【映画.com編集部座談会】私たちが恋したキアヌ・リーブス
2021年1月6日 13:00

映画.comで働くメンバーには、ハリウッドスターに憧れて現在の仕事に就いたという人も少なくありません。じゃあ、みんなはいったいどの映画を見て“あのスター”のファンになったのか? 世代によってその出会いはさまざまです。
みんなの原点を知るべく、<スターを好きになるきっかけになった映画>をテーマに、座談会を開催してみました。第1回は、ハリウッドの愛されキャラ“キアヌ・リーブス”について語り合いました。
<参加メンバー>
A子:40代前半・編集部員
B子:20代半ば・編集部員
C子:30代前半・編集部員
D子:30代前半・編集部員
E子:30代半ば・広告部員
A子:40代前半・編集部員
B子:20代半ば・編集部員
C子:30代前半・編集部員
D子:30代前半・編集部員
E子:30代半ば・広告部員
A子(幹事・40代):みんなはどの映画で“キアヌ・リーブス”を好きになったの?
B子(20代):私は、やっぱり名作「スピード」ですね! 今は長髪と髭のイメージが強いですけど、この頃は超短髪で。今、見ると新鮮ですよね。

C子(30代):「スピード」のキアヌは、ほんと爽やか!
B子:冷静沈着で頼りがいのある刑事役がハマってましたよね。優等生的なかっこよさというか。
D子(30代):キアヌは個性的な役が多いから、王道系は貴重。
A子:でも、「スピード」は1994年公開だからB子は生まれてないんじゃない…?
E子(30代):「コンスタンティン」のたばこを吸うキアヌもかっこよかった!
B子:ちなみに、私が最初に好きになったハリウッドスターは、「ミッション:インポッシブル」のトム・クルーズ、次が「インディ・ジョーンズ」のハリソン・フォード、その次が「スピード」のキアヌでした。「スピード」は映画を好きになるきっかけになった1本ですね。

※「リプレイスメント」…フットボールの花形選手として活躍していた青年が挫折を経験し、代理選手としてプロフットボールの世界に挑む姿を描いたサクセスストーリー。2000年製作。
E子:そういえば、昔はジャケットに惹かれて借りることも多かった!
D子:わかります! 某大手チェーン店が5本で1000円だったじゃないですか。どうしても5本借りたくて、1時間半くらい店内をうろうろして……。
C子:「リプレイスメント」もそんな感じで選んだんです。ジャケット一発で選ぶと失敗することも多いんですけど、これは珍しく当たりでした(笑)。最近のアクション映画の渋いキアヌも素敵ですけど、爽やかスポーツマンのキアヌもおすすめです。
B子:ジャケット1発で選ぶのは、ロマンがありますよね! 私の実家は最寄りのレンタルショップまで10キロくらいあったので、学生時代は親に車で連れて行ってもらわないといけなくて。なかなか行けないので、セレクトは毎回真剣勝負でした! しかも、借りたやつは親に検閲されるっていう(笑)。親と一緒に借りるから、絶対に見られちゃうんですよ。
A子:親の検閲…!?
B子:「アメリカン・ビューティー」を借りようとして、何となく棚に戻したり(笑)。ジャケがアダルトだったので…。キアヌの話から逸れてしまいましたね、すみません!
A子:キアヌの話に戻そう(笑)。D子はどの作品が思い出に残ってる?
D子:強いてあげるなら「スピード」ですかね。でも、映画に興味を持ち始めた頃からずっと活躍しているスターなので、“この作品で好きになった!”っていうのはありませんでしたね。でも、「ジョン・ウィック」のプロモーションで来日したときに、「あ、すごく素敵にお年を召されて……」って初めてキュンとしました。

A子:おじキュン!
D子:まさに! ちょっと枯れてきてるやん……! セクシー! ってなりました(笑)。そういえばB子、取材に行ったホテルで、偶然キアヌと遭遇したって言ってなかった?
B子:そうなんです! キアヌとは関係ない取材で某ホテルに行ったんですけど、SPに囲まれたキアヌが闊歩してきて。キアヌが来日していることは知っていたので、すぐに気づきました!
E子:いいなー! キアヌと同じ空気吸いたい!
B子:でも、私が気づくのと同時にSPにも気づかれてしまって。笑顔で牽制されました。1メートルくらいの距離だったから、本当に目の前でした。
A子:すごい偶然! この中に、キアヌに取材したことがある人はいる?
C子:「ジョン・ウィック パラベラム」でインタビューしました。インタビューで同席した男性ライターさんが、キアヌのガチファンで。彼がキアヌの過去作のTシャツを着ていたんですけど、ちゃんと反応してくれて、とっても気さくな方でした。

