「ドント・ウォーリー・ダーリン」が初登場1位 「アバター」3Dリマスター版は3位に【全米映画ランキング】
2022年9月27日 16:00
9月4週目の週末北米映画市場は、先週に引き続き、好調な興行収入を記録しました。注目すべき新作が多数あるわけではなく、興行成績は低迷すると予想されていたものの、週末3日間の興収は、9月で最高の金額となりました。
トップには、ワーナー・ブラザースの「ドント・ウォーリー・ダーリン」が初登場。「ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー」のオリビア・ワイルド監督が、「ステップフォード・ワイフ」を西海岸風にアレンジしたような、シュールでエロティックなミステリースリラーを紡いだ。ワイルド監督も出演しているほか、オスカー女優のフローレンス・ピュー(「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」)、ハリー・スタイルズ(「ダンケルク」)、クリス・パイン(「ワンダーウーマン 1984」)、キキ・レイン(「ビール・ストリートの恋人たち」)、ジェンマ・チャン(「エターナルズ」)らが出演。ジョン・パウエル(「ヒックとドラゴン」)が音楽、マシュー・リバティーク(「ブラック・スワン」)が撮影を担当しています。週末3日間の興収は1920万ドルで、先週トップだった「The Woman King(原題)」の初週の週末3日間の興収1900万ドルをわずかに上回りました。
そんなソニーの「The Woman King」は2位に転落し、週末3日間の興収は1110万ドルを記録しました。公開から2週間で累計興収3620万ドルをあげ、製作費5000万ドルに迫る数字となりました。アフリカを舞台にした歴史アクション映画である同作は現在、首位の「ドント・ウォリー・ダーリン」に次いで2番目に多い劇場で上映されています。
そのほか、今週新たにトップ10入りした作品は、20世紀スタジオの「アバター ジェームズ・キャメロン 3Dリマスター」。2009年に公開されたSFファンタジー「アバター(2009)」は、世界中で大ヒットを記録しました。3Dリマスター版は週末3日間で興収1000万ドルを売り上げ、第3位にランクイン。北米の累計興収は7億7000万ドルとなり、北米興収歴代4位の座を維持しています。ジェームズ・キャメロン(「タイタニック」)が監督を務め、サム・ワーシントン(「ハクソー・リッジ」)、ゾーイ・サルダナ(「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」)、シガニー・ウィーバー(「エイリアン」)、スティーブン・ラング(「ドント・ブリーズ」)らが出演。第82回アカデミー賞では、撮影、美術、視覚効果の3部門で受賞しました。
続映作品では、4位の20世紀スタジオのホラー「Barbarian(原題)」、5位のA24のホラー「Pearl(原題)」、6位のフォックス・サーチライトのミステリー「See How They Run(原題)」は、いずれも週末に上映館数を増やしました。それぞれの興収は、480万ドル、191万ドル、190万ドルとなっています。
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