劇場公開日 2017年6月3日 PROMOTION

  • 予告編を見る

花戦さ : 特集

2017年5月29日更新

人気急上昇ジャンル《痛快エンタメ時代劇》“次”は本作!
あの豊臣秀吉が“たったひとりの花僧”に大敗北してた!?
その戦法は、“刃”ではなく“花”──この男、一体どうやった?

“花の力”で暴君・豊臣秀吉に勝負を挑む!? 伝説の花僧の奇想天外な挑戦を描く!
“花の力”で暴君・豊臣秀吉に勝負を挑む!? 伝説の花僧の奇想天外な挑戦を描く!

狂言師・野村萬斎が、実在したと言われる伝説の花僧に扮し、市川猿之助演じる豊臣秀吉、中井貴一演じる織田信長、佐々木蔵之介演じる前田利家、佐藤浩市演じる千利休らと対じしていく姿を描く「花戦さ」が、6月3日に公開。「おんな城主 直虎」の森下佳子が手掛ける脚本を「起終点駅 ターミナル」の篠原哲雄監督が映像化した、痛快&爽快エンターテインメント時代劇だ。


[エンタメ異種格闘技戦勃発:俳優対決編]
こんな異業種交流を待っていた──狂言、歌舞伎、映画界から才能集結!
異なる分野の実力派による“演技”真剣勝負をとくとご覧あれ!

(左から)佐々木蔵之介、中井貴一、市川猿之助、野村萬斎、佐藤浩市、森川葵らが集結
(左から)佐々木蔵之介、中井貴一、市川猿之助、野村萬斎、佐藤浩市、森川葵らが集結

戦国時代末期、花と町の人々を愛するけったい(=風変わり)なひとりの男がいた。その名は池坊専好、京都の花僧でいけばなの名手。人の顔も名前もなかなか覚えられず、とにかく花をいけることに執着し、名誉や権力などまるで眼中にないこの男が、時の天下人・豊臣秀吉に一世一代の大勝負を挑む。この痛快エンターテインメント時代劇に、狂言、歌舞伎、映画界から才能が集結。あっと驚く“エンタメ異種格闘技戦”が勃発する。

権力にも名誉にも興味がない風変わりな“いけばなの天才”を野村萬斎が演じる!
権力にも名誉にも興味がない風変わりな“いけばなの天才”を野村萬斎が演じる!

天真爛漫(らんまん)、まさに花をいけるために生まれてきた天才花僧・池坊専好を演じるのは、狂言師・野村萬斎。ひょうひょうとした物腰と品のあるたたずまいは、専好そのもの。「のぼうの城」でも豊臣秀吉軍に奇策で挑んだ城主を演じたが、今回は、いけばなの力を武器に秀吉本人に対じする伝説の人物を熱演。

数々の名優が演じてきた豊臣秀吉役に、市川猿之助が新たな息吹を注入!
数々の名優が演じてきた豊臣秀吉役に、市川猿之助が新たな息吹を注入!

本作の大ボスとも言える豊臣秀吉を演じるのは、歌舞伎を代表する役者のひとり、市川猿之助。「スーパー歌舞伎II ワンピース」を発表などする革新派だけに、映像作品にも数々進出。「龍馬伝」「ザ・マジックアワー」等でも存在感を発揮した。「超高速!参勤交代」の徳川吉宗が、今度は秀吉役として強烈な印象を残す。

日本アカデミー賞最優秀主演男優賞俳優・佐藤浩市(右)が、天才茶人・千利休を熱演!
日本アカデミー賞最優秀主演男優賞俳優・佐藤浩市(右)が、天才茶人・千利休を熱演!

狂言、歌舞伎の実力者の向こうを張るのが、映画界が誇る名優のひとり、佐藤浩市。「64 ロクヨン」では、第40回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を獲得し、改めて高い演技力を見せつけた。専好、秀吉を“動”とすれば、佐藤が演じる千利休は“静”。躍動的な印象の佐藤が、今回はいかに静かに存在感を披露するか、目が離せない。

(左から)信長役の中井貴一、利家役の佐々木蔵之介、絵の天才れん役の森川葵にも注目
(左から)信長役の中井貴一、利家役の佐々木蔵之介、絵の天才れん役の森川葵にも注目

映画界からは、佐藤以外にも実力派俳優たちが参戦。脇役にとどまらない“主役級”の存在感に目を見張るはずだ。戦国時代のスター武将のひとり、織田信長役に初挑戦したのは、中井貴一。前田利家には、「超高速!参勤交代」の佐々木蔵之介が扮した。専好と心を通わせる天才絵師れんを演じる若手女優、森川葵のみずみずしさも注目だ。

(左から)山内圭哉、高橋克実、竹下景子ら多彩な面々が脇を固める
(左から)山内圭哉、高橋克実、竹下景子ら多彩な面々が脇を固める
前田利家邸で巨大な松をいけた記録が残る人物をモチーフに、痛快な物語が生まれた!
前田利家邸で巨大な松をいけた記録が残る人物をモチーフに、痛快な物語が生まれた!

記録にわずかしか登場しない花僧の伝説を大胆にふくらませた小説を、壮大なストーリーにまとめ上げたのは、ドラマ「JIN 仁」「ごちそうさん」「天皇の料理番」の脚本を手掛け、現在はNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」に関わっている森下佳子。躍動感あふれる作風で知られる、今乗りに乗っている脚本家が、見る者をワクワクさせる物語を紡いでいる。


[エンタメ異種格闘技戦:偉人対決編]
「武士の家計簿」「殿、利息でござる!」原作者も一目置く──
花僧×茶人×武将、“異なる者”が対じした時に見えるものとは?

