【ハリポタ20周年記念】「ハリーポッター」シリーズ全作品総復習!
2021年11月26日 21:00
毎週テーマにそったおすすめ映画をご紹介する【映画.comシネマStyle】。
今年は、J・K・ローリングのベストセラー小説を映画化した大ヒットファンタジーの第1作「ハリー・ポッターと賢者の石」公開から20周年を迎えるメモリアルイヤー。日本テレビ系「金曜ロードショー」では、11月26日にシリーズ第4弾「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」、翌週12月3日には第5弾「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」が放送されます。そこで今週は、シリーズ全作品をおさらい! さまざまなイベントや企画が予定されているアニバーサリーイヤーの盛り上がりに乗り遅れないよう、一緒に振り返っていきましょう!
▽ハリーと一緒に魔法の世界にさぁ出発!
J・K・ローリングのベストセラー小説「ハリー・ポッター」シリーズの映画化第1弾。日本での興行収入は200億を超え、小説とともに社会現象を巻き起こしました。
親を失い、意地悪な伯母夫婦の家庭で孤独に育った少年ハリー・ポッター(ダニエル・ラドクリフ)は、11歳の誕生日を迎えた日、魔法界のホグワーツ魔法魔術学校から入学の招待状が届く。そのことをきっかけに、亡くなった両親が魔法使いだったことや、自身もその血を受け継いだ魔法使いであることを知ったハリーは、ホグワーツに入学し、ロン(ルパート・グリント)やハーマイオニー(エマ・ワトソン)などの仲間とともに学園生活を送っていく。しかし、かつて両親の命を奪った闇の魔法使いがハリーを狙っていることがわかり……。
・小説で描かれた魔法世界が目の前に広がる!
・ハリーとともに魔法の世界の実態を一緒に体験
・ダイアゴン横丁、9と4分の3番線、ホグワーツ特急、組み分け帽子、クィディッチ……シリーズを通じて登場する魅力的なものたち
・ダンブルドア校長、「変身術」マクゴナガル先生、「魔法薬学」スネイプ先生、「闇の魔術に対する防衛術」クィレル先生……ホグワーツのワクワクする授業と先生たち
・ハリー・ロン、ハーマイオニーそれぞれの特技が光る初めての冒険
・「みぞの鏡」を使ったダンブルドア渾身のトリックは圧巻
「ハリーポッター」シリーズ第1作は、自分が魔法使いであることを初めて知ったハリーとともに、視聴者の私達を素晴らしい魔法世界へといざなってくれる作品です。手紙を届けるフクロウ、自分にあった魔法の杖の選び方、組み分け帽子によるクラス分け、浮かぶ燭台に空が見える食堂、箒で飛び回り点を競うクィディッチ……全てが魅力的でまるで自分たちも魔法世界にいるような気持ちにさせてくれます。
そんなハリーですが、彼には宿命が待ち受けているのです。自分の両親の命を奪った「名前を言ってはいけないあの人」との切ることのできない縁により、危険が迫ります。さらに、親友となるロンとハーマイオニーの3人が揃うと、抑えきれない好奇心により、どんどんと危険な道へと進んでしまうのです! 待ち受ける試練に、それぞれの特技で道を切り開いていく3人には、ワクワクが止まりません!
▽ハリーにだけ聞こえる謎の声。開かれた秘密の部屋でホグワーツに危機が
大ヒットした第1作のスタッフ・キャストが再集結して挑んだ第2作。興行収入173億円と、前作に続き特大ヒットを記録しました。
ホグワーツ魔法魔術学校の2年生の新学期を迎えようとするハリーの前に、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ「学校に戻ってはいけない」と忠告するが、ハリーは学校へ。やがて「殺してやる」という正体不明の謎の声が聞こえ、マグル出身の生徒たちが石になってしまうという事件が起こる。ホグワーツの設立者のひとり、サラザール・スリザリンが作ったと言い伝えられる「秘密の部屋」の存在が事件と関連しているとみたハリーらは、秘密の部屋の謎に迫るが……。
・屋敷しもべ妖精ドビーが初登場! 彼がハリーをホグワーツに戻したくない理由とは?
