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ベネチア国際映画祭ラインナップ発表 コンペ部門の女性監督比率が過去最高水準に

2020年7月30日 15:00

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昨年のベネチア国際映画祭の様子
昨年のベネチア国際映画祭の様子
Photo by Vittorio Zunino Celotto/Getty Images

[映画.com ニュース] 9月2~12日にイタリアで開催予定の第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門のラインナップが、7月28日(現地時間)に発表された。日本からは黒沢清監督「スパイの妻」が選出されている。

同映画祭は、世界中で新型コロナウイルスが感染拡大するなか、主要な国際映画祭としては初めて例年通りの開催を予定している。イタリアへの入国は現在、ヨーロッパ内やカナダやニュージーランドなどからは許可されている。アメリカからの入国に関しては現在、映画産業を促進するとみなされた関係者のみ許可されている状況だが、同映画祭は9月までにこの規制が変更されると予想しており、ゲストの入国事情にも注目が集まりそうだ。

今回は、感染防止策の徹底とともに規模は多少縮小されるものの、全部門で77作品のラインナップを揃えた。同映画祭ディレクターのアルバート・バルベーラ氏が「オスカー最有力」と太鼓判を押すフランシス・マクドーマンド主演の「Nomadland」をはじめ、「マンチェスター・バイ・ザ・シー」(2016)でアカデミー主演男優賞を獲得したケイシー・アフレック出演作「The World to Come」、大女優ヘレン・ミレン出演の「The Duke」といった注目作がワールドプレミア上映される。そんななか、2018年に「ROMA ローマ」が最高賞にあたる金獅子賞を受賞するなど、同映画祭と親交があったNetflixの作品は選出されていない。

また、同映画祭は男女の不均衡を是正する動きを見せており、今回コンペティション部門に選出された18作品のうち8作品が女性監督によるもの。コンペティション部門における女性監督作品が44%を占め、同映画祭史上もっとも高い水準となった。しかし、バルベーラ氏はあくまでも「作品の質で選出した」と述べており、女性監督の比率を意識したわけではないことを明言している。コンペティション部門の審査委員長は、既報の通り女優ケイト・ブランシェットが務める。

コンペティション部門のラインナップ(作品名はすべて原題)は以下の通り。

In Between Dying」ヒラル・ハイダロフ監督(アゼルバイジャン、アメリカ)
Le Sorelle Macalusoエマ・ダンテ監督(イタリア)
The World to Comeモナ・ファストボールド監督(アメリカ)
Nuevo Ordenミシェル・フランコ監督(メキシコ、フランス)
Amants(Lovers)ニコール・ガルシア監督(フランス)
Laila in Haifaアモス・ギタイ監督(イスラエル、 フランス)
And Tomorrow The Entire World」ジュリア・フォン・ヘインズ監督(ドイツ、フランス)
Dorogie Tovarischi(Dear Comrades)アンドレイ・コンチャロフスキー監督(ロシア)
スパイの妻黒沢清監督(日本)
Khorshid(Sun Children)マジッド・マジディ監督(イラン)
Pieces of a Womanコーネル・ムンドルッツォ監督(カナダ、ハンガリー)
Miss Marxスザンナ・ニッキャレッリ監督(イタリア、ベルギー)
Padrenostroクラウディオ・ノーチェ監督(イタリア)
Notturno」ジャンフランコ・ロッシ監督(イタリア、フランス、ドイツ)
Never Gonna Snow Againマウゴシュカ・シュモフスカ監督、ミハウ・エングレルト監督(ポーランド、ドイツ)
The Disciple」チャイタニヤ・タムヘイン監督(インド)
Quo Vadis, Aida?ヤスミラ・ジュバニッチ監督(ボスニア・ヘルツェゴビナ、オーストリア、ルーマニア、オランダ、ドイツ、ポーランド、フランス、ノルウェイ)
Nomadlandクロエ・ジャオ監督(アメリカ)

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