【11月29日はMCUヒーローの日？】マーベル作品の出演者3人が偶然にも同じ誕生日！

アフリカの秘境に存在する超文明国、ワカンダ王国の若き王として国民を率いながら、高い知能と身体能力を備えた超人的な戦士・ブラックパンサーとしての顔も持つティ・チャラ。王としての品格と、最前線に立って民を守る行動力を併せ持つ姿は、世界中で人気を博し、「アベンジャーズ」シリーズでも圧倒的な存在感を発揮した。

そんな人気ヒーローを演じたのが、舞台やドラマでキャリアを積み、「42 世界を変えた男」「ジェームス・ブラウン　最高の魂（ソウル）を持つ男」といった伝記映画で、評価を高めたチャドウィック・ボーズマンさん（1976年11月29日生まれ）だ。

初登場を果たした「シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ」では、ブラックパンサーとして、アイアンマン（ロバート・ダウニー・Jr.）やブラック・ウィドウ（スカーレット・ヨハンソン）とともに空港での大乱闘に参戦。超人的な素早さや筋力、耐久性を誇る切れ味の鋭い動きで、キャプテン・アメリカ（クリス・エバンス）やバッキー（セバスチャン・スタン）らと互角に渡り合うほどの実力を見せつけた。

そして、満を持して主演を務めた「ブラックパンサー」では、ワカンダ王国の王位継承において、武器をほとんど使わない肉弾戦を堂々と戦い抜き、リーダーとしての度胸と冷静さを発揮。ワカンダの最新技術が詰まったスーツと、圧倒的な戦術で国を守るために戦う勇敢な姿は、世界中のファンを魅了した。

しかし、2020年8月に、大腸がんのため43歳の若さで死去。続編となる「ブラックパンサー　ワカンダ・フォーエバー」では、ティ・チャラをリキャストすることなく、劇中でも、彼の死を紡ぐ物語が描かれ、MCUで最も愛された俳優のひとりとなった。毎年、彼の誕生日には、世界各地で追悼や感謝のメッセージが広がっており、いまもなおその功績は深く敬愛されている。

『エターナルズ』 (c) 2025 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中

英国出身のジェンマ・チャン（1982年11月29日生まれ）は、オックスフォード大学で法律を学んだ後に、役者の道に。「クレイジー・リッチ！」で注目を集め、「エターナルズ」では主要キャラクターに大抜でき。太古から地球を見守る、人智を超えた“エターナルズ”の一員で、物質を自由に変換する能力を持っているセルシを華麗に演じた。

セルシは、ロンドン市街で暴走するバスを、一瞬で花びらのような物質に変化させて乗客を救うなど、攻撃より“守り”を優先するヒーロー。物語の終盤では、地球規模の脅威に立ち向かいながらも、冷静な判断と揺るぎない意思で、自分にできることを全うし活躍した。

人間の暮らしに寄り添う温かい視線と、危機に直面した瞬間に、迷いなく人々をかばう行動力で人気を高め、繊細さと芯の強さを両立させた演技で、新たなヒーロー像を確立させた。

チャンは「キャプテン・マーベル」に、セルシとは全く別のミン・エルヴァ役として出演している。過去に別のキャラクターで登場していながらも、セルシ役へと抜てきされた、MCUから愛された存在だ。

『アイアンマン2』 (c) 2025 Marvel ディズニープラスにて見放題独占配信中

ドン・チードル（1964年11月29日生まれ）は、「ホテル・ルワンダ」でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされた実力派俳優。MCUでは「アイアンマン2」からローディ役を演じ、アイアンマンことトニー・スタークの相棒として、長きに渡り活躍した。

空軍出身のエリートで、重装スーツ“ウォーマシン”を操るローディは「アイアンマン2」でアイアンマンと肩を並べ、群がるドローンを制圧射撃と連携プレーで次々と無力化したほか、「アベンジャーズ　エイジ・オブ・ウルトロン」では、戦いの最中で市民の避難と戦線維持に貢献。「シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ」でも、対立するアベンジャーズが空港で繰り広げた対戦において、巨大化したアントマン（ポール・ラッド）を、アイアンマンやスパイダーマン（トム・ホランド）との見事な連携でノックアウトするなど活躍した。

そして、最終決戦を描いた「アベンジャーズ　エンドゲーム」では、仲間を支えるアベンジャーズの一員として登場し、最大の脅威であるサノス（ジョシュ・ブローリン）が率いる群勢との最終決戦では、新型のスーツを装着して活躍するなど、常に逞しい姿で奮闘した。