ブレードランナー 2049のレビュー・感想・評価
全616件中、261~280件目を表示
豪華俳優とハンス・ジマー大師匠♪
内容自体は可もなく不可もなく。よっぽどのSFアレルギーがない限りは気軽に見れると思います。それよりもやっぱり俳優陣と壮大な音楽に魅せられますね〜。主演は脂乗りまくりのライアン・ゴズリング、特別出演的な感じですっかり老け込んでしまいましたがハリソンフォード。そして何と言ってもハンス・ジマーが音楽を指揮しています♪劇中からこのチェロバスをガンガン使う感じ師匠じゃないかと思っていたら、案の定エンドロールに登場w これだけでも私にとっては観る価値ありの作品です。ライアン・ゴズリングの渋い演技とハンス・ジマーの音楽を肴に、お酒を飲みながらゆったりと愉しめます。
リドとしては良作、ドゥニとしては盆作
色々と思うところあったんで、書きます。
まず、自分にとっての前ブレードランナーに関して、あくまでSF映画の映像として、とても重要な作品だと思ってます。
カルト的な人気を得ているものなんで、深いテーマの作品だと勘違いしてる人とか、語っちゃってる人いますが、作りも深みも語るものはないと思ってます。
んで、今作についてですが、けっこー複雑な感じでして、リドリー作品として観れば良作。ドゥニ作品として観たら盆作といった感じです。
どーゆう事かと言いますと、リドリーの作品って、基本的に壮大でキャッチーな映像が売りだと思っているので、そーゆう意味では今回もバッチリ当てはまった作りとなってます。
ドゥニ作品として盆作というのは、彼の売りは人物の繊細な内面を表情で語らせる良さだったり、一つのテーマで納めないドラマ性の強さだと思ってるので、今作はほぼ当てはまらないです。
オマケに以前に撮った「灼熱の魂」と類似点が多く、こちらほどの完成度には達してないように感じます。
タルコフスキー的な事を書いてる方がとても多いですが、言うほどは感じませんでした。勿論全くではないのですが、タルコフスキーの映像は結構な数の作品が取り入れてますし、レヴェナントみたいな訳ではないです。むしろ、日本の漫画やアニメからオマージュはかなりしてると思います。例えば「彼女の思い出」ホログラムの表現はこれをイメージしてる印象、後は二瓶勉作品からかなり貰ってる。
尺が長いってのは同意見です。
音凄い。なんなら映像よりもIMAXを選んだ価値があった。
観た後、まず思ったのが撮影監督ディキンスについて。
彼の映像は本当にいつも素晴らしく、絵画を観てるんじゃないかと思うほど美しいのですが、アカデミー賞に10回以上ノミネートされているに獲った事はないのです。そこにルベツキが現れ3年連続受賞。
ですが、ルベツキとの差はそんなないと思ってました。
それが今回で、若干の優劣を見た気になりました。
人それぞれ好みはあるのですが、ルベツキが以前に撮った「トゥモローワールド」という似たテーマのSF映画があり、映像で完全にブレードランナーは劣っていました。
ディキンスは構図やアングルに拘る人で、1カットがとても素晴らしい。
かたやルベツキは、区切りを見せない映像トリックと、複雑なカメラワークにより、映画の中に入り込んだような臨場感を与えてくれる人です。
その二人が似た世界観の映画を撮った結果、ディキンスは映像の美意識に囚われすぎて、描写がクドくなってしまってた。
ルベツキは未来的な描写にほとんどピントを合わせず、街中に溢れる当たり前のテクノロジーを日常として映し、結果リアリティが増し観た人をSFの世界に吸い込んでみせた。
ディキンスは、街中に溢れるホログラム、車、ビル群、銃、あらゆるモノをバッチリ映し、果てはキリスト誕生の宗教画を背景にしっかり撮ってしまう始末……それじゃ隠喩にならんよ。
勿論、撮影監督としてツートップの話しなので、ディキンスの映像が凄いのは間違いないです。
優劣つけるには早いとも思います。
今回は台詞でも何でも説明過多な作りだった為、クド過ぎる作りになってしまってました。
たぶんドゥニとディキンスは、攻殻機動隊を作るべきだったんだと思います。アレだったら押井監督バリにクドくたって、むしろ良い訳だし。
何だか悪い事ばかり書いた感ありますが、つまらなけりゃこんな書かないです。
そんな感じでした。
何か某SF映画くらい長ったらしい文になっちゃいましたね。
良い出来だが、やはりSFではない
ドゥニ・ヴィルヌーブ監督の映画としては初めて認めても良かろうとは思ったが、誉めるわけにはいかない。もうちょっと哲学寄りの骨太のSFとして興味深いストーリーにできなかったのか、下地があるだけに残念。
生殖能力の獲得なんてあまりにも安直というか、奇をてらったというか。それも30年前に既にできていたと! 都合良すぎ。それならレプリカントは赤ん坊から大人になって老いていくことになるが、そんな設計をした話やそんな噂すら一切ない。同監督の「メッセージ」のレビューでも書いたが、これではSFでなくファンタジー。
寿命の制限がない? それじゃ人間より優れてるわけで、レプリカントの体に脳を移植する者がいてもおかしくない。ウォレスがそうであってもおかしくない。レプリカントばかりが登場し、しかも完璧なので、人間は置いてきぼり。人間はレプリカントを生み出しながら限られた寿命で何のために生きているのやら…。
並の人間以上の頭脳、人知をはるかに超える経験を持つレプリカントが短命であることに納得できずに悩み、もがくーそんなレプリカントの悲哀に魅力があったのだが、その前提は30年後の設定であっさりと外されてしまった…。
妊娠したレプリカントから産まれた娘をレプリカントたちがひた隠しに隠していたことが明らかになった時は、「ダヴィンチ・コード」と重なり、ん~やっぱりキリスト教文化なのか…?と妙な感じがした。
ショーン・ヤングのレイチェルには驚いた。そっくりさんを使ったのかと思ってたらエンド・ロールを見てビックリ!