・ホグワーツ特急に乗り遅れたハリーとロンは”空飛ぶ車”で爆走
・ハリーだけが聞こえる謎の声、それはあの人との強いつながりのせい!?
・「闇の魔術に対する防衛術」の教授は大人気作家ギルデロイ・ロックハートに
・次々と倒れるマグル出身者……一体誰の仕業か
・不死鳥のフォークス、グリフィンドールの剣……魅力的な武器と熱い最終バトル
ホグワーツでの幸せの日々から最悪のダドリー家に戻ったハリー。ホグワーツに早く戻りたいハリーの前に、屋敷しもべ妖精ドビーが現れ、ハリーをホグワーツに戻らないように画策していきます。ドビーのせいでホグワーツ特急に乗り遅れてしまったハリーとロンは、ロンの父が作った”空飛ぶ車”で爆走することに! このシーンの滑走感はたまりません。
また最後のハリーとバジリスクとの戦いも必見! 絶体絶命のハリーのもとに舞い降りたダンブルドアの不死鳥・フォークス。ともに持ってきた組み分け帽子から現れたグリフィンドールの剣を手に入れたハリーは、珍しい魔法ではない戦いをバジリスクに挑み、熱いバトルが繰り広げられます。しかもこの戦い、のちのヴォルデモートとの戦いでも大きな意味を持つことに……!
▽両親への思いが新たな力をハリーに授ける 重要な人物たちが集結
「ゼロ・グラビティ」「ROMA ローマ」のアルフォンソ・キュアロンに監督が交代した第3作。02年に他界し、前作が遺作となったリチャード・ハリスに代わり、今後のシリーズではマイケル・ガンボンがダンブルドア校長役を演じています。
ホグワーツ魔法魔術学校の3年生になるハリー。人々の噂では、囚人シリウス・ブラック(ゲイリー・オールドマン)がアズカバン監獄を脱獄し、ハリーの命を狙っているという。ホグワーツにはブラックを捕縛するためという名目で、アズカバンの看守たち=人間の魂を吸い取る恐ろしい吸魂鬼ディメンターたちが配備される。「闇の魔術に対する防衛術」の新たな担当教授として就任したリーマス・ルーピン(デビッド・シューリス)らの下で、学校生活を送るハリーは、やがてブラックがかつて父の親友であったこと、そして親友である父を裏切り闇の魔法使いの手下になったことを知るが……。
・変幻自在に街を滑走するナイト・バス
・優しいが秘密をもつ「闇の魔術に対する防衛術」リーマス・ルーピン先生
・ハリーに執拗に襲いかかるアズカバンの看守・吸魂鬼ディメンター
・3年生から解禁! バタービールが飲めるホグズミード村
・"われ、ここに誓う。われ、よからぬことをたくらむ者なり"”いたずら完了”、いたずら好きの必須アイテム”忍びの地図”
・両親を裏切った”シリウス・ブラック”の正体とは……!