A子:出ました、キアヌの神対応!
D子:そういえば、サンドラ・ブロックが「エレンの部屋」(アメリカの人気トーク番組)に出演したときのエピソード、知ってますか? 最高なんです!
B子:私もそのエピソード、大好きです! 「スピード」のファンにはたまらないエピソード!
D子:サンドラが「(「スピード」のときは)キアヌにときめいちゃって撮影が大変だったけど、現場に行くのが楽しかった」って語ったんです。そうしたら、今度はキアヌが同じ番組に出演したときに、「サンドラと僕は両想いだったんだね。彼女はそれを知らなかったんだ」って……!
E子:かっこいい! 言動がもう、かっこいい!
D子:2人はお似合いだと思ってたよ! わたしはそのケミストリーを受け取ってたよって1人で盛り上がっちゃいました(笑)。

D子:あと、キアヌのラーメン好きは有名だと思うんですけど、来日したとき、インタビュアーに「お土産のラーメンはご遠慮します」っていうお達しが出たんですよ。ラーメンは好きだけど、大量にもらっても持って帰れないからって。
E子:キアヌのこういうプライベート話、大好き!
D子:過去にはホームレスの人たちと酒盛りしたり、お気に入りの靴をガムテープで補強して履いたりしていましたよね。
E子:去年(2019年)、乗っていた飛行機が緊急着陸したときのエピソードもステキ。キアヌが一般の人と同じ車に相乗りして、さらに車内ではキアヌが観光案内までしてくれたっていう……! 乗客の人がSNSにアップした映像を見たけど、いい人すぎてびっくりした。
D子:寄付や慈善事業に関するエピソードもいっぱいありますよね。私生活の好感度の高さが異常です(笑)。
A子:もはや、聖人! でも実は私、そんなキアヌに複雑な思いを抱えていた時代があったんだよね……。
E子:ええ!? どうして……?

D子:ああ…。
A子:中学か高校時代に見たんだけど、その頃、雑誌の「ROADSHOW」とか「SCREEN」を読むようになって。それで“リバー・フェニックス”を知ったんだけど、ちょうど彼が亡くなったばかりの頃で。
D子:なるほど……。
A子:「この人、超かっこいい! なのに、もういないの!?」ってなって、リバーの出演作を見漁るなかで「マイ・プライベート・アイダホ」にも手を伸ばして。そうしたら、これがあまりにショッキングな内容だった……。
D子:あの頃、情報源は雑誌とレンタルショップのジャケットがすべてでしたもんね。今と比べると、圧倒的に情報不足でしたよね。
A子:キアヌが演じた役が、途中まではすっごく優しかったのに、終盤で(リバーが演じた役に)ひどい仕打ちをして。映画のラストは、すごく冷たい目をするんだよね……。キアヌは役を演じただけなんだけど、私は思春期真っ盛りだったから「なんてひどいヤツなんだ……!」ってそのイメージを長く引きずってしまった。キアヌは親友のリバーを失くして傷ついていたのに、本当にごめんなさい……。
D子:でも、フィクションでそこまでの感情を観客に与えられるってすごい。リバーの妹のレイン・フェニックスが、リバーに捧げるアルバムをリリースしたとき、キアヌがコメントを寄せてましたよね。彼に出会ったことは、運命だったって。あれは、泣けました……。
A子:号泣……。「マイ・プライベート・アイダホ」は、いろんな意味で忘れられない。湿っぽくなっちゃったけど、E子はどの作品がきっかけでキアヌを好きになったの?
E子:すごく悩ましいですけど、やっぱり「マトリックス」ですかね。高校生のときに映画館で見たんですけど、見終わったときの衝撃と興奮を今でも覚えています。20年も経っているのに(笑)! 映画自体も大好きなんですけど、主役のキアヌがかっこよくて。覚醒したときのネオ、素敵でしたよね!?

D子:覚醒した時のネオ、最高でした! それまではぼやっとしてたのに(笑)、あの世界を理解した瞬間の目の据わり方、最高でした!
B子:あと、ネオは本当に肌がキレイでしたよね。ラブシーンも素敵でした!
D子:わかる! 純粋に、男の人ってこんなにキレイなんだって思った。
B子:「マトリックス」のキアヌは、ビジュアルが異次元! 初めて見たのは小学生の頃だったんですけど、ネオとトリニティーのラブシーンを見て、「大人ってこういうもんなのか」って、学びました(笑)。
E子:小学生!
A子:「マトリックス」は、ご両親の検閲に引っかからなかったんだね(笑)。
B子:はい、検閲クリアしました(笑)。すさまじく見どころがある映画なのに、すぐに思い出すシーンがそこっていう……。
A子:私もB子も、世代は違えど、大人の世界を教えてくれたのはキアヌだったんだね。
B子:大人の世界の扉を開けてもらいました。
D子:そういう意味でも、キアヌはずっと活躍してくれてて、ありがたいですね。

D子:そういえば、Netflixで配信している「いつかはマイベイビー」に、キアヌが本人役でカメオ出演していました。結構ガツンと出演していて、大スターなのに端役もやってくれるなんて、いい人……。
A子:最後は、やっぱり“いい人”エピソードで締めくくりになったね!
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