【全米映画ランキング】「ゼロ・ダーク・サーティ」がV。「L.A. ギャング ストーリー」は3位スタート
2013年1月15日 22:00
[映画.com ニュース]アカデミー賞ノミネート発表とゴールデン・グローブ賞の授賞式が行われた週末。全米ボックスオフィスは、「ハート・ロッカー」(2008)でオスカーを受賞したキャスリン・ビグロー監督の最新作「ゼロ・ダーク・サーティ」が拡大公開され、約2400万ドルの興収で首位に立った。
同作は、「ハート・ロッカー」のビグロー監督と脚本家マーク・ボールのコンビが、CIAと米軍によるオサマ・ビンラディン暗殺作戦の内幕に迫った実録サスペンスドラマ。01年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件から、11年5月1日のビンラディン暗殺実行までの約10年間を、ジェシカ・チャステイン演じる若き女性分析官の視点から描いている。昨年末の限定公開以降、批評家からは最大級の賛辞を受けており、2月末のアカデミー賞でも、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)を受賞したチャステインほか、作品賞を含む主要部門での受賞に期待がかかっている。共演はジェイソン・クラーク、ジョエル・エドガートン、マーク・ストロング、エドガー・ラミレス、スティーブン・ディレイン、ジェニファー・イーリー、ジェームズ・ガンドルフィーニ。
2位は、「最終絶叫計画」(00)シリーズで知られるマーロン・ウェイアンズ主演のコメディ「A Haunted House」。「パラノーマル・アクティビティ」(09)などのモキュメンタリー・ホラー映画のパロディで、業界の予想を上回る約1880万ドルのオープニング興収を叩き出した。
その一方、約1670万ドルで3位と低調なスタートになってしまったのは、ショーン・ペン、ジョシュ・ブローリン、ライアン・ゴズリング、ニック・ノルティ、エマ・ストーンら豪華スター共演の実録犯罪アクション「L.A. ギャング ストーリー」。1940~50年代にかけてロサンゼルスを舞台に大暴れした実在のユダヤ系ギャング、ミッキー・コーエン(ペン)を打倒するため、ブローリン、ゴズリングら扮する警官たちが立ち上がるというストーリー。ワーナー・ブラザース伝統のギャングアクションものだったが、レビューもかんばしくなく、華々しいスタートを飾ることができなかった。共演にアンソニー・マッキー、マイケル・ペーニャ、ロバート・パトリック、ジョバンニ・リビシ。監督は「ゾンビランド」(09)、「ピザボーイ 史上最凶のご注文」(11)のルーベン・フライシャー。
ゴールデン・グローブ賞脚本賞を受賞したクエンティン・タランティーノ監督の「ジャンゴ 繋がれざる者」は約1100万ドルの興収で4位。累計興収は約1億2500万ドルを超え、タランティーノ監督作品では「イングロリアス・バスターズ」(09/最終興収約1億2054万ドル)を抜いてトップに立った。
同じくゴールデン・グローブ賞で、コメディ・ミュージカル部門の作品賞、主演男優賞(ヒュー・ジャックマン)、助演女優賞(アン・ハサウェイ)を受賞した「レ・ミゼラブル」は5位に。アカデミー賞でも作品賞にノミネートされたので、2月末の授賞式までもうひと稼ぎできそうだ。
そのほか、アカデミー賞に主要7部門を含む8部門でノミネートを受けたデビッド・O・ラッセル監督のコメディドラマ「世界にひとつのプレイブック」が約500万ドルの興収で10位に再ランクインを果たした。
今週末は、米カリフォルニア州知事退任後、初の主演作となるアーノルド・シュワルツェネッガーのアクション大作「ラストスタンド」(キム・ジウン監督)に、ラッセル・クロウ&マーク・ウォールバーグ競演の犯罪サスペンス「Broken City」、ギレルモ・デル・トロ製作総指揮、ジェシカ・チャステイン主演のホラー「Mama」が公開となる。
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【死を迎える時、どんな最期を選びますか?】“人生の終わり”と“生きる喜び”描く、珠玉の衝撃作
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【この最新作を観るべきか?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作だった…!
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー