種田陽平の映画美術と三谷幸喜映画の世界を体感できる美術展が今秋開催
2013年8月3日 07:00

[映画.com ニュース] 日本映画美術界の第一人者として知られ、日本映画はもちろん海外作品でも活躍する美術監督・種田陽平氏が手がけた映画美術と、三谷幸喜監督の映画の世界観を体感できる「種田陽平による三谷幸喜映画の世界観展~『清須会議』までの映画美術の軌跡、そして…~」が、10月12日から11月17日まで東京・上野の森美術館で開催される。
岩井俊二の「スワロウテイル」「花とアリス」、クエンティン・タランティーノの「キル・ビル」、李相日の「フラガール」「悪人」、是枝裕和の「空気人形」、ウェイ・ダーションの「セデック・バレ」など、国内外を問わず著名な映画監督とコラボレーションしてきた種田氏は、「THE 有頂天ホテル」以降の三谷映画でも美術を担当。三谷作品特有の「リアルだけど、おとぎ話のような」世界観を具現化する映画セットを数多く生み出している。
同展では、映画撮影におけるセット製作のための貴重な資料や、実際に撮影に使用された装飾、小道具や模型などを展示。種田氏のセットがどのようにして形になり、三谷映画の世界を彩ったのかを、2人がタッグを組んだ過去3作品(「THE 有頂天ホテル」「ザ・マジックアワー」「ステキな金縛り」)と、最新作「清須会議」(11月9日公開)を中心に紹介していく。
「映画美術は映画のための世界観、つまり『偽りの空間』をつくる。その空間をセットにすることは美術の重要な仕事のひとつです」と語る種田氏は、展覧会開催にあたり「三谷幸喜さんは物語のための映画のセットをとても大事にしてくれる映画監督です。CG全盛の時代にあって、三谷映画独特の『役者と共演する映画美術』とそのディテールを、海外作品での仕事とあわせ皆様にご覧いただけることを大変うれしく思います」とメッセージを寄せている。
Amazonで関連商品を見る
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
プレデター バッドランド
【ヤバすぎる世界へようこそ】“最弱”ד下半身を失ったアンドロイド”=非常識なまでの“面白さと感動”
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
【すべての瞬間が魂に突き刺さる】どうしようもなく心が動き、打ち震えるほどの体験が待っている
提供:ディズニー
ブルーボーイ事件
【日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化】鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
あまりにも凄すぎた
【“日本の暗部”に切り込んだ圧倒的衝撃作】これはフィクションかノンフィクションか?
提供:アニモプロデュース
盤上の向日葵
【「国宝」の次に観るべき極上日本映画に…】本作を推す! 壮絶な演技対決、至極のミステリー、圧巻ラスト
提供:松竹
てっぺんの向こうにあなたがいる
【世界が絶賛の日本映画、ついに公開】“胸に響く感動”に賞賛続々…きっとあなたの“大切な1本”になる
提供:キノフィルムズ