桐島、部活やめるってよのレビュー・感想・評価
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オチは弱めかも
3回目?の鑑賞。
最後どういう感じで終わったのか思い出せなかったのと、カメラワークが好みだったので観ることに。
分かりやすく少し拡張して表現している部分もありますが、とてもリアリティのある学校生活が描かれていると思います。
当たり前だけど、皆それぞれの事情とか想いがあるんだな〜、と。特に思春期、それを人にぶつけちゃって、関係が変わることもしばしば。
でもぶつけることは悪いことじゃない。それはきっと自分の気持ちと向き合うきっかけになるから。東出昌大の演技を観てそう思いました。あと橋本愛かわいすぎる。
追記
ラスト、東出が8ミリを通して神木隆之介に問いかける。「将来は映画監督ですか?」それに対して神木は「いや、それはないかな」と答える。その後東出が涙を流したのは、きっと自身の部活、将来を思ったからだろう。欲を言えばもっと東出の感情を描写するカットがほしかった。
だからなに。
桐島が部活やめようがどうだっていいと思うけどそれだけ周りに影響を与える存在であったことがすごいのかな…
わたしは映画部の方がすごいと思うけど。
目立たないけど、やりたいことやってて、わかる人には分かってもらえてて、立派だと思うけどね。
校内ヒエラルキーって…
日本じゃそんなにかっつり序列されてるのかね?
少なくとも自分の時代にはあまりなかったし、学校のグループなんて流動的だった。いくつものグループに所属?してるのもいたし。
まあ、苦手な奴はいたけどね、何人か。でもそういう奴はだいたいバカでただ体がでかかったり少し不良みたかっりして、なんかこわいから一目置かれてただけ。
まあ、自分も成績悪くて馬鹿丸出しだったが、高校時は
これが中学とかだとだいたいどのクラスにも「不良枠」がある。こいつらはべつにそのカーストの上でもなんでもないが、みなに恐れられる。
ただ不良グループでも愛想のいい奴もいて、そういうのとは自分はけっこう話したりしてた。
これが高校に行くと、不良枠に拮抗しうるものとして「武道家枠」が出てくる。中学なんかだとまだ未熟だが、高校くらいだと何年もやってる奴はそれなりで、空手やってる奴に無様にやられたりしてる不良くんもいた。
もっとも、これは男子の話で女子はよくわからない。
ライトノベルでも、アニメにもなったそういうスクールカーストみたいなものが土台にある作品がある。私はけっこう好きな作品だがスクールカーストという言葉にはどうにも違和感がある。
これってわからないけど、アメリカはそういう特に高校ではスクールカーストがあって、みたいな情報を真に受けて
日本にもあるみたいに、感じちゃった人がおおげさに言って、それをネタとして利用したのがこの映画じゃないかねえ。
とにかくまるでピンとこないしつまらない。
神木隆之介の映画少年はべつに自分がクラスで下だと思ってはいないんじゃないか?ただちょっと人付き合いがあまり得意じゃないだけだろう。特に女子が苦手っぽい。
とにかく吉田監督にしては退屈な映画でだがなぜか、これで注目された。
私は
腑抜けども〜
や
紙の月
のほうがはるかに面白かった。
この映画を低評価にしている人は映画を分かってないらしい。
以前、別のレビューサイトで、「この映画の面白さがわからない人は映画を分かってない残念な人だ。」というコメントをいくつかみた。
私、当時30代後半、娘は中学生だったか…私もコメントしたが、だからなに?で?え?終わり?みたいな感じだったと思う。
はっきり言えばつまらなかった。
ただただ特に何かあるわけでもなく高校生の日常をみても、だから?としか思わなくて。
そんな私のレビューに同感という人が結構いた。
高評価のレビューをみても、へー、そうなんだ。ふーん…としか思えなくて。
