海炭市叙景

劇場公開日

海炭市叙景

解説

90年に自ら命を絶った不遇の作家・佐藤泰志の連作小説を、「鬼畜大宴会」の熊切和嘉監督が映画化。谷村美月、加瀬亮、小林薫ら演技派俳優陣が結集する。佐藤の故郷である函館をモデルにした“海炭市”が舞台。造船所からリストラされた貧しい兄妹、立ち退きを拒否する老婆、妻の裏切りに傷つくプラネタリウムで働く中年男、事業と家庭に問題を抱える若社長、息子に避けられ続ける路面電車の運転士など、地方都市の憂うつと再生を繊細なタッチで描きだす。

2010年製作/152分/日本
配給:スローラーナー

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(C)2010佐藤泰志/「海炭市叙景」製作委員会

映画レビュー

4.0ご当地映画ではない、2010年を代表する意欲作

2020年8月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

夭折の作家・佐藤泰志の原作を映画化した、記念すべき第1作。
この後、「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」「きみの鳥はうたえる」とコンスタントに映画化され、それぞれ高い評価を得ているわけだが、その原点といって間違いない。
製作された2009年当時、ここまで地方、市井の人々の疲弊をリアルに描き切った作品はなかった。それゆえ、ご当地映画なるジャンルで括ってはいけない2010年を代表する傑作である。
今作で新境地を開拓した熊切和嘉監督はその4年後、「私の男」で更に大きく羽ばたく事になる。
全ての作品に関わる、シネマアイリスの菅原和博氏が次にどんな一手を放ってくるのか楽しみでならない。

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大塚史貴

4.5【「わたしたちは、あの場所に戻るのだ」/温もりを求める冷たい肌感】

ワンコさん
2021年10月14日
iPhoneアプリから投稿

函館三部作と呼ばれる作品の一つ「海炭市叙景」で感じたのは、どこか冷たい肌感だった。

原作の「海炭市叙景」は、未完の佐藤泰志の遺作でもある。

海炭市という北の港湾都市を舞台にしているからというだけではない。人々が寄り添う気持ちを持ちながらも、どこかに不安やいたたまれなさを抱え、傷つけ、ぶつかり合い、それでも生きていこうとする姿が心を締め付ける。

日本がバブル景気で、都市部を中心に再開発が進んでいたころ、実は産業構造も転換期を迎え、多くの地方都市が衰退する予感を抱えていた。函館も同様だったのだ。

砂州に広がった海炭市は函館のことだ。

この1980年代に、この物語を構想し執筆していた佐藤泰志さんの市井を観察する目に改めて驚かされると同時に、今僕達に足りないものは何かを考えさせられる。

傷付け、ぶつかり合いながらも、他方では、寄り添う気持ちを持ち、そして生きていく。

コロナ禍の下の、ソーシャル・ディスタンスや、リモート・ワークのなかでも、人は人であるために必要なことはあるのではないのかと考えさせられる。

レビュータイトルの「わたしたちは、あの場所に戻るのだ」は、映画のキャッチコピーだ。

あの場所とは、元旦の初日の出を望む山頂のことだ。

赤い初日が照らす山頂で祈り、そして、どこかで温もりや希望を求めながらも、そこには、まだ、冷たい肌やいたたまれない心があるのだ。

だが、人は祈り続けるのだ。

ケーブルカーで下山する妹を見つめていた井川が、自ら命を絶ったのではないことを願うばかりだ。

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ワンコ

3.0もっと太陽が見たい…

hkr21さん
2020年7月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

う~ん、暗かった…。
だって、太陽の光のシーン、あんまりないんだもん。
やっぱり、地域性なのかなぁ…。
函館って、こんなに暗いの?って、違うか―、この街の一部だよね。
街というより人かな。
オムニバス的だというのを知らずに見たので、あれ?
さっきのはどうなったの?って思っていたら、既に違う人たちの生活だった。
最終的に、路面電車で繋がった感だったけど、ちょっと強引かなぁ…。
函館の明るい部分を感じに行きたくなりました。

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hkr21

1.0だから何なんだ、と。熊切監督・・・。唯一良いところは、市電の運転手...

2020年5月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

だから何なんだ、と。熊切監督・・・。唯一良いところは、市電の運転手役の方がちゃんと運転していたことです。あれは役者じゃないのかな。本当にそれだけ。

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kazuyuki chatani
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