スクリーンを彩るいけばなの数々は、発祥555年を迎える池坊が全面監修
スクリーンを彩るいけばなの数々は、発祥555年を迎える池坊が全面監修

出演するキャスト陣が多彩な分野から参戦してくる“エンタメ異種格闘技”なら、描かれる物語に登場する人物たちも、花僧(専好)、茶人(利休)、武将(信長、秀吉、利家)とまさに異なったフィールドに立つ偉人たち。背負うものも見据える世界もまた異なるくせ者たちが、それぞれのプライドを懸けて向かい合うシーン=対決の数々が、本作の大きな見どころだ。そんな、いくつもの対決を経て、観客も自分のこととして考えてしまう、普遍的なテーマが浮かび上がってくる。そして、専好の奇想天外な活躍は現代を生きる人々に爽やかな感動とカタルシスを与え、幸せな気持ちにしてくれるのだ。「武士の家計簿」「殿、利息でござる!」の原作者として知られる歴史学者、磯田道史氏も太鼓判を押す1作だ。

中井貴一演じるカリスマ戦国武将、織田信長の前で、巨大な松を披露!
中井貴一演じるカリスマ戦国武将、織田信長の前で、巨大な松を披露!

専好が挑むひとつめの対決は、カリスマ戦国武将・織田信長が相手。信長の居城・岐阜城にて、天を貫く昇り龍のような巨大な松と菖蒲の花を披露する。この趣向が気に入られなければ専好の命はない。前代未聞のいけばなに思わず息を飲む信長だが……果たして、その決断の行方は?

互いに尊敬しあって築いてきた信頼関係が、秀吉の暴走によって壊されてしまう……
互いに尊敬しあって築いてきた信頼関係が、秀吉の暴走によって壊されてしまう……

圧倒的な権力を手にし、傍若無人な振る舞いを見せはじめる秀吉と、茶室という三畳しかない小さな空間で向かい合う利休。あくまでも姿勢を正し、茶の湯の静かな所作を続ける利休に対し、自らの価値観を受け入れないことにいら立つ秀吉。息を飲むような緊張感に注目だ。

花の道と茶の道──異なる世界に身を置きながらも、美を求める心で通じ合うふたり
花の道と茶の道──異なる世界に身を置きながらも、美を求める心で通じ合うふたり

理想を追求しようとする求道者同士が、道は違えど互いを尊敬し合い、深く固い友情を育んでいくのが、専好と利休の関係性。観客を前向きな気持ちに導くふたりの姿だが、秀吉に追い詰められて自害を決意した利休を前にするシーンは、悲壮感が漂う。友を思う専好の気持ちは、届くのか。

いけばなの“美の力”を武器に、秀吉との最終決戦に挑む専好を待つものとは?
いけばなの“美の力”を武器に、秀吉との最終決戦に挑む専好を待つものとは?

利休のみならず、町の人々にまで圧政を強いる秀吉に対して、ついに専好が立ち上がる。愛する人々を守るために、一世一代の“秘策”にうって出る専好だが、生きて帰ってこられる保証はない。いけばなの持つ「美の力」は、秀吉の心を打つことができるのか? 果たして、その結末は!?


「超高速!参勤交代」「のぼうの城」「清須会議」──なぜ今“時代劇”が人気!?
次に見るべき「痛快・爽快エンターテインメント時代劇」が本作!

コミカルな演技もお手のもの、野村萬斎と佐々木蔵之介の掛け合いにも注目
コミカルな演技もお手のもの、野村萬斎と佐々木蔵之介の掛け合いにも注目

時代劇と言えば、手に汗握るサスペンスと見事な殺陣(たて)が決まる痛快なアクションが描かれるのが定番だったが、近年はそういったイメージを覆す、「痛快&爽快エンターテインメント時代劇」とも呼ぶべき新感覚な作品が高い人気を誇っている。

武将との対決、利休との友情に加えて、親を失った少女との心の交流も共感のポイント
武将との対決、利休との友情に加えて、親を失った少女との心の交流も共感のポイント

近年のヒット作を眺めてみると、「超高速!参勤交代」シリーズや「殿、利息でござる!」「武士の家計簿」「清須会議」「のぼうの城」など、衣装や美術は本格時代劇のたたずまいながら、描かれるのはユーモアあふれるストーリーといった仕立ての作品が多く並ぶ。映画やドラマで長く作られてきたジャンルだけに、「こういうものでしょ?」と固定観念で語られがちなのが時代劇だが、ユーモアや奇抜さがあふれるエンターテインメントとして再構築し、歴史的な出来事や偉人たちを堅苦しくなくカジュアルに描く=見る者に親近感を与える作りとしていることが、注目を集める秘けつとなっているのは間違いない。前述の作品群が受けているのは、その証明とも言えるだろう。

本作はユーモラスな僧侶が主役! 「武将が主役」の戦国時代劇イメージを覆す!
本作はユーモラスな僧侶が主役! 「武将が主役」の戦国時代劇イメージを覆す!

花戦さ」も、戦国時代を舞台にしながら、武将を主役にするのではなく、いけばなに夢中の変わり種僧侶を主人公にするというユニークな1作。町の人々に近い視点から時代を見つめることで、これまで描かれなかった戦国時代の別の一面が浮かび上がり、見る者は登場人物たちをより身近に感じることが可能となるのだ。これまでのイメージを覆す新しい織田信長、豊臣秀吉、千利休のキャラクター像も生み出し、表情豊かでユーモラスな主人公が繰り広げる奇想天外な世直しが、美しいいけばなの数々とともに描き出される。痛快で爽快な、次なるエンターテインメント時代劇。それが本作なのだ。

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む
「花戦さ」の作品トップへ