荒井晴彦
若松プロダクションの助監督を経て、1977年、日活ロマンポルノ「新宿乱れ街 いくまで待って」で脚本家デビュー。以降、数多くのロマンポルノの名作で脚本を執筆する。「赫い髪の女」(79)、「遠雷」(81)、「Wの悲劇」(84)、「ひとひらの雪」(85)、「大鹿村騒動記」(11)で日本アカデミー賞優秀脚本賞を4度受賞するなど、日本を代表する脚本家として活躍。その他、近年の脚本作品には「ヴァイブレータ」(03)、「やわらかい生活」(05)、「共喰い」(13)、「海を感じる時」(14)、「さよなら歌舞伎町」(15)、「幼な子われらに生まれ」(17)など。「身も心も」(97)で監督デビューを果たし、「この国の空」(15)と「火口のふたり」(19)でも自身の脚本でメガホンをとった。季刊誌「映画芸術」の編集・発行人も務めている。