「それでもボクはやってない」が米アカデミー賞日本代表に!
2007年9月18日 12:00

[映画.com ニュース] 9月14日、第80回米アカデミー賞外国語映画部門へエントリーされる作品選考会が行われ、全24作品の中から、周防正行監督の「それでもボクはやってない」(アルタミラピクチャーズ)が日本代表作品に決定した。同賞のエントリー作品は例年、日本映画製作者連盟によって1作品だけ選ばれる。アカデミー外国語映画賞ノミネートの5作品は、08年1月23日に決定。アカデミー賞授賞式は2月24日に行われる。
同作は、周防監督の11年ぶりの作品。加瀬亮を主演に、“痴漢冤罪(えんざい)事件”を扱って日本の刑事裁判制度をえぐった社会派映画。今年1月より公開され、興収11億円を記録。8月にDVDがリリースされている。
周防監督にとっても同部門へのエントリーは初のこと。前作「Shall we ダンス?」はのちにハリウッドでリメイクされたが、97年の日本代表には山田洋次監督の「学校II」が選ばれ、エントリーを逃している。
過去5年の日本代表作品は、「フラガール」(李相日監督)、「血と骨」(崔洋一監督)、「誰も知らない」(是枝裕一監督)、「たそがれ清兵衛」(山田洋次監督)、「OUT」(平山秀幸監督)。ノミネートされれば、04年の「たそがれ清兵衛」以来となる。
51年の「羅生門」(黒澤明監督)、54年の「地獄門」(衣笠貞之助監督)、「宮本武蔵(第一部)」(稲垣浩監督)がアカデミー名誉賞を受賞しているが、アカデミー外国語映画賞設立以前の話。75年に黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」で受賞しているが、これはソ連映画としてだった。過去に日本映画のエントリー作品は「砂の女」(勅使河原宏監督)「影武者」(黒澤明監督)など11度ノミネートされたが、外国語映画賞受賞歴は一度もない。
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