ホテル・ルワンダ

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ホテル・ルワンダ
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解説

94年、アフリカのルワンダで民族間の対立が大虐殺に発展し、100日間で100万人もの人々が惨殺さる中、ルワンダの高級ホテルに勤めていた一人の男がホテルに1200人もの人々をかくまってその命を守り抜いた。この実話を「父の祈りを」でアイルランド紛争を描いた脚本家テリー・ジョージが映画化。主演は「トラフィック」のドン・チードル。国連兵士役でニック・ノルティ、報道カメラマン役でホアキン・フェニックスが共演。

2004年製作/122分/南アフリカ・イギリス・イタリア合作
原題:Hotel Rwanda
配給:メディア・スーツ、インターフィルム

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第30回 日本アカデミー賞(2007年)

ノミネート

外国作品賞  

第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演男優賞(ドラマ) ドン・チードル
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

5.0実話をもとに、人間の闇と光を描いた作品。

2022年1月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、VOD

怖い

知的

難しい

感動なんて言葉では言い表せない。胸に棘が刺さったような感覚。目を背けたい、でも背けちゃいけない、背けられない。

窮地に立たされた一般市民が何をするか、
世界が、この国で起こっていることに何をしたか、
私ならどうするのだろうと考えるととても重い。

「自衛権?」実はこれほど怖いものはないと思う。
「やらなければやられる」その煽られた恐怖感で一気に加速したジェノサイド。
それを煽ったラジオ放送。
徐々にそれが日常化して、正義化して、英雄化されていく様。
簡単に手に入る鉈。
軍は本当に救うのか。
個人の判断。国としての判断。世界としての判断。
一度制圧しても、力のバランスによって再び起こりかねない惨劇。
「ある日隣人が突然私を殺しに来る」なんて書くとホラーのようだけど、実話。

DVD特典の、監督とモデルとなったルセサバギナ氏の対談で、終始ルセサバギナ氏は「実際は映画よりひどかった」というメッセージを発していたように、事実を追いながらも、監督のメッセージを明確に出した作品になっている。「皆に観てもらいたかった」から、あえてエンターテイメント的に演出したそうな。
 スプラッター的な直接描写はない。その様子を見た側、その場にいる恐怖の演技他でそれを想像させる。
 そんな中に挟み込まれる子どもたちの歌と踊り。
 ポール氏達の物腰の柔らかさ。
 テュベ氏のほっとさせる雰囲気(コメディアンだそうですね)
 緊張感続く展開に、ちょっと息抜きができる。
 だからこそ、余計にこのジェノサイドが虚しく、やるせなく心に響く。

監督の意図のもとに切り取られた印象的なエピソードが丁寧に要領よく構成されている。
事実をすべて描き込むのではなく、ポール氏に起こることを中心に。だから、ポール氏目線の様々な感情ー絶望感・焦り、それでもの足掻きに共感しやすくなっている。
 ニュース制作者。
 国連軍の不公平性…。
 現場で右往左往するNGO・国連軍の人々のやりきれなさ。
 民族紛争の原因・背景…。
 外資系のこの”ホテル”に宿泊できるだけの、この国での有力者でありながらも、何もできずに助けを待っている人々。ポール氏目線で描かれているからであろうが。

そんな物語の中で、胸に突き刺さる珠玉の言葉が散りばめられている。

職務に誇りを持ち、家族を愛しているごく普通の男が巻き込まれた出来事。
 初めから信念に基づいて多くの人々を匿ったわけではない。迷い、恐怖、絶望…。妻の、隣人の、避難してくる人々の、信頼・懇願。あんな目を向けられて、あんな極限状態で、私はその期待に応えられるのだろうか…。
  そして、あのジャーナリストだったら?
       国連軍の将校だったら?
       NGO職員なら?
       ニュースの視聴者として?

オープニングのリズム感溢れる音楽が耳を離れない。子どものお遊戯も印象的。もともとルワンダはこんな豊かな文化を持った国。なのに、何故…。

フツ族とツチ族の争い。単純なものではない。虐げて、虐げられて…その繰り返し。
 何かのひょっとした拍子に立場が簡単に入れ替わる。同じ顔した民族の争い。アフリカだけではない。アジア以外の国の人からすれば、日本人と周辺の国の人は「同じ顔した民族」。海外を旅行・住んで、何度チャーニーズやコリアンに間違えられたことか。ヨーロッパの地域紛争だって、私からすれば「同じ顔した人々の争い」他人にはわからぬ確執がマグマのように横たわりメンメンと続いている。
  何故ジェノサイド?子どもまで?NGO職員が言う。「だって残しておいたら、その子が大きくなって殺しに来るかもしれない」やらねばやられる。やらねば、周りから異端者扱いされて自分が仲間からやられる。そんな恐怖感から正常に判断なんかできない。何が善で何が悪なのか。ルワンダだけじゃない。『硫黄島からの手紙』にあったようにヒステリー状態での自決・アカ狩…日本にだってあった。ヨーロッパやアメリカだって魔女狩りとか…。いや、いじめだって同じ構図。コロナの恐怖にあおりを受けた自粛ポリスも…。

