国境の夜想曲

劇場公開日

国境の夜想曲

解説

「ローマ環状線、めぐりゆく人生たち」でベネチア国際映画祭の金獅子賞、「海は燃えている イタリア最南端の小さな島」でベルリン国際映画祭の金熊賞と、それぞれドキュメンタリー映画で最高賞を受賞しているジャンフランコ・ロージ監督が、3年以上の歳月をかけ、イラク、クルディスタン、シリア、レバノンの国境地帯で撮影したドキュメンタリー。9・11米同時多発テロやアラブの春、そしてアメリカのアフガニスタンからの撤退。さまざまな情勢によって巻き起こる侵略、圧政、テロリズムなどにより、多くの人々が犠牲となり、数多の痛みに満ちた土地を、ロージ監督は通訳も伴わずにひとりで旅をし、土地に残された母親や子ども、若者たちの声に耳を傾ける。母親たちの哀悼、子どもたちの抱える癒えない痛み、精神病院の患者たちによる政治の無意味さについての演劇など、ロージ監督が旅の中で見聞きしたものを通し、暗闇の中に一条の希望を見いだし生きようとする者たちの姿を浮かび上がらせる。2020年・第77回ベネチア国際映画祭コンペティション部門出品。第33回東京国際映画祭では「ノットゥルノ 夜」のタイトルで上映。

2020年製作/104分/G/イタリア・フランス・ドイツ合作
原題:Notturno
配給:ビターズ・エンド

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第77回 ベネチア国際映画祭(2020年)

出品

コンペティション部門 出品作品 ジャンフランコ・ロージ
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(C)21 UNO FILM / STEMAL ENTERTAINMENT / LES FILMS D’ICI / ARTE FRANCE CINEMA / Notturno NATION FILMS GMBH / MIZZI STOCK ENTERTAINMENT GBR

映画レビュー

4.0夜想曲

2022年3月13日
iPhoneアプリから投稿

予告をみてこれは映画館で見なくてはと。

普遍的な悲しみと日々の営みが心に迫った。
もともと関心があったので、これはイラクかなこれはクルドの女性兵士かなとかなんとなくは背景がわかる。あまりそこに意味はなくて、映し出される表情やちょっとした会話、風景が物語るものを見る映画だと思う。
こんな風になにかを表現してみたいな。

監督のコメントを引用。「実際の暴力性は、爆撃が起こっている数キロ先の人々の生活の中にある。戦いの衝撃波は長く、遠くの日常にまで響く。私はその『日常の痛み』の方に近づきたかったから、戦争をこだまのように描いた」

敢えて名前も地名もない人々を映すことで彼ら彼女らと似たような境遇のさまざまな場所の人たちに想いを馳せる。

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hyvaayota26

3.5静かに戦争を考える

HAZUさん
2022年3月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

ごめんなさい、油断して寝落ちしそうになりました。淡々と紛争地帯の現実を見せつけられる。正直、もっと刺激が強い映像を予想し期待していました。しかしこれが現実なんだなと、煽るような説明もナレーションもない。どんな状況でも人々は生活を続けている。結論付けたものはない、後はそれぞれで考えて行かねばならないんだろう。

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HAZU

3.0「ある人質」「モスル」

lynx09bさん
2022年3月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

上記2つを観ていればそこそこついていけるかな、と(たぶん…)。NHKの深夜帯に流れてる環境映像の様な作品なので、油断すると即寝落ちです(苦笑)。
中東、アフリカ、南米。知ろうとするべきなのは何もウクライナだけじゃないという事だろう。兵士に獲られ捕虜(人質)として捕られた女性の母親の慟哭が突き刺さる。
生まれた時から機関銃と自動小銃の射撃音が虫の音と同じ様な世界の日常を切り取った作品。

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lynx09b

3.0同じ時代を生きる者として

2022年2月25日
スマートフォンから投稿

 先日「風に舞い上がるビニールシート」読んだのですが、紛争地域では、ヒトの生活も命も、すぐに吹き飛ばされる。しかも、安全な処に着地できる保証はない。そう、ヒトの生活基盤なんて、ビニールシートより軽いんですね。
 チラシによると、この映画は光だそうです。ただ、その光を受け入れるまでの闇が、余りに深い。ストーリー仕立てではないので、映画としてのインパクトは弱い。でも私達の日常は、そもそもドラマ仕立てではない。それに、国境の日常は、私達の非日常だと、思い知らされます。残虐なシーンも皆無なのですが、ヒトに刻まれた残虐な記憶が無くなることも、皆無のようです。
 哀しみは、時間をかけて小さくできるそうです。でもゼロになることはない。小さくなってポケットに収まっている。そしてある日、ふと、甦る。そんな時、誰に何を伝えたらいい?。実は、何も伝わらない。ただ伝えたい人と、何とか受け止めようとする人が、いるだけなのかも…。
 別の国境で、新たなる哀しみが、産声あげたようです。昨日までのお隣さんが、良く分からないイデオロギーの違いの為に、殺戮し合うとすれば、本作は一体何の為にあると思いますか?。ヒトにとって、どんな意味があると思いますか?。あるいは…。
 映画はあくまで、お金を払うエンタメコンテンツです。ただ、何かを伝えたいと願う人と、勘違いでもいいから、受け入れようとする人がいる限り、続いてほしいものです。それが、拡張主義のクニに対する、私なりの、ささやかな抵抗だから。

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