ステキな金縛り

劇場公開日:

解説

「ザ・マジックアワー」の三谷幸喜監督が同作以来3年ぶりにメガホンをとり、法廷サスペンスやファンタジーの要素も盛り込んで送り出すオリジナル長編コメディ。三流弁護士のエミが、担当する殺人事件の弁護のため、被告人のアリバイを唯一証明できる落ち武者の幽霊・更科六兵衛を法廷に引っ張り出そうと奮闘する姿を描く。主演は深津絵里、西田敏行。共演に竹内結子、浅野忠信、篠原涼子、佐藤浩市ら豪華キャストが集う。

2011年製作/142分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2011年10月29日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第35回 日本アカデミー賞(2012年)

ノミネート

作品賞  
監督賞 三谷幸喜
脚本賞 三谷幸喜
主演女優賞 深津絵里
音楽賞 荻野清子
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(C)2011 フジテレビ 東宝

映画レビュー

3.0三谷作品の不幸な敷居

2012年1月13日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

観ている間の退屈は皆無ですが、観終えると「あの登場人物、エピソードは必要だったのか?」という疑問がぼんやりと浮かんできました。例えば、主人公の同居人。ドラマ撮影の見学。オールスターキャストとなると、ばっさりカットも難しいのでしょうか…。(大泉洋は、エンドロールで写真のみ出演でしたが。)
三谷作品は好きです。それなのに公開から数か月後にやっと観るに至った要因は、何より上映時間の長さでした。郊外のシネコンへの往復時間プラス上映時間の二時間半(東宝作品の予告もたっぷりつきました。)…となると、育児中の身ではなかなか容易に足を運べません。(子ども連れOK上映会に採用していたシネコンもありましたが、二時間越えの映画で子どもを「持たせる」のは難しいかと。)そんな物理的要因で敷居が高くなるのは、三谷作品にとって不幸なことだと思います。私見ですが、三谷作品を楽しむのは、歌舞伎やオペラを楽しむ感覚とは異なるはずです。
さらに言うと、私が大スクリーンで観たい三谷作品は「ばらばらな人々が、いつの間にか一つの方向に進み繋がっていく」物語です。主人公と相棒がくっきりと軸となる物語は、どちらかと言うとテレビドラマ向きで、本作は後者のように思われました。浅野忠信や阿部寛が演じた役柄に、もっと絡んでほしかったです。
…でもやっぱり、三谷作品は好きです。次も楽しみにしています。

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cma

4.0そうだ、三谷幸喜を観よう。豪華キャストを湯水の如く使った贅沢な作品。そして裁判所の紙の件。

2024年3月17日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

面白そうな邦画をアマプラで探していて。
きっと観ていたはずの『ラヂオの時間』を見かけたんですが。例によってレビューは書いていないので、もう一度鑑賞をとも思ったのですが。ちょっと変わったことをやりたい気分になって。
三谷監督作品で、他に面白そうな作品はないかなー?と思って調べてみると、ほんっとに豪華キャストオンパレードのこちらの作品に行き当たりました。文世さんも、佐藤浩市も、阿部寛もご出演ですし。幕の内弁当かよ。
三谷監督の法廷物といえば、大好きだったテレビドラマ『合言葉は勇気』が私史上最高級評価でしたので、大いに期待が高まるわけです。
キャストの予習のみの、そんな行き当たりばったりでの鑑賞スタートです。300円課金したから、48時間以内に集中して楽しまなきゃ。

オープニングクレジットの最後に出てきた「Once in a blue moon」の意味がわからなくて。調べてみました。英語さっぱりなので勉強しなきゃ。
「ごくまれに」「めったにない」という意味なのですね。新鮮な学びの喜びナイス。ひとつ賢くなりました。忘れずに覚えていられたらですけれど。

悪い癖です。お話について語るのがレビューですよね。
まず、ノーメイクすっぴんフェイスの深津絵里が、私的萌え琴線に触れました。生活に疲れきったような幸薄い系の顔立ちが好みなので。加えて黒スーツ姿でしょ。これ完全に触れまくっています。←なにそのピンポイントな性癖w そして深津さん、なにげに失礼なこと申し上げてごめんなさい。
お話について語るのがレビューでしたよね。←2回目
阿部寛、中井貴一ご両名登場で、画面が一気に引き締まりました。
予習として、Wikipediaを覗いたんですが、前述の通りキャストの豪華なこと豪華なこと!佐藤浩市を始めとして、錚々たる面々のオンパレード。どこを切っても主役級の金太郎飴状態。ってなことを思っていたんですよね。
ところがどっこいでした。その佐藤浩市も、物語の本筋には全く絡まないモブキャラ扱い。
大泉洋に至っては、役名もなく“勝訴を持つ男”役で、勝訴の紙(ここ、あとでたっぷり語ります)に顔が半分隠れた状態でのご出演だもの。完全にエキストラ状態。 豪華すぎるキャストを湯水の如く消費しきった「Once in a blue moon」な映画です。
落ち武者の亡霊を演ずる西田敏行は、幽霊にしては濃すぎるキャラクターでミスキャストかと思っていました。最初は。
むしろパパ役を演じた草彅剛くらいに線が細い青白フェイスの方が幽霊顔に似合っていると思ったりしました。←草彅さんも失礼申し上げてすみません。
ですが物語が進むにつれ 、西田さん独特のコミカルなキャラクターがぴったりとハマっていたように思い直しました。
幽霊が【見える】【見えない】の間で繰り広げられる、三谷ワールド全開の、オーバーアクション・ドタバタコメディーが、大変面白かったです。特に中井貴一のキャラが立っていました。
三谷作品ということで、鑑賞前は、ワンシチュエーションの法廷劇かと早合点していたのですが、よい意味で裏切られました。
残念に思ったことは、最終弁論のシーンで、幽霊こと西田敏行は現れず、お話に絡んでこなかったことかな。
ここはまぁ主人公の成長劇がテーマのようなので、切り札(幽霊)をあえて省くことで、それを効果的に描きたかった故のことなのかな?と思いました。

そして触れますよ。エンドロールのワンカットのみのスチールでご登場の大泉洋の持つ「勝訴」の紙について。
私、あの紙って裁判所の売店で売られているものだと信じてるんですよね、ずっと以前から。
と言うのも、裁判でまさか「不当判決」の紙は縁起でもなくて、そんな物を用意して来るはずなんてないと思っていて。
なので裁判所には、きっと売店があるはずなんですよ。
そこで判決に合わせた紙を買ってるんですよ。
「勝訴」の方がご祝儀感覚でお値段高いの。そして高名な書道家の書いた紙は家宝級なので、かなりのプレミア価格なの。
傍聴人も休廷の間はお腹だって空くだろうに。お茶で幕の内弁当くらいは食べたくなると思うじゃないですか。焼きそばパンでもいいし。
あるよね絶対に!裁判所には売店が!←なにその決め打ち

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野球十兵衛、

4.0三谷作品でベスト

2023年12月31日
PCから投稿
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共感した! 1件)
プライア

5.0三谷作品らしい面白さ

2023年11月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

三谷幸喜監督、脚本のクオリティのオモシロさ
ロケ地となった旅館を探しだした三谷組は凄い

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ikema