アナベル　死霊館の人形

夫がアンティークとはいえ気持ちの悪い人形を奥さんにプレゼントした事から不幸が始まる。人形好きの奥さんも頬のこけたお目目パッチリのバカでかい人形を貰って喜んでる場合ではない。ポルターガイストや悪魔の怖さより、妊婦や赤ちゃんが危険にさらされる事にハラハラした。

今作に関しては夫婦のイチャつきシーンが前半やたら多くその上怪現象の被害を被っているのは大体母親のシーンばっかり。同じ人物が同じリアクションで怖がっているだけなので見飽きました。

ホラー演出は前作と比較すると劣ってます。
1作目は暗闇での演出だった為そこそこ怖かったですが、今回はエレベーターに乗り込み逃げる場面を除けば明るい演出だった為全然怖くなかったです。

台所が火事になるシーンは、恐怖感が薄れるのでやめたほうが良かったと思います。せっかくのホラー演出も火事に気が散ってしまうせいで怖さ半滅でした。

1作目とエンフィールド事件のほうが傑作でした。

悪魔って人間の弱みにつけ込むから恐ろしいよねっていうのをまざまざと見せつけられました。

よく見る普通のホラー映画過ぎてビックリしちゃうね。死霊館シリーズではお馴染み、もうマスコットと化してるアナベルちゃんが初主役のホラー映画。

もうベッタベタの手垢がつきまくってるような展開が多過ぎる本作。何というか一作目のペロン一家に起きた展開を無理に引き伸ばして退屈にさせた感じ。

うーん、「アナベルちゃんを主軸にしてホラー映画を作ってくれ！但し、シナリオは1日で作って」と言われた様な作品。

最初の家が燃えるまでまだ面白いとは思っていたが、そこからはダラダラダラダラ。目新しい驚かせ方もないし、メリハリも無し。演技力も普通。母親が襲われて「いや！誰か助けて！」ほぼコレだけの映画。