年末年始にオススメ! 今すぐdTVで見れる良作映画10本
2020年12月26日 18:30

新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増え、それにともないVODの視聴時間も全体的に増加傾向にあります。さらに今年の年末年始は、こんなご時世ですから、おうち時間がより長くなることでしょう。
となると、この期間にできる限り素晴らしい映画・ドラマをたくさん見たい、と考えるのが映画ファンとしてあるべき姿。映像配信サービス「dTV」では年末年始にあわせ、ラインナップに洋画200タイトル、海外ドラマ1800エピソードを追加し、映画ファンを熱烈に歓迎する体勢を整えています。
今回はそんなdTVで追加されたタイトルのなかから、映画.com編集部のメンバーがオススメ作品をセレクト。自身の人生で大切な一部になっている映画を、それぞれ語ってもらいました。
超有名な人気作から、“最低映画”に輝いたけど好きな作品や、通好みな劇場未公開作まで。「今から何しようかな」と悩んでいる人はぜひ参考にしてみてください。

大津波に襲われ転覆した豪華客船ポセイドン号から命がけで脱出を試みる生存者たちの姿を描いたパニック映画ですが、当時のオールスター・キャストによる人間ドラマも見応えたっぷりで、感情移入してしまうこと必至。
そして何より人々を導く神父を演じたジーン・ハックマンが、強さと弱さを併せ持ったキャラクターを熱演していて、とにかく格好いいです。古い作品ではありますが、今見ても胸に迫るものがあるはず。「タイタニック」が好きな方で、未見の方はぜひ。

キャメロン・ディアスの出世作として知られているが、極めて下品なのに爽快感があるという相反するテイストが奇跡的に成立したロマコメ。その爽快感の正体は、天真爛漫でどこまでも明るいディアスの存在あってこそといえる。
本編に出てくる男たちが、メリーにことごとく惚れていく様子はゲラゲラと笑い飛ばしながら見るのが正解。1980年代に絶大な人気を誇ったマット・ディロンの怪演も見ものである。

1990年代後半に良作が立て続けに製作されたイギリス映画のなかでも、興行記録を塗り替えるほどの成功をおさめたハートフルコメディ。
ロバート・カーライル、マーク・アディ、トム・ウィルキンソンらが演じた悲哀に満ちた愛すべき男たちが、よくもまあ男性ストリップショーに出演しようと思い立ったなあと呆れさせられるが、そこは演技派たちの面目躍如。それぞれの事情を抱えた中年男たちの奮闘ぶりは、いとも簡単に国境を超え、今も世界中で支持されている。

興行的に成功をおさめたが、最低映画の祭典といわれるラジー賞に作品賞、脚本賞が選ばれ、主演のトム・クルーズも自身の出演作のなかでワースト作品のひとつとして挙げるなど、技術的なツッコミどころは数え切れないほどある。
だが、ビーチ・ボーイズの「ココモ」、ボビー・マクファーリンの「ドント・ウォーリー・ビー・ハッピー」という2曲が全米No.1を記録するなど、大ヒットしたサウンドトラックは秀逸。またレッドアイ、セックス・オン・ザ・ビーチなど、劇中を彩ったカクテルを初めてバーで口にした若き日に思いを馳せたりすると、調子に乗ってついつい飲み過ぎてしまうこと必至。

良作・駄作の振れ幅が激しすぎるブライアン・デ・パルマですが、このハードなロック・ミュージカルは愛せちゃう部類の逸品。極悪ビジュアルのファントム(怪人)、悪魔とのヤバそうな契約、美と若さへのグロテスクな執着、脳髄直撃のミュージック、狂喜乱舞のモブ軍団等々、ベースが「オペラ座の怪人」ということを忘れそうなほどの強烈要素満載。
地味目な優男から超人化していく主人公はもとより、悪役スワン(ポール・ウィリアムズ)が最高に気色悪くて大好きです。

元ベストセラー作家が、著名人の手紙を偽造して逮捕された驚きの実話を映画化。メリッサ・マッカーシーがコミカルな演技を一切封印し、作家のプライドを捨てられず、仕事もお金も友人もいない、アルコール依存症の孤独な中年女性を演じている。
因果応報の転落人生に同情の余地はないが、ふと見せる小説への愛情や、「誰かに愛されたい」というかすかな願いに心を掴まれてしまうのは、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたマッカーシーの名演あればこそ。日本では残念ながらDVDスルーとなった良作を、是非ご覧頂きたい。

私が小学校高学年だった頃、父のビデオコレクションからこっそり抜き出し、初めてひとりで見たホラー映画です。鑑賞後、年の離れた弟の頭に「666」という数字を油性ペンで書き、母に叱られたことを思い出しました。
数十年ぶりに再見したところ「シャイニング」の三輪車の元ネタを発見し、映画史に残る名シーンとして知られる、トラック荷台から滑り落ちるガラス板が凶器になる場面には思わず拍手。ホラーファンは押さえておきたい不朽の一作です。

好きな映画のジャンルを聞かれたら、迷わず「どんでん返し系」と答える私の原点であり、怖いのに感動するという初体験をした、忘れられない作品です。冒頭、主演のブルース・ウィリスからの“お願い”で一気にハードルが上がりますが、張り巡らされた伏線のおかげで、そのハードルは全然下がりません。
当時11歳で難役に挑んだハーレイ・ジョエル・オスメントの演技は、今改めて見ても衝撃。本作でメガホンをとったM・ナイト・シャマラン監督にはまった方がいたら、ウィリスと再タッグを組んだ「アンブレイカブル」もぜひ。

ある日突然超能力を手にした3人の高校生が、その力に翻弄されていく姿をファウンドフッテージ形式で描いた。ジャンルはSFアクションだが、 扱いきれない“超能力“を通して描かれるシリアスな人間ドラマが見どころ。
スーパーヒーローになるわけでもなく、普通の高校生が空を飛べて、念力で物が動かせるようになったらこうなるよなというリアルな描写も、モキュメンタリースタイルとマッチしている。3人の高校生を、注目され始めた頃のデイン・デハーン、アレックス・ラッセル、マイケル・B・ジョーダンが演じている。

スランプ中の小説家が、執筆中の作品に理想の女性を書いたら、なんと現実世界にその女性が現れた! という、ヘンテコだけどチャーミングな作品。とにかくヒロイン役のゾーイ・カザンが地の果てまでキュート。天衣無縫、驚天動地、奇妙奇天烈摩訶不思議なくらい魅力がえぐい。
初鑑賞時は奇妙な恋愛の行方に心奪われていたが、今、改めて見るとかなり深刻な題材であるとわかる。大切な人をコントロールすることの残酷さ、痛みに耐えられず、ポール・ダノ扮する主人公は引き裂かれていく。哀れで優しい、珠玉の映画だ。ちなみに脚本はカザン自身が書いている。さらにカザンとダノはリアルに交際しており、2018年には長女が誕生していたりする。

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