ジャコメッティ財団が全面協力、巨匠のアトリエを完全再現!本編映像公開
2018年1月2日 12:00

[映画.com ニュース] 「英国王のスピーチ」や「鑑定士と顔のない依頼人」で知られるオスカー俳優ジェフリー・ラッシュが彫刻家アルベルト・ジャコメッティを演じた「ジャコメッティ 最後の肖像」の本編映像が、公開された。
舞台は、1964年のパリ。ジャコメッティ(ジェフリー・ラッシュ)の絵のモデルを引き受けた作家のジェイムズ・ロード(アーミー・ハマー)が、完璧な美を追求するジャコメッティに翻ろうされていく。「トランスフォーマー」シリーズや「スポットライト 世紀のスクープ」「美女と野獣」の俳優スタンリー・トゥッチが監督・脚本を務めた。
映像では、ロードがジャコメッティのアトリエを初めて訪れるシーンが切り取られている。アトリエには大量にジャコメッティが作った彫像が置かれ、ロードはその1つひとつを熱心に見て回る。ジャコメッティの妻アネット(シルビー・テステュー)も登場し、ロードに「夫の犠牲者ね」と声をかけるなど、これから始まるロードの受難の日々を示唆するようなシーンも収められている。マリオン・コティヤールがオスカーに輝いた「エディット・ピアフ 愛の讃歌」や、ベネチア国際映画祭で5部門を受賞した「ルルドの泉で」で知られる演技派テステューが、アネットを豪快に演じている。
ラッシュが、歩き方や猫背までジャコメッティを意識し、本人が乗り移ったようななりきりぶりを見せているほか、「君の名前で僕を呼んで」(4月公開)で第75回ゴールデングローブ賞にノミネートされたハマーが、おだやかかつ繊細な演技を披露している。
映像では、本作のもう1つの主役ともいえる、ジャコメッティのアトリエを忠実に再現したセットも堪能できる。ジャコメッティ財団が全面協力しており、フランスからスタッフを派遣し、4人のアーティストたちと共にリアリティを徹底的に追求した。「チャーリー・モルデカイ 華麗なる名画の秘密」や「ヴェルサイユの宮廷庭師」の美術を手がけ、エミー賞の美術監督賞にも輝いた実績を持つジェームズ・メリフィールドがプロダクション・デザイナーを務めており、撮影場所である現代のロンドンを60年代のパリに見せるべく尽力した。トゥッチ監督は、「1番大事なのは、大半の出来事の舞台となるジャコメッティのアトリエを、できる限り本物に忠実に再現することだった。いくつか変更を加えたけれど、これ以上ないほど彼のアトリエに近いものができたよ」と手ごたえを語っている。
「ジャコメッティ 最後の肖像」は、1月5日から全国公開。
(C)Final Portrait Commissioning Limited 2016
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