大鹿村騒動記

劇場公開日:2011年7月16日

大鹿村騒動記

解説・あらすじ

「どついたるねん」「亡国のイージス」の阪本順治監督と原田芳雄がタッグを組み、長野県・大鹿村に伝わる村歌舞伎と、そこにかかわる人々の悲喜こもごもを描く。シカ料理専門店を営む風祭善の前に、18年前に駆け落ちをして村を離れた妻・貴子と幼なじみの能村治が現れる。貴子は前頭葉に疾患を抱えて記憶を失っており、善はそんな貴子を治ともども店に住まわせる。村では善も出演する大鹿歌舞伎の公演を目前に控えていたが、貴子は18年前に演じた役のセリフだけは記憶しており、舞台上で善と向き合うときだけ、昔の姿に戻る。

2011年製作/93分/G/日本
配給:東映
劇場公開日:2011年7月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 日本アカデミー賞(2012年)

受賞

優秀作品賞  
優秀監督賞 阪本順治
優秀脚本賞 荒井晴彦 阪本順治
最優秀主演男優賞 原田芳雄
優秀助演男優賞 岸部一徳
優秀撮影賞 笠松則通
優秀照明賞 岩下和裕
優秀録音賞 照井康政
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(C)2011「大鹿村騒動記」製作委員会

映画レビュー

3.0 原田芳雄はかっこいい

2026年9月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

昭和の名優、原田芳雄の遺作。
本当にこの人は素敵な役者。若い頃のハードボイルドや悪党ももちろん最高だが、マヌケで可愛い役、気難しいが頑固おやじも何でもこなす。
本作でもコミカルで頑固、それでいて優しさの溢れる田舎のおっさんを見事に演じている。
競演も豪華で、ともするとやくざ映画でもいけそうな面々だが、こういう映画も皆さんそつなくこなすのは流石としか言いようがない。
石橋蓮司も岸部一徳も佐藤浩市も本当に素敵な役者。田舎娘をさらりと演じる松たか子も素敵。
まさかこの時点で精いっぱいの演技をする三國連太郎より原田芳雄が先に逝ってしまうなんて想像もつかない。
作品としては可もなく不可もなく、短いしさらりと観れる。
個人的に原田芳雄はドラマ不毛地帯での大門社長が良かった。鋭気溢れる最盛期から老いさらばえる晩年まで素晴らしい演技だった。もう少し演技を観たかった。
もうこういう本物の役者なんて出てこないんだろうな。
人間は本当に進化してるのか、複雑な気持ちになる。

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あっぽぴーず

4.0 【”景清:仇も恨みもこれまでこれまで~!”今作は妻に駆け落ちされた男と、18年振りに戻って来た記憶が薄れつつある妻との関係を大鹿歌舞伎の演目と併せて描いたヒューマンコメディである。】

2026年6月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、VOD

興奮

知的

幸せ

■南アルプスの山麓の村、大鹿村では、300年以上に亘り大鹿村歌舞伎の伝統が守られてきた。公演が迫る中、”景清”を演じる善(原田芳雄)の所に、18年前に善の幼馴染、治(岸部一徳)と駆け落ちした善の妻・貴子(大楠道代)が帰って来る。だが、貴子は脳の病の為認知症に掛かっていた。
 そんな状況下、善は”景清”で主役を演じ、若い頃に道芝を演じた貴子は同じ舞台に立つのであった。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・15年振りに鑑賞したが、劇場で鑑賞した当時に大変面白かったので、細部まで覚えていた作品である。

・今作は、大人の群像恋愛劇であるが、主軸は善と貴子の関係を、歌舞伎の”景清”になぞらえて描いている所が、秀逸なのである。

・善が演じる”景清”は、源氏の世を見たくなく、刃で両目をくりぬくシーンが山場であるが、それは、善が妻、貴子の駆け落ちを見たくなかったという想いと、その姿を舞台袖で見ている貴子の表情がとても良いのである。

・演者も今観ると、豪華俳優陣である。(三國連太郎、佐藤浩市、石橋蓮司、小野武彦、でんでん、松たか子、瑛太・・。印象的なのは、俳優を辞めた性同一障害役を演じた冨浦智嗣である。)
 原田芳雄さん、最後の作品になってしまった今作であるが、邦画を代表する名優たちが大集合しているのも、感慨深いのである。

・そして、作品のトーンが可笑しみあるコメディである所も良いのである。それにしても、原田さんの声は張りが有って、歌舞伎に合うなあとも思った作品である。

<今作は妻に駆け落ちされた男と、18年振りに戻って来た記憶が薄れつつある妻との関係を大鹿歌舞伎の演目と併せて描いたヒューマンコメディである。>

<2011年7月24日頃 安城コロナワールドにて鑑賞。パンフレットが売り切れだった事も覚えている。>

<2026年6月2日 台風の日に、何となく見たくなって配信にて再鑑賞。>

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NOBU

3.5 鹿の肉はあぶらが少なくてヘルシー

2025年7月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

農村歌舞伎の伝統が残る、長野県大鹿村で起こる騒ぎを描く、人間ドラマ。60歳を超えた男女のいざこざは、まったく生々しさがなく、逆にほほえましく思える。それは大楠道代演じる、貴子のおかげかもしれない。童女のような笑顔で、びん詰めを差し出す姿がかわいらしい。しかし、駆け落ちした日に、何か怖いことがあったようだが、何だったのかな。

歌舞伎のシーンは、記録としても有意義だ。古ーい舞台装置に、ただの傾斜した地面の客席に、乱れ飛ぶ白いおひねり。江戸時代のまんまなんだろうね。お客タイムスリッパーになりたい。

松たか子の村内放送は、とても聞きやすく、わが町にもいて欲しい。あと、リニア新幹線は、私の予想では来ないと思った。

BS松竹東急の放送を録画で鑑賞。

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共感した! 2件)
ぷにゃぷにゃ

5.0 コレ凄いわ!

2025年7月4日
スマートフォンから投稿

物語全体としては、300年続く山村の歌舞伎を守り伝えたい人達の群像劇ですが、一カットがある程度長回しで、舞台劇っぽく撮っている。
後半、それが本当の舞台劇になっていき、前半の記憶があるので、隈取や化粧していても、配役が誰かがよくわかる、という構図。舞台下の引廻しが郵便局員と、僕は女?の会話。そして、芝居を観ている人の楽しそうな眼。
皆お手を拝借。チャン チャン チャ チャ チャン チャン!ありがとうございます😊

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たけ