最強の牢獄アズカバンから、ハリーの両親を裏切り人を殺した罪で捕まっていたシリウス・ブラックが逃げ出したことで、魔法世界に衝撃が走ります。ハリーがシリウスのことを知ると親の仇を取るため、ルーピン先生と秘密の特訓を開始し、シリーズを通じても最重要の呪文のひとつ”エクスペクト・パトローナム”を習得していきます。
今作の重要ポイントは、ヴォルデモートとの戦いやハリーにとって重要な人物である、シリウス・ブラック、リーマス・ルーピンが登場します。友人たちには恵まれてはいても、保護者というものを求めてたハリーにとって、両親の友人であるふたりは、とても意義深い存在です。
▽闇の帝王完全復活!? 魔法学校対抗試合に隠された陰謀とは……
シリーズとして英国人初の監督に「プリンス・オブ・ペルシャ 時間の砂」のマイク・ニューウェルが起用された第4作。
ホグワーツ魔法魔術学校の4年生になったハリー。ホグワーツでは、およそ100年ぶりに開催されることになった伝統の「三大魔法学校対抗試合」。17歳以上に参加資格が与えられ、希望者は炎のゴブレットに自分の名前を入れることになる。厳重な審査のもと、各学校の代表が発表される中、最後にハリーが選出される。本来ならばまだ出場資格のない14歳のハリーが代表選手に選出された裏には、いよいよ復活を遂げようとする闇の魔法使いヴォルデモート卿の陰謀があった。ハリーはこれまでに培った能力や仲間の助けを得て、対抗試合の難関を突破していくが……。
・クィディッチワールドカップの熱狂と一家に一台欲しくなる広々テント
・ホグワーツだけじゃなかった! 特徴的な魔法学校たち
・課題の難易度激高!? 「三大魔法学校対抗試合」
・怪しさ満点「闇の魔術に対する防衛術」の担当はマッド・アイに
・ついにロンとハリーが大喧嘩。孤立するハリー
・華やかな舞踏会。ハーマイオニーの美しいドレス姿と揺れる想い
・ついに姿を現すヴォルデモート卿。ハリーと直接対決へ
・心を引き裂くラストシーン
ついにヴォルデモートの存在感が色濃く増してくるのがこの第4作。クィディッチワールドカップや三大魔法学校対抗試合とワクワクするようなイベントが沢山つまっているのですが、どうしても不穏な空気が漂っています。更に、対抗試合に選ばれたハリーに対して、嫉妬と怒りをぶつけるロン。親友のふたりが離れ離れになっている姿は、シリーズを追っているものとしては辛い状態です。
ダークな雰囲気が漂いつつも、ワクワクするような出来事も起こしてくれるのがハリーポッターシリーズの素晴らしいところ。対抗試合の合間に行われる舞踏会では、まずはダンスの相手を誘うところから思春期で揺れるハリーたちの甘酸っぱい青春が見ることができます。ハーマイオニーの美しいドレス姿でロンへの憤りに涙を流すシーンは、「ロン、しっかりしろ!」と背中をたたきたくなることでしょう。
▽ヴォルデモート復活を唱え、孤立するハリーを救うのはやはり友情
イギリスのテレビ界出身のデビッド・イェーツが、長編映画初監督にしてメガホンをとったシリーズ第5弾。イェーツ監督はこのあと、最終作「死の秘宝」までを手がけることになります。
ヴォルデモート復活を目の当たりにしたハリーと彼を信じるダンブルドアと、その事実を認めようとしない魔法大臣コーネリウス・ファッジ(ロバート・ハーディ)率いる魔法省は対立し、両者の溝は深まっていく。ホグワーツには、「闇の魔術の防衛術」の教授として、魔法省の息のかかったドローレス・アンブリッジ(イメルダ・スタウントン)が新たに就任。実利的な魔法の訓練を禁じるアンブリッジに対抗し、ハリーはヴォルデモートとの戦いのために有志の生徒を集め、「ダンブルドア軍団」(Dumbledore Army=DA)を結成する。
・ヴォルデモート復活を主張し孤立を深めるハリー
・シリーズを通して何度も登場する魔法省の内部が明らかに
・ハリーの片思いの相手チョウ・チャンとの恋の行方は?
