日本映画界を担う若き天才撮影監督・近藤龍人「ストレイヤーズ・クロニクル」を語る

2015年6月25日 06:00

「ストレイヤーズ・クロニクル」 撮影現場での近藤龍人
「ストレイヤーズ・クロニクル」 撮影現場での近藤龍人

[映画.com ニュース]  主演の岡田将生をはじめ、染谷将太黒島結菜成海璃子松岡茉優ら次世代を担う若手キャストが多数出演し、特集能力をもった若者たちの戦いを描くアクション映画「ストレイヤーズ・クロニクル」が、6月27日から全国公開される。同作にはベテラン監督の瀬々敬久の下、スタッフにも気鋭の若手が参加しており、中でもいま日本映画界で熱い視線を集めているのが撮影監督の近藤龍人だ。そんな近藤が、同作のの現場や作品づくりに対する思いを語った。

1976年愛知県生まれの近藤は、大阪芸術大学在学中に熊切和嘉監督の卒業制作作品「鬼畜大宴会」に撮影助手として参加し、キャリアをスタート。学友・山下敦弘監督の「どんてん生活」「ばかのハコ船」「リアリズムの宿」で撮影監督を務め、東京進出直後に撮影を手がけた「天然コケッコー」が高い評価を得て、気鋭の監督たちから声がかかるようになる。

熊切、山下はもちろんのこと、松江哲明(「ライブテープ」)、横浜聡子(「ウルトラミラクルラブストーリー」)、吉田大八(「桐島、部活やめるってよ」)、沖田修一(「横道世之介」)、呉美保(「そこのみにて光輝く」)ら作家性の強い監督の作品を多く手がけ、熊切監督の「海炭市叙景」では第65回毎日映画コンクール・撮影賞、日本映画撮影監督協会新人賞(三浦賞)を受賞。大学の後輩にあたる石井裕也が監督した「バングーバーの朝日」など、大手製作・配給の全国公開作品も手がけるようにもなり、若手カメラマンの旗手として、未来の日本映画界を担う要注目の人物だ。

そうそうたる顔ぶれの監督たちと仕事をしてきたなかでも、今回タッグを組んだ瀬々監督は最年長。「こういう風に見せたいというビジョンが明確だったので画をイメージしやすかったです」と瀬々監督の手腕に最敬礼で、ベテラン監督との仕事も「学ぶことがたくさんあり、貪欲に吸収していきたい。機会があればどんどんとやっていきたいです」と意欲的だ。

今作は、これまで近藤が手がけてきた作品よりも、激しいアクションが多いのが特長で、「『このあと役者さんがどういう動きをして、どのくらい移動するから広い画にしなければならない』というようなことは、瀬々監督をはじめアクション監督の下村(勇二)さんや照明の藤井(勇)さんとも相談していきました」と、監督やスタッフたちと密な連携をとりながら画面を設計。「ラストシーンが引き立つような色味の作り方などは、こちらからも提案させていただきながら創り上げていきました」という。

主演の岡田とは「天然コケッコー」以来8年ぶりの仕事となったが、岡田は座長として若手キャストを引っ張る存在に成長した。近藤は「作品と向き合う真摯(しんし)な態度は素晴らしいなと思いました。僕も負けないようにちゃんとしなきゃなって思いましたね(笑)」と刺激を受けた。その他の若手キャストたちについても、「今後もご一緒する機会がたくさんあるだろうなと思うと、とても楽しみです。少しでもキャストの人が輝いているように映っていれば良いなという想いです」と撮影監督ならではの視点で語る。

一見すると温和なイメージだが、ひとまわり以上も年齢の離れた照明技師に対して「屋根に穴を開けて上から照らしてください」と臆することなく言い放つなど、現場での頑固さも有名だ。ただ、それも全ては良い作品を作り上げるため。それゆえに多くの監督から信頼され、カメラを任されている。

ストレイヤーズ・クロニクル」の後にも、入江悠監督の「太陽」、 山下監督の「オーバー・フェンス」など話題作が続く近藤の、今後の活躍にも注目だ。

(映画.com速報)

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