影武者

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劇場公開日:

解説

黒澤明監督が「デルス・ウザーラ」以来5年ぶり(日本映画としては「どですかでん」以来10年ぶり)に製作した、戦国スペクタクル巨編。製作総指揮としてフランシス・F・コッポラとジョージ・ルーカスが参加、アメリカでも公開され独創的な様式美と壮麗な合戦絵巻が評判を呼んだ。時は戦国時代、あやうく処刑をまぬがれた盗人が武田信玄の影武者となり、信玄の幻に威圧されながらも敵をあざむいていく。だが男にとって戦国の雄・信玄として生きることはあまりにも過酷だった……。カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞。

1980年製作/179分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1980年4月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第53回 アカデミー賞(1981年)

ノミネート

外国語映画賞  
美術賞  

第38回 ゴールデングローブ賞(1981年)

ノミネート

最優秀外国語映画賞  

第33回 カンヌ国際映画祭(1980年)

受賞

コンペティション部門
パルムドール 黒澤明

出品

コンペティション部門
出品作品 黒澤明
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映画レビュー

3.0ちょっとやりすぎ

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

なんだろうな~。
メイクも演技もやりすぎな感じが否めない。
ちょいと土気色すぎないですか…。

他のかたのレビューで初めて
当初は勝新のはずだったと知って納得。
仲代さんもとっても!いい役者さんだけれども
この役は勝のほうがいいですよねえ。

それにしても
黒澤明だからできることなのか、
これほどまでに金と時間をかけて
あの合戦シーンの地響きを撮れるというのは。
最近じゃあたぶんCGで済ませちゃう。
合戦の地響き、鬨の声を聞く、それだけでもちょっと鳥肌モノです。

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こまめぞう

5.0この映画を創った人の命を感じる。

2023年6月3日
PCから投稿

時代は今の大河ドラマの頃、
武田の終りを見た男の話。

どのシーンも良いが、
特にエンドクレジット、
全てを表しているあの
川に流れるシーンが好きだ。

武田信玄の影武者となった男。
映画には彼の感じたものが全て入っている。

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星組

4.02度目の鑑賞。 黒澤監督のこだわりを随所に感じた。 仲代達矢扮する...

2023年1月16日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2度目の鑑賞。

黒澤監督のこだわりを随所に感じた。

仲代達矢扮する影武者が、哀れで切ない。武田家存続のために利用され、

あえなく捨てられる。しかし、気持ちは、すっかり信玄に憑依し、信玄の孫の

行く末も気になってしょうがない。影武者の終焉が、武田家の終わりでもあった。

小心者だけに、同情を誘う。見応えのある映画だった。

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藤崎敬太

4.0影武者として生きる一人の男の苦悩、 それを知っている臣下たちの苦労、 織田信長や徳川家康の武田信玄に対する畏敬や畏怖などを 179分間で表した映画である。

2023年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

怖い

興奮

BS-NHKで映画「影武者」を見た。

劇場公開日:1980年4月26日

1980年製作/179分/日本
配給:東宝

仲代達矢48才
山崎努44才
萩原健一30才
根津甚八33才
大滝秀治55才
油井昌由樹
室田日出男43才
黒澤明監督・脚本70才
フランシス・フォード・コッポラ
ジョージ・ルーカス
製作総指揮

黒澤明監督の晩年の一本だと思う。

2023年の今から450年前の西暦1573年に
武田信玄は城内で鉄砲に狙撃された。
信玄は京都に入るという野望叶わずして命を落とした。

臣下たちは信玄にそっくりの盗人を影武者として使うことにした。

信玄として屋敷へ戻った影武者は、
幼い息子や側室たちにもニセモノと見破られることはなかった。

また評定(会議)の場においても信玄らしく振舞って場を収めるなど、
予想以上の働きを見せた。

これは影武者として生きる一人の男の苦悩、
それを知っている臣下たちの苦労、
織田信長や徳川家康の武田信玄に対する畏敬や畏怖などを
179分間で表した映画である。

満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。

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ドン・チャック
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