【Netflix／海外映画作品の新情報】「ナイブズ・アウト」「エノーラ・ホームズ」など11作品　ガル・ギャドット主演アクション、映像初公開

2022年9月27日 15:00

「ナイブズ・アウトグラス・オニオン」「エノーラ・ホームズの事件簿2」「Heart of Stone（原題）」「タイラー・レイク命の奪還2」…映画11作品を紹介 — 「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」「エノーラ・ホームズの事件簿2」「Heart of Stone（原題）」「タイラー・レイク　命の奪還2」…映画11作品を紹介

Netflixのグローバルファンイベント「TUDUM」（トゥドゥム）が9月24日～25日（日本時間）に開催された。24日にはアメリカ・ヨーロッパ発の作品を紹介する「TUDUM US/EMEA」が行われ、「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」「エノーラ・ホームズの事件簿2」「Heart of Stone（原題）」「タイラー・レイク　命の奪還2」など注目映画の新映像がお披露目された。

■1.「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」（12月23日配信）

「ナイブズ・アウト」は、「007」シリーズの“6代目ジェームズ・ボンド”でおなじみのダニエル・クレイグ演じる、風変わりな紳士名探偵ブノワ・ブランが難解な殺人事件に挑む本格ミステリーシリーズ。第1作「ナイブズ・アウト　名探偵と刃の館の秘密」は、古典的なミステリーのプロットを逆手に取った物語の構成と、シャーロック・ホームズやエルキュール・ポアロなど名探偵像を踏襲しつつも、予測不可能な分析で謎に挑むブノワの全く新しい探偵像が話題を呼び、第92回アカデミー賞脚本賞にノミネートされた。

続編「ナイブズ・アウト　グラス・オニオン」でブノワが挑むのは、絶海の孤島で巻き起こる殺人事件。IT業界の大富豪が地中海の孤島に親しい友人たちを招待し、ミステリーゲームを持ちかける。しかし、実際に殺人事件が発生し、恐ろしい“殺人ゲーム”が開幕する。クレイグをはじめ、エドワード・ノートン、デイブ・バウティスタ、ジャネール・モネイ、キャスリン・ハーン、レスリー・オドム・Jr、ジェシカ・ヘンウィック、マデリン・クライン、ケイト・ハドソンという豪華キャストが顔をそろえた。

本編映像では、事件のきっかけとなる序盤の重要シーンを活写。前作から続投するライアン・ジョンソン監督が「精巧な仕掛け箱」だと語る、招待状を模した謎解きに、集まったメンバーは壮絶な殺人ゲームの幕開けとも知らず、嬉々として挑んでいく。

■2.「エノーラ・ホームズの事件簿2」（11月4日配信）

「エノーラ・ホームズの事件簿」は、世界中で大ヒットした「ストレンジャー・シングス　未知の世界」でイレブン役を演じたミリー・ボビー・ブラウン主演・製作のミステリーアドベンチャーシリーズ。ブラウンは、名探偵シャーロック・ホームズの妹エノーラを演じる。続編では、前作で探偵の仲間入りを果たしたエノーラが、探偵事務所を開設。行方不明の少女を探す依頼を受け、事件に巻きこまれていくさまを描く。シャーロック役のヘンリー・カビル、母役のヘレナ・ボナム・カーター、デュークスベリー役のルイス・パートリッジも続投する。

最新予告編ではエノーラが、「ようやくホームズの名にふさわしい探偵になれる」と意気込み、やる気満々で事件に挑むも、まだ危うさが残るコミカルな姿が切り取られている。エノーラと正反対なほどに落ち着き払った、兄シャーロックの大人のビターな魅力も炸裂。やがてふたりの事件が交錯し、つながっていく様も収められている。あわせて、キービジュアルもお披露目された。

■3.「ハート・オブ・ストーン（原題）」（23年配信）

「ワンダーウーマン」などで知られるガル・ギャドット演じる諜報員レイチェル・ストーンが、自身の所属する世界規模の強大な平和維持組織と、その組織の最も貴重で危険なスパイたちを失った事件の間で奔走するインターナショナルスパイスリラー。ジェイミー・ドーナン、アーリアー・バット、ソフィー・オコネドー、マティアス・シュバイクホファー、ジン・ルージ、ポール・レディらが共演し、トム・ハーパー監督（「イントゥ・ザ・スカイ　気球で未来を変えたふたり」）がメガホンをとる。

本編映像では、ギャドットが「この作品は非常に壮大」「生々しいほどのアクションスリラー」と語り、その言葉を証明するかのように、大規模な爆発やアクションが矢継ぎ早に映し出されていく。物語の詳細はベールに包まれているが、ギャドットは「リアルさにこだわりました。痛みを感じられるはず」と、その完成度に自信を見せている。

■4.「タイラー・レイク　命の奪還2」（23年配信）

「タイラー・レイク　命の奪還」は、「ソー」シリーズでおなじみのクリス・ヘムズワースが主演を務めたサバイバルアクション。数々の危険な戦闘を渡り歩いてきた大胆不敵で屈強な傭兵タイラー・レイク（ヘムズワース）の戦いが描かれる。2020年に配信されると、28日間で9900万世帯が視聴し、リアルなアクションシーンが話題を呼んだ。続編では、前作で辛うじて生き残ったタイラーが、オーストラリア特殊部隊の傭兵として再登場。冷酷なジョージア人ギャングの家族を、彼らが虐待を受けている刑務所から救出する、命懸けの任務に挑む。