・不思議な魅力を放つレイブンクロー生、ルーナ・ラブグッド初登場
・「闇の魔術に対する防衛術」新教授アンブリッジの差別主義、思想統制との戦い
・「不死鳥の騎士団」VS死喰い人! 圧倒的な魔法バトルを体感するクライマックス
前作「炎のゴブレット」でのセドリックの死、ヴォルデモート復活を境に、物語は一気にダークな様相を帯びていきます。ファッジとの対立や「日刊預言者新聞」の記事などで、社会的にも、そしてホグワーツ内でも“嘘つき”呼ばわりされ、孤立を深めるハリー。一時はロン、ハーマイオニーの言葉も聞き入れず心を閉ざしますが、やはりハリーを救うのは、ふたりとの友情なのです。クライマックス、魔法省・神秘部での戦いで、ハリーは再び大切な人を亡くします。ヴォルデモートの闇に取りこまれそうになったとき、ハリーを踏みとどまらせる仲間との幸福な記憶。これこそが、ハリーとヴォルデモートの決定的な違いなのです。
強大な脅威に晒されたときの社会の動きや、戸惑い怯える人々のリアルな描写にも注目。想像力を刺激する、心が浮き立つような魔法の描写だけではなく、このリアルさが、大人も夢中にさせた本シリーズの魅力だと思います。また、ハリーたちを執拗に邪魔するアンブリッジは差別主義者で、次々と禁止令を出しホグワーツの自由な校風を奪う、(個人的には)シリーズ一の嫌なやつ。ハーマイオニーの作戦による成敗シーンは最高にスカッとさせてくれます!
▽ハリーとダンブルドアの信頼関係が試される!? ヴォルデモートを倒す鍵を探す旅
ヴォルデモートとの最終決戦が迫っていることを予感するダンブルドアは、彼を滅ぼす手がかりを見つけようと、かつて学生時代のヴォルデモート=トム・リドルを教えたことがあるホラス・スラグホーン(ジム・ブロードベント)を、魔法薬学の教授としてホグワーツに迎える。ハリーはスラグホーンの授業で“半純血のプリンス”と署名された古い魔法薬学の教科書を手に入れるが、そこには魔法薬学以外にもさまざま魔法が記されていた。ハリーが次第にその教科書に夢中になっていくかたわら、ホグワーツではダンブルドアの命を狙う不気味な事件が次々と起きる。
・ヴォルデモートの過去をたどる、ダンブルドアとの記憶の旅
・「闇の魔術に対する防衛術」新教授スラグホーンだけが知るヴォルデモートの秘密とは
・ホグワーツでは、ダンブルドアの暗殺未遂事件が発生
・ハリー、ロン、ハーマイオニーの恋が動き出す
・幸運の薬(フェリックス・フェリシス)、惚れ薬…「あったらいいな」な魔法薬が続々登場
・シリーズでいちばん咽び泣いた……衝撃のクライマックス
本作で焦点が当てられるのは、ハリーとダンブルドアの信頼関係。完全無欠で、絶対的な存在だった偉大な魔法使いダンブルドアの過去や弱さが垣間見える物語でもあります。ホグワーツで起こるダンブルドア暗殺未遂事件の犯人は誰なのか、そして“半純血のプリンス”の正体とは……ミステリー要素がちりばめられ、衝撃の結末に心えぐられます。筆者は原作を読んだ当時、生まれて初めて本を読みながら咽び泣いたことを覚えています。
ヴォルデモートとの最終決戦に向け、ハリーを取り巻く状況は厳しさを増していきますが、ホグワーツの学校生活ではきっちりと“青春”しているのでご安心を。ハリーはある人への恋心に気付き、ロンとハーマイオニーのじれったい関係にも変化が訪れます。またスラグホーンが魔法薬学の教授に就任したり、“半純血のプリンス”の魔法薬学の教科書を見つけたりと、何かと魔法薬学にゆかりのある本作では、幸運の薬や惚れ薬など、「そんな薬があったら最強じゃん」というアイテムが続々登場し、ハリーたちの冒険のスパイスになっています。
▽ヴォルデモートを滅ぼす鍵“分霊箱”を探すハリー&ロン&ハーマイオニー 最終決戦を前に友情を再確認