ドゥニ・ヴィルヌーブは、SFとファンタジーの違いが分からないのだろうか。容易に設定が破綻する。今回は世界観と映像が補ったが、根本の所では認められない。
レベルの高い未来表現
2049年6月
大傑作
素晴らしい傑作。主人公Kの孤独と閉塞状況とささやかな喜びが描かれる導入部。それは現代都市生活の部品として使い捨てされる労働者の切なさである。それなりに満足して生活していたKの心に灯る小さな希望の光。自分は決してその他大勢ではなく特別な者なのではないかという想念が芽生える。
ジョイとKの関係は
レイチェルとデッカードの関係の写し鏡だ。彼らは同型のジョイもレイチェルも拒否する。それは薔薇がいくらあっても、自分の心を揺さぶる薔薇はただ一つだけだと想っているから。
Kの哀しみや喜びに寄り添い、愛し守ってくれたジョイは、買い直してももう現れない。
Kは自分だけのジョイの生きた証を目の当たりにして、自らの心に従って善をなす事を決意する。
デッカードがレプリカントかどうかという問題はもうどうでもよくなっている。Kはレプリカントだが、孤独で、意に染まぬ仕事で使い捨てられ、自由意志を否定される現代人そのものだ。富裕層3人の財産がその他の者の富の合計を上回る超格差社会アメリカに生きる人々は日本の現在とほぼ同じ。
Kはおのれの意思に目覚め、誰の命令も聞かず、自分の判断で行動する。それは哀しい孤独な「天使」がひとりの寂しい人間としてこの世に生きた証を残した。デッカードは「お前は俺の何なんだ?」と問いかけた。
Kは答えず別れる。雪が溶けるように、彼の人生の終わりの時が来る。彼は自分が願ったものになったのだ。
現代アメリカ、現代日本。子供の頃は家族の中で特別な存在だった。社会に出て労働者となり、自分が特別ではなく、ありふれた存在だと知る。
良いSFは良い寓話となる。Kの心情はナレーションがなくても痛いほど観客に伝わる。
Kの魂の彷徨は、現在を生きる我々のものだ。ヴィルヌーヴ監督は見事に重責を果たした。
映画館で見るべき最高傑作
静謐
テーマの掘り下げに物足りなさ有。
ブレードランナーそのもの
駄作入場料の価値以下
古~~いHフォードの第一作見てなかったので先に見ておいた。秀作!
息を呑むレプリカント狩りのアクション、レプリカントとHFの奇跡的なラブロマンスこれらが絶妙に絡み合って一気に最終場面のドキドキ余韻を残したラストを迎える90分でも充実、何日も体験したリアルさ。
新作2049感想....駄作、入場料の価値以下
1.ゴズリン主役では役不足、演技は定番の脇役レベル
1.HF出演料が40数億?嘘っぱちだ、出るなら回想ビデオレベル老いすぎ
1.脚本が最低中途半端、レプリカント対人間の小競り合いに終始雌雄を決する決戦皆無。ロマンスもレプリカントからフォログラムに劣化どうやって恋愛できるんだって。
1.作品時間は延々とCG無駄に垂れ流し時間消費してるだけ。
1.ラストエンドタイトルが出てびっくり嘘だろ?消化不良、フルコース注文したのに冷めたスープだけ出して終わりですよ。
見るのは無駄。
アトラクションと語りの喧嘩
秀作!
映像は綺麗、ストーリーは
全616件中、261~280件目を表示