“AVの帝王”演じる山田孝之主演作「全裸監督」に満島真之介、玉山鉄二、リリー・フランキーら
2019年3月15日 09:00

[映画.com ニュース] 俳優の山田孝之が、“アダルトビデオ創成期”を駆け抜けたAV監督・村西とおる役で主演を務めるNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督」に、満島真之介、玉山鉄二、森田望智、柄本時生、伊藤沙莉、冨手麻妙、後藤剛範、吉田鋼太郎、板尾創路、余貴美子、小雪、リリー・フランキー、國村隼、石橋凌という総勢14人の豪華キャスト陣が出演していることがわかった。利用しようとする者、敵対する者、執拗に追う者など、ひと癖もふた癖もある個性的なキャラクターたちと村西の攻防を、ユーモアたっぷりに描出する。
狂乱の好景気にわいたバブル期の日本を舞台に、“AVの帝王”と呼ばれた伝説の男の半生を描く。前科7犯、借金50億、米国司法当局からは懲役370年を求刑されていた村西は、すさまじいバイタリティで時代の先頭を走り、世間を挑発し続けた。「百円の恋」「銃」などの武正晴が総監督を務め、河合勇人(「ニセコイ」)、内田英治(「下衆の愛」)が監督に名を連ねている。
村西の相棒的な存在・荒井トシを演じる満島は「村西はエナジー! パッション! ラブ! に溢れた方」と印象を語る。「山田さんがさらに深いところまで追求していくので、より魅力的な人物がそこに生きていました。スイッチが入った時の爆発するエネルギーは、腹筋崩壊するほど笑えて、涙腺崩壊するほど泣けます。ナイスです!」と、山田への信頼感をにじませた。
玉山は村西が裏の世界で躍進するきっかけを作る出版社社長・川田研二を体現。村西について「とても商才、才能がある人物。ただ、時代が彼に追いつかなかった。村西とおるは早過ぎた!」と賛辞をおくる。さらに「80、90年代の日本映画はある意味、日本らしさに満ち溢れていたのかもしれない。モラルやコンプライアンスが不鮮明だった時代で、勢いがあったのは事実」「プロデューサーから『日本最大の輸出品のひとつはエロだ』と聞いたときに大きな驚きを感じ、深く納得しました。今こそ隠された日本らしさを皆さんに見て感じてほしいです」と時代背景に思いを馳せた。
「世界でいちばん長い写真」で知られる若手注目株の森田は、留学を夢見る美大生・佐原恵美役に挑む。厳格な母親に本当の自分をさらけ出せず、苦悩の末にAV女優・黒木香になることを決心する役どころだ。森田は「とくに女性の方には(この作品が)届いて欲しいです。いかがわしい、こんなの普通じゃないと敬遠されがちなAVの世界です。けれど、ここで働いているのは、他の人と同じように仕事に誇りを持って、不器用ながら一生懸命生きている、パワフルで愛しい人たちです。この人達の姿を通して、私たちの思っている普通って本当は何だろうと、考えるきっかけになってくれたらいいなと思います」と力強いメッセージを残した。
「全裸監督」は、2019年にNetflixで全世界190カ国以上へ独占配信される。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)