ホグワーツを飛び出し、ハリーがヴォルデモートとの最終決戦に備えるシリーズ最終章の前編。原作の第7巻「死の秘宝」が、映画版では「PART1」「PART2」の2部構成で描かれます。
ヴォルデモート復活で、魔法界に暗雲がたちこめるなか、打倒の鍵となる“分霊箱”(ホークラックス)を探す旅に出たハリー、ロン、ハーマイオニー。しかし、困難を極める旅の途中で、3人はぶつかり合ってしまう。一方、ヴォルデモートと死喰い人たちは、魔法省やホグワーツにも着々と魔の手を伸ばしていく。
・ホグワーツを飛び出したハリー ロンドンの街並みのなかで勃発する魔法バトル
・ヴォルデモートの“分霊箱”を探す旅 お尋ね者のハリー、ロン、ハーマイオニーが敵だらけの魔法省に潜入、かつての宿敵アンブリッジも再登場
・“分霊箱”に並ぶ最重要アイテム“死の秘宝”の存在が明らかに
・過酷な旅の道中でぶつかり合い、すれ違う3人の友情
シリーズ最終章にして遂にホグワーツを飛び出し、ヴォルデモートとの最終決戦に向けて動き出したハリー。これまで主な舞台はホグワーツとその周辺でしたが、追っ手(死喰い人たち)の目を逃れるため、次々と“姿くらまし”を繰り返すハリーたちの旅のなかで、ロンドンの街並みを楽しむことができます。3人がピカデリーサーカスを走る赤いロンドンバスの前に現れ、芝居小屋が軒を連ねるウエストエンド周辺を歩く姿は、本当に現実世界に3人が現れたようで、不思議な魅力を備えたシーンになっています。
そして死喰い人から逃れながら、世界のどこに隠されているか分からない、姿形も分からない“分霊箱”を探し破壊するという、ダンブルドアが遺したミッションの難易度はマックス。森でキャンプをしながら各地を転々とする3人ですが、過酷な旅路、大切な人がいつ死ぬか分からないという恐怖、そしてなかなか破壊できない“分霊箱”(スリザリンのロケット)の不気味な魔力で、遂に仲間割れをしてしまいます。3人の友情が試され、お互いの大切さを再確認するパートになっています。
▽約10年続いた壮大なシリーズのクライマックス! ハリーVSヴォルデモートの最終決戦の行方は
ハリーがヴォルデモートとの最終決戦に挑み、2001年から約10年にわたり続いてきた映画シリーズを締めくくる最終章の後編。
魔法省やホグワーツまでもが死喰い人の支配下に置かれるなか、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、“分霊箱”を見つける旅を続けていた。しかし、その間にヴォルデモートは“死の秘宝”のひとつ、最強の魔力を秘めるニワトコの杖を手に入れ、着実に力を増していた。“分霊箱”を破壊し、ヴォルデモートの力を削ろうとするハリーと、ハリーの命を狙うヴォルデモートは、遂にホグワーツで対峙。ハリーを守ろうとする「不死鳥の騎士団」やホグワーツの面々と、ヴォルデモート率いる死喰い人の戦いの火蓋が、切って落とされようとしていた。
・ヴォルデモートの“分霊箱”を探す旅 難攻不落のグリンゴッツ魔法銀行へ
・シリーズ史上最も熾烈を極めた「ホグワーツの戦い」
・死喰い人の先頭に立ち、ホグワーツ新校長に就任したスネイプの真実とは
・傷付き失い続けながらも、戦うことをやめなかった“選ばれし者”ハリーVS全てを奪ってきたヴォルデモートの最終決戦
最終作の見どころは、やはりハリーVSヴォルデモート、「不死鳥の騎士団」らホグワーツを守る者たちVS死喰い人の壮絶なラストバトルでしょう。両親に始まり、セドリック、シリウス、ダンブルドアら大切な人たちを亡くし、それでも立ち上がってきたハリーの強さと成長に震えます。そしてロン、ハーマイオニーはもちろん、その成長ぶりに最も驚かされるのは、ホグワーツで合流するネビル! 「賢者の石」でのおっちょこちょいでドジなネビルを見守ってきた身からすると、強くたくましく成長した姿に感動します。
