらく期待して見続けたが、どうもエンジンがかからなかった。

私には合わなかっただけで、前作より高く評価する人もたくさんいるかもしれないが…

前作では、立っているだけでも不気味で恐ろしかったはずの加藤。
それが今回はなぜか伝わって来ず、軍人コスプレのような白々しさが出てしまっていた。

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Arco
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