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中村獅童&ピエール瀧&音尾琢真&中村倫也、白石和彌監督「孤狼の血」に出演!

2017年9月6日 05:00

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白石組常連の猛者たちが熱と狂気をもたらす!
白石組常連の猛者たちが熱と狂気をもたらす!
(C)2018「孤狼の血」製作委員会

[映画.com ニュース] 第69回日本推理作家協会賞を受賞した柚月裕子氏の小説を、白石和彌監督のメガホンで映画化する「孤狼の血」に中村獅童、ピエール瀧、音尾琢真中村倫也が出演していることがわかった。白石組に欠かせない4人の猛者が結集し、映画にさらなる熱と狂気をもたらしている。

暴対法成立以前の昭和の広島・呉を舞台にし、「警察小説×『仁義なき戦い』」と評された同名小説を、「凶悪」「日本で一番悪い奴ら」の白石監督が映画化。捜査二課の新人・日岡(松坂桃李)は、ヤクザとの癒着が噂される刑事・大上(役所広司)のもと、暴力団系列の金融会社社員失踪事件の捜査に参加。違法捜査も辞さない大上に戸惑いながらも、日岡は経験を積んでいく。やがて失踪事件を機に暴力団同士の抗争がぼっ発し、大上は大胆かつ強引な秘策に打って出る。

今回発表された4人は、「日本で一番悪い奴ら」など白石監督作品の常連。同作で存在感を見せた獅童は、今作では悪い噂の絶えない大上を嗅ぎ回る安芸新聞記者・高坂隆文を熱演しており、「監督! またやっちゃいましたね! ウン! こうなったらとことんやっちゃいましょう!!」とコメントを寄せた。

さらに「凶悪」での怪演が見る者を震え上がらせたピエール瀧は、大上と旧知の仲である全日本祖國救済同盟代表・瀧井銀次役。大上や日岡とは持ちつ持たれつの関係で、良き相談役となる男だ。「白石組にまた参加できて嬉しいです。この『孤狼の血』は、脚本を読んで胸を打たれ、少しでもお役に立てたらと思えた作品でした」としみじみ振り返り、「撮影スケジュールがタイトで、1週間で東京~呉を5往復してお尻が擦り剥けましたが、それもいい思い出です」と語った。

牝猫たち」の音尾は、暴力団・尾谷組と敵対する加古村組の構成員・吉田滋役。吉田の行動をきっかけに抗争が激化していく設定だが、「白石監督作品に参加できることは僕の生き甲斐になっているので、この上ない幸せです」「私の役割は少々ゲスいですが自分では気に入っております。見どころのシーンもあります。ありがたい」と明かす。

そして「女子の事件は大抵、トイレで起こるのだ。」の中村倫也は、尾谷組の構成員・永川恭二に扮し“狂犬”ぶりを発揮。「こんな小動物みたいな顔した自分に務まるのか不安でしたが、松坂桃李演じる日岡が『真っ当な正義』だとするなら、永川は『アウトローなりの正義』。彼の持つある種の純粋さに五感を澄まし、挑みました」と述べ、「信頼する監督のもと、偉大なる大先輩たちと芝居を交わし、年々減少傾向にある“男臭い作品”に関われたことを、とても幸せに感じています」と充実の様子だ。

孤狼の血」には真木よう子石橋蓮司江口洋介滝藤賢一田口トモロヲ駿河太郎矢島健一らが共演。2018年5月12日に全国で公開される。

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