アカデミー映画博物館イベントに豪華セレブ結集、1200万ドル超を調達
2025年10月22日 19:00

アカデミー映画博物館は10月18日(現地時間)、恒例のチャリティーイベントを開催し、1200万ドル以上の資金調達に成功した。今年はペネロペ・クルス、ブルース・スプリングスティーン、ボウエン・ヤン、ウォルター・サレスの4人が受賞者として讃えられ、ロバート・ダウニー・Jr.やビオラ・デイビスら映画界の重鎮が共同ホストを務めた。
調達された資金は、博物館の展示拡充、教育プログラム、公共イベントの運営に充てられる。2021年9月に開館したアカデミー映画博物館は、映画芸術科学アカデミーが10年の歳月をかけて実現したプロジェクトで、建築家レンゾ・ピアノが設計を手がけた。館内には30万点以上のコレクションが所蔵され、常設展示「Stories of Cinema」では演技、衣装、編集といった映画制作の全工程を紹介。「Hollywoodland」ではハリウッド映画産業の創設者たちにスポットを当てている。中でも映画「オズの魔法使」でジュディ・ガーランド演じるドロシーが履いた伝説のルビーの靴は、来館者必見の展示となっている。年次イベントは、こうした博物館運営を支える重要な資金源だ。
第5回となる今回のイベントでは、ロレックスがパートナーとして名を連ね、ジョン・M・チュー、コモン、デイビスとジュリアス・テノン、ダウニー・Jr.とスーザン・ダウニー、ジェニファー・ハドソン、そして博物館理事のアレハンドロ・ラミレス・マガーニャが共同ホストを務めた。
「パリ、テキサス」「ベルリン・天使の詩」で知られるヴィム・ヴェンダースは、「アイム・スティル・ヒア」のウォルター・サレス監督にルミナリー賞を授与。この賞は、映画の創造的可能性を拡大してきたアーティストに贈られる。「クレイジー・リッチ!」「ウィキッド」のチュー監督は、新進アーティストや学者に贈られるバンテージ賞をボウエン・ヤンに授与した。「アバター」シリーズや「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」で知られるゾーイ・サルダナは、アイコン賞をクルスに授与した。そして「タクシードライバー」「グッドフェローズ」などで映画史に名を刻むマーティン・スコセッシ監督は、レガシー賞をブルース・スプリングスティーンに授与した。
ちなみ、現場で取材した米ハリウッド・レポーターが来賓に2025年のお気に入り映画を尋ねたところ、「罪人たち」「ワン・バトル・アフター・アナザー」「ハムネット」が最も多い回答だったという。今後のアカデミー賞レースはこれらがトップランナーとなるかもしれない。
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