メイキング特別映像は、「前の自分を超えないと、ここへ来た意味はない」と語るタイラーのセリフを体現するかのように、前作よりスケールアップした、過酷な撮影の様子を映す。ド派手な大爆発、手に汗握る生身の肉弾戦、臨場感に満ちた銃撃戦、そして壮絶なカーアクション。前作から続投するサム・ハーグレイブ監督は、「走る列車に本物のヘリを着地させた」と裏側を明かし、「タイトルに“2”が付くなら、アクションも2倍だ」と宣言している。

■5.「スランバーランド」（11月18日配信）

「アクアマン」のジェイソン・モモアが主演するファンタジーアドベンチャー。「どんな願いも叶う」という夢の世界“スランバーランド”を舞台に、案内人らしき不思議な男・フリップ（モモア）に誘われ、少女ニモ（マーロウ・バークリー）が繰り広げる、誰も見たことがない幻想的でヘンテコな大冒険を描く。本編映像とキービジュアルからは、斬新で幻想的な世界観が垣間見える。映像では、フリップがニモに、スランバーランドのルールを説明している。

■6.「スクール・フォー・グッド・アンド・イービル」（10月19日配信）

ソマン・チャイナニによるベストセラー小説シリーズを映画化する、おとぎ話に登場するヒーロー＆ヒロインと悪役を養成する不可思議な魔法学校を舞台にした異色ファンタジー。「スキャンダル」のシャーリーズ・セロンが悪役を育てる教師レディー・レッソを体現し、「ゴーストバスターズ」のポール・フェイグ監督がメガホンをとる。本編映像では、指先に光が灯り、魔法の力が目覚める奇妙な儀式など、魔法学校のファッショナブルかつダークなシーンが切り取られている。

■7.「ギレルモ・デル・トロのピノッキオ」（12月9日配信）

ギレルモ・デル・トロ監督（「シェイプ・オブ・ウォーター」）が11年から取り組み、脚本・製作も兼ねたストップモーション長編アニメ。おもちゃ職人のゼペットじいさんが作った操り人形のピノッキオに愛の力で命が宿る、世界で愛される名作に、デル・トロ監督が新たな命を吹き込む。新人のグレゴリー・マンがピノッキオ役を務めるほか、ユアン・マクレガー、デビッド・ブラッドリー、ティルダ・スウィントン、クリストフ・ワルツ、フィン・ウルフハード、ケイト・ブランシェット、ロン・パールマンら、豪華ボイスキャストが集結した。特別映像では、デル・トロ監督がストップモーションへのこだわりを解説している。

■8.「オールド・ガード2（原題）」（配信日未発表）

「オールド・ガード」は、何世紀にも渡り歴史の影で暗躍し、誰にも知られることなく人類を守り続けてきた秘密の特殊部隊に属する、永遠の命を持つ不死身の傭兵たちの物語。20年に配信されると、28日間で1億8600万時間という視聴時間を記録した。続編には、「オールド・ガード」を率いるアンディ役のシャーリーズ・セロン、新人ナイル役のキキ・レインらオリジナルキャストに加え、ユマ・サーマン、ヘンリー・ゴールディングが参戦する。セロンはイベントに映像で出演し、イタリアで続編を撮影中と報告。「前作を超える内容を目指して頑張っています」とコメントした。

■9.「ザ・マザー（原題）」（23年5月配信）

ジェニファー・ロペスが主演・製作を担う作品。凄腕の暗殺者として知られる逃亡中の女性（ロペス）が、かつてやむなく手放した娘を守るため、危険な男たちに追われながらも再び世間に姿を現す。ティザー予告編では、銃を手に、娘を守ろうと奔走する主人公が切り取られている。

■10.「ゼイ・クローン・タイローン」（23年配信）

ジェイミー・フォックスが出演・製作、「クリード　炎の宿敵」の脚本を手がけたジュエル・テイラーが監督を務めるSF。変わりばえのしない毎日を過ごしていた麻薬の売人はある日、銃で撃ち殺されたはずが、翌日何事もなかったように目を覚ます。彼は自身の死を目撃した客引きと、その娼婦とともに、縄張りにするアトランタのスラム街で起きる数々の奇妙な出来事を調べ始める。フォックスのほか、ジョン・ボイエガ、テヨナ・パリスが共演した。

■11.「リディームチーム　王座奪還への道」（10月7日配信）

国際オリンピック委員会（IOC）とNetflixが初タッグを組み、08年の北京オリンピックでの米男子バスケットボールチームの奮闘を描くドキュメンタリー。オリンピックの未公開映像、舞台裏資料、選手やコーチへのインタビューを通して、4年前のアテネ大会での衝撃的な成績を受け、金メダル奪還を目指すチームの姿に迫る。「マイケル・ジョーダン　ラストダンス」のプロデューサーを務めたジョン・ワインバックが監督を務めた。本編映像では、アメリカの故コービー・ブライアント選手が、スペインのパウ・ガソル選手に仕掛けた、ある驚くべき行動の裏側が映し出されている。