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映画「ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け」 ワールド・トゥ・カム 彼女たちの夜明け
解説
19世紀アメリカを舞台に、農家の妻である2人の女性がひかれ合う姿を描いたヒューマンドラマ。19世紀半ばのアメリカ北東部。農家の妻アビゲイルは、娘を病で亡くした悲しみに暮れながら、寡黙な夫ダイアーの要求に応えようと気を配る日々を過ごしていた。そんな彼女の前に現れた新しい隣人タリーもまた、嫉妬深い夫フィニーに支配される生活にうんざりしていた。アビゲイルとタリーは強くひかれ合い、深い絆で結ばれていくが……。アビゲイルを「ファンタスティック・ビースト」シリーズのキャサリン・ウォーターストン、タリーを「ワイルド・スピード スーパーコンボ」のバネッサ・カービーが演じた。オスカー俳優ケイシー・アフレックが共演し、製作にも名を連ねる。監督は「シークレット・オブ・モンスター」の脚本を手がけたモナ・ファストボールド。2020年・第77回ベネチア国際映画祭でクィア獅子賞を受賞。
2020年製作/98分/アメリカ
原題:The World to Come
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こんなストーリーだったとは。。
主人公の心情ベースがね、なんとも言えない。
最近の洋画でここまでナレーションベースなの
珍しくないか!?
一応、手記を辿るようなストーリーだからなのだろうが、それを良き事とはしきれないなと。
ケイシーアフレックはもうこういう役ばかりですな
もっと気楽な役どころも見たいです。
でもこういう役が似合うんですけど、、
声の張り方とかも最高。
ヴァネッサカービーはもう素晴らしいですね
もっと色んな役柄が見たい!
とこの先に期待しちゃう存在です
キャサリンウォーターストン。
19世紀中頃の雰囲気がここまで似合う役者さん
彼女くらいなのでは?と思うくらいに
衣装から髪型からお似合いでしたな。
2021年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Amazon Prime Videoで約300円でレンタルして鑑賞したけど、劇場でどっぷりこの作品世界に浸りたかったな。
1850年代のアメリカの田舎。どこへ行くにも馬か馬車が要るし、小さな集落でどこの家にどんなスキャンダルがあるか全員知っている、そういう感じ。そんななか、女性が女性に出会って、自分たちの人生が奪われてきたこととか、奪われない人生の輝きとかを知っていく。せつないけど胸打たれるストーリーだった。
キスシーンが面白い。ためらいや戸惑いと駆け引きや愉悦が矛盾なく同居する、女性×女性らしいキスシーンだった気がする。
タリーが帰った後、好きな人との初めてのキスをかみしめるアビゲイルもかわいかった。快哉を叫ぶように「Astonishment and joy!」って心の中で繰り返すの、いいなあ。アビゲイルは本や詩が好きで日記をつけている設定なので、全体にモノローグが美しかった。
こういう映画だと夫役はだいたい割を食うんだけど、それにしてもタリーの夫のフィニーのことは4回ぐらい屠りたくなる。
比べてアビゲイルの夫のダイアーはまあまあ、この時代の田舎の一次産業でこの感じだったら、そんなにひどくない方なんじゃないかと思った。演じたケイシー・アフレック、本作ではプロデューサー陣の一人でもあるんだよね。ちょっとずるいぞ。
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