ニューオーダー

劇場公開日:2022年6月4日

ニューオーダー

解説・あらすじ

「母という名の女」「或る終焉」などで知られるメキシコの俊英ミシェル・フランコ監督が、広がり続ける経済格差が引き起こす社会秩序の崩壊を描き、2020年・第77回ベネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞したディストピアスリラー。裕福な娘マリアンは夢にまで見た結婚パーティの日を迎え、幸せの絶頂にいた。彼女が暮らす豪邸には、結婚を祝うため政財界の名士たちが集まってくる。そんな中、近所の通りで行われていた貧富の差に対する抗議運動が暴動化し、マリアンの家も暴徒たちに襲撃されてしまう。殺戮と略奪が繰り広げられ、パーティは一転して地獄絵図と化す。マリアンは運良く難を逃れたものの、次に彼女を待ち受けていたのは軍部による武力鎮圧と戒厳令だった。

2020年製作/86分/PG12/メキシコ・フランス合作
原題または英題:Nuevo Orden
配給:クロックワークス
劇場公開日:2022年6月4日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第77回 ベネチア国際映画祭(2020年)

受賞

銀獅子賞(審査員グランプリ) ミシェル・フランコ

出品

コンペティション部門 出品作品 ミシェル・フランコ
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(C)2020 Lo que algunos sonaron S.A. de C.V., Les Films d’Ici

映画レビュー

4.0 不条理というこの世の本質で、見る側を現実に叩き落とす

2026年3月12日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

個人評価:4.2
まさにディストピアスリラー。
道徳心・善意など人間が持ち得る良識は、紙屑ほどの価値もなく、武力の前では全くの無力である。また富裕層なども同様に、武力の前では経済力など無価値であり、いとも容易く立場は逆転する不条理と権力の腐敗を描いている。
とどのつまり武力を掌握するトップが、この世で1番の支配者なのだろう。
物語としては、主人公の良識ある花嫁を救い出すクライム的な構図を描き、最後には不条理というこの世の本質で、見る側を現実に叩き落とす脚本は秀逸といえる。
「死者だけが戦争の終わりを見た」
冒頭の絵画のタイトルが、物語の比喩として使われ、鑑賞後に重くズシンとのしかかる。

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映画BARシネマーナ

3.0 デモ隊が行動を続ける中、自宅で結婚パーティー。ついに彼らが暴徒と化...

2026年2月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

驚く

デモ隊が行動を続ける中、自宅で結婚パーティー。ついに彼らが暴徒と化し、自宅に押し寄せ血の海に。たまたま別の場所にいた花嫁も軍に拉致される。
胸糞映画と聞いて見てみましたが、胸糞映画でした。救いようのない、でも現実にあり得そうなストーリー。とても挑発的な映画でした。

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あつし

2.5 “胸糞映画”というより、現実そのもの

2026年1月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

“胸糞映画”と事前に覚悟していたが、想像以上でも以下でもない。こうなるよね、という展開の連続。
胸糞映画は嫌いではないが、あまりにも現実的すぎてカタルシスがまったく得られないタイプだ。怒りや絶望を突きつけられても、感情の逃げ場がない。

ベネチア国際映画祭で賞を受けたと聞くが、正直、どのあたりが評価されたのか不思議である。
社会格差、暴動、腐敗、暴力といった要素は確かにテーマとして深いが、語り口が淡々としていて、ショックよりも“知ってる現実”という納得が先に来てしまう。

結婚式のシーンでは登場人物が多すぎて誰が誰かわからず、感情移入も難しい。
観ているうちに、「メキシコってこういう国情なんだろうな」と、作品そのものより現実への理解が上がる結果に。映画としてのドラマ性や構成の妙を感じるより、報道映像を見せられたような感覚のまま終わってしまった。

重苦しく、ときに突き放すような社会風刺映画だが、観る側にも忍耐力を求める。現実をそのまま焼き直したような“救いなきドキュメント”である。

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ひみあ

3.5 リアル…

2026年1月4日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

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KEI