“分霊箱”探しもいよいよラストスパート! 「Part1」では、ハリーが生まれたゴドリックの谷や、監視の目が光る魔法省などをめぐりましたが、「Part2」では「賢者の石」にも登場するグリンゴッツ魔法銀行へ潜入。綿密に設計された謎解きと、「賢者の石」まで遡る伏線に、最後まで気を抜けません。
そしてシリーズを通して憎まれ役であり、ダンブルドアの命を奪ったスネイプの真実も、遂に明かされます。ハリーに自身の記憶を託すスネイプの言葉と表情には、涙が止まりません。この真実を知ったあと、改めてシリーズを見返すと、また違った楽しみ方ができるかもしれません。
いかがだったでしょうか? 20年のアニバーサリーイヤー、主演3人が出演する特別番組も決定し、これからもイベントやグッズなどの情報もまだまだ出てきそうです。シリーズを復習して、この記念すべき年を一緒に盛り上げましょう。
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父親と2人で過ごした夏休みを、20年後、その時の父親と同じ年齢になった娘の視点からつづり、当時は知らなかった父親の新たな一面を見いだしていく姿を描いたヒューマンドラマ。 11歳の夏休み、思春期のソフィは、離れて暮らす31歳の父親カラムとともにトルコのひなびたリゾート地にやってきた。まぶしい太陽の下、カラムが入手したビデオカメラを互いに向け合い、2人は親密な時間を過ごす。20年後、当時のカラムと同じ年齢になったソフィは、その時に撮影した懐かしい映像を振り返り、大好きだった父との記憶をよみがえらてゆく。 テレビドラマ「ノーマル・ピープル」でブレイクしたポール・メスカルが愛情深くも繊細な父親カラムを演じ、第95回アカデミー主演男優賞にノミネート。ソフィ役はオーディションで選ばれた新人フランキー・コリオ。監督・脚本はこれが長編デビューとなる、スコットランド出身の新星シャーロット・ウェルズ。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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奔放な美少女に翻弄される男の姿をつづった谷崎潤一郎の長編小説「痴人の愛」を、現代に舞台を置き換えて主人公ふたりの性別を逆転させるなど大胆なアレンジを加えて映画化。 教師のなおみは、捨て猫のように道端に座り込んでいた青年ゆずるを放っておくことができず、広い家に引っ越して一緒に暮らし始める。ゆずるとの間に体の関係はなく、なおみは彼の成長を見守るだけのはずだった。しかし、ゆずるの自由奔放な行動に振り回されるうちに、その蠱惑的な魅力の虜になっていき……。 2022年の映画「鍵」でも谷崎作品のヒロインを務めた桝田幸希が主人公なおみ、「ロストサマー」「ブルーイマジン」の林裕太がゆずるを演じ、「青春ジャック 止められるか、俺たちを2」の碧木愛莉、「きのう生まれたわけじゃない」の守屋文雄が共演。「家政夫のミタゾノ」などテレビドラマの演出を中心に手がけてきた宝来忠昭が監督・脚本を担当。
内容のあまりの過激さに世界各国で上映の際に多くのシーンがカット、ないしは上映そのものが禁止されるなど物議をかもしたセルビア製ゴアスリラー。元ポルノ男優のミロシュは、怪しげな大作ポルノ映画への出演を依頼され、高額なギャラにひかれて話を引き受ける。ある豪邸につれていかれ、そこに現れたビクミルと名乗る謎の男から「大金持ちのクライアントの嗜好を満たす芸術的なポルノ映画が撮りたい」と諭されたミロシュは、具体的な内容の説明も聞かぬうちに契約書にサインしてしまうが……。日本では2012年にノーカット版で劇場公開。2022年には4Kデジタルリマスター化&無修正の「4Kリマスター完全版」で公開。※本作品はHD画質での配信となります。予め、ご了承くださいませ。