こんな事態に何かせねば。
  「国連軍が助けに来る」確かにね。一時的な生命確保・暴走抑止にはとても力強い味方。映画の中で国連軍将校が「何もできない」とおっしゃっていたけど、駐留しているだけでも抑止力になる。
  でも、力でだけで解決したいじめは、時間が経つと必ず再燃する。そんな紛争は世界中でたくさん例がある。国連軍送れば解決という問題ではない。

何が紛争を長引かせているのか、この後この国はどうなっていくのか、この映画を見て皆で語り合う。自問自答する。歴史を学ぶ、情報を集める。それが第1歩。

1992年ノーベル平和賞受賞のグァテマラ女性リゴベルタ・メンチュウさんが経験したのと同じような虐殺から逃れて、グァテマラに留まって生活改善に尽力されていた女性が言っていた。「自分達のことは自分達で決める。もう、他の国の人々に翻弄されるのは嫌。でも、この国で何が起こっているか、全世界の人に知ってほしい。そうすれば軍(虐殺者)達は好き勝手なことはできない」
  うん、それならできる。ニュースだって全てを載せることはできない。でも皆が関心持てば取り上げざるを負えない。政治家だって動かざるを負えない。それが世界を動かす。世界は、未来は私達が作る。(フェアトレードだって今は当たり前になってきた。)

1人の力は小さい。でも何もできないわけではない。
 この映画のポール氏しかり。
 この映画の日本での配給がかなった経過しかり。1人1人の声が事態を動かす。

いじめは、加害者と被害者と傍観者の三層構造になっていると良く言われる。傍観者が無関心だったり、黙殺したり、煽る方向に動くといじめはエスカレートする。けれど、雨降って地固まる程度の喧嘩が、いじめにエスカレートしないように見守り、ガス抜きし、解決策探るように動くならヒートアップしないと思うのは楽観的?

きな臭い話が勃発している今だからこそ、そんな意味合いも込めて、多くの人に観て、考えてほしい映画です。

☆ ☆ ☆
と、昔書いたレビューを引っ張り出して書き直したけれど…
改めて、『ホテルルワンダ』をチェックしたら、
ルセサバギナ氏が2020年に逮捕され、2021年9月に、テロ容疑で有罪判決を受けたというニュースを読んだ。
ベルギー政府とUSAが声明出したそうだけれど、日本では…。この映画comにもニュースになっていないし…。
 日本の人権に対する意識の低さを改めて認識させられたし、
 知らなかった自分も情けない…。
 身近に起こるいじめ問題とかに忙殺されていたというのは言い訳…。
 ルセサバギナ氏みたいにまずは足元の問題からというのも言い訳か?
でも、とりあえず、できることからやろうと、改めて誓うことにした。全部はできないもの…。

☆ ☆ ☆
《おまけ》
ルセサバギナ氏の片腕のような役やっていらしたテュベさん、他の映画にも出ないかなあ。見ているとほっとするの。いつまでも観ていたい。

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とみいじょん

5.0永久保存版🙆‍♂️

2021年5月5日
iPhoneアプリから投稿

民族紛争による悲惨な歴史を映画化。凄まじい展開に胸が締め付けられる。国連軍にも見放され絶望しか無い状況で生き延びようとする壮絶な物語。

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@Jankichi@

4.0国際協力について考えさせられる作品

2021年1月21日
PCから投稿

こんにちは、キムマッスル尚美(なおみ)さんです。

この作品はルワンダの内戦による大量虐殺を描いた映画です。

ホテルの副支配人が1200人もの命を救う、実話をもとにしたストーリー。

虐殺が起こり始めた1994年なんてつい最近のことです。

映画の残虐なシーンは遠くから撮っているので、映画の迫力としては欠けていると言えるかもしれません。
しかし、目を背けることなく全体を通して最後まで観てもらいたいという監督の強い意志を感じました。

日本ではあまり良く知られていない問題をこの作品で知ることができます、

平和な日本に住んでいると日本の当たり前が世界の当たり前と勘違いをしている自分がいました。

この作品には、虐殺で生き残られた多くのルワンダの方々がエキストラとして出演されていると聞きました。

その当時ことを語ること、過去体験したような場面に自らを投じる事・・・どれも想像を絶する辛さの筈です。
それでも事実を世界に伝えたいという彼ら、彼女らの思いを大切にし改めて、今の日本の平和がすべてではなく、今でのこのような現実が世界であることを1人でも多くの方が知ること、国際協力について、いち日本人である自分が何ができるのか?について大きく考えさせられました。

私自身いまの自分でもできることに目を向け行動していくと決めました。

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キム・マッスル尚美(なおみ)さん

4.0平和な国に生まれたことが、改めて幸せに感じられた

UNEmiさん
2021年1月9日
PCから投稿

私には、やっぱり、どうしても、民族対立の核の部分がわからない。
見た目では全く区別のつかない、昨日まで仲良く暮らしていた二つの民族が、どうしてある日突然殺しあったりするのか。
当事者以外がそれを理解できなきゃ、この問題は解決できないのだろうけど、出来ることなら理解したくないと思ってしまった。

そんな民族対立の構造はおいておいて、主人公が危機的状況においてもホテルマンであろうとしたことに感動した。

「砂漠のオアシス」であること。
それが究極のサービスなんだろうなぁ。
機転の利く頭の良さと、人を思いやる心と。
やっぱりサービスマンって素敵だね。

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UNEmi
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