高校時代に可もなく不可もなく過ごしていた私は特に響くものはなかった。
友達もいて、彼氏もいて、成績もまぁまぁ良かったが、当時は今の時代ほどスクールカーストみたいな感じはなかったように思う。私が意識してなかっただけかもしれないが。
と…色々高校時代を思い出してみたりしたもののやはり感想は変わらなかった。
こればっかりはどうしようもない。合わなかったのだろう。
なるほどねぇ、、な話題作
原作未読。
終わった瞬間、
「なるほどねぇ、、!」と呟いてしまった。
桐島を一切出さずに、
彼がどんな人間か、
どれだけみんなから慕われ、好かれているか、
を、周囲の人間関係の移り変わりから
上手く感じさせる、っていう。
その技術にただただ感心、
今までにない技法で新鮮でした。
けどストーリーはそんな面白くないから
☆-1。
桐島は不在
随分前に原作を読了済。題名に桐島と大々的にあるのに、その当人が不在という意表をついた技法だけが強く印象に残っていたが、それ以外の内容は正直そこ迄残っていない。従って、本作を新鮮な感じで鑑賞することが出来た。
ただ、小説の方が、一人ひとりの青春ど真ん中の感情をより深掘りしていたような気がする。特に東出昌大の不安いっぱいの感情を。
橋本愛の思わせぶりな態度が、個人的には残念。
それにしても、ゾンビ映画に傾倒するマニアの気持ちがイマイチ理解できない。
だいぶ期待した行っただけに、残念度も大きかった。 深いんだろうけど...
だいぶ期待した行っただけに、残念度も大きかった。
深いんだろうけど、出てこない桐島を中心に周りの高校生たちで想像させる。んでもって同じシーンを別の生徒目線でも進んでいくので状況はよく分かる。
でも、そのラストの意味がそこまで理解できなかったら、今までの布石が何だったんだろうとしか思えない。
最後の涙の意味もよく分からなかった。
分かる人に解説お願いしたい。
高校の話
今まで漫然と高校生活を送ってきた人達が、
高2にもなって、将来どうしようかという段階に来てみせる悩みや
人間関係の変化、考えのすれ違いに戸惑う様子が上手く描かれている。
スクールカーストとか同調圧力とか勘違い恋愛とか、
あるあるな感じで観られる。
懐かしい学生時代
校舎に反響する部活学生の声、廊下を歩く音、学生たちの会話の内容...。あぁ、そうだったそうだったと懐かしさだけで同意できる映画。
フィルムのカラーも雰囲気出していて、いい雰囲気。
音楽なし。
内容も時間軸が前後しながら、主役不在で進みながらも、先を読ませない面白い展開。
各キャラの動向も片付けつつ、物語を収束させる辺りが秀逸。
派手さはないが、学生を通り越した大人は皆楽しめると思う。
戦おう。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだから
高校特有の閉塞的な雰囲気がもの凄くリアルに描かれている。カースト上位グループの女子や男子が心が通ってないのにつるんでる感じがリアル。映画部と吹奏楽部が自らの失恋を芸術に昇華させてくのが印象的。最後神木隆之介が言うセリフ。「戦おう。俺たちはこの世界で生きていかなければならないのだから。」このセリフが1番記憶に残った。
悪趣味な映画!!
最後まで渦中の人物が出ない一発ネタと、リア充・普通・キモヲタ・モブキャラを怒りも興奮もなく映してスクールカーストを描き、誰の心にもある暗い学生時代の記憶を呼び起こす悪趣味な映画だと思います。グランドホテル方式として全体としての統一感を出した事は、面白さを追求したというよりはただの知的な遊びだと思います。桐島が部活を辞める事でヒエラルキーの様々な部分が変動する、という事はよく分かりませんでした。ラストはチープで印象に残らず、途中の印象がこの映画の全てになってしまうでしょう。楽しむために来たのに劇場で本作を観て暗闇に叩き落とされた方もいる事でしょう。ホラーとしてはアリだと思いますが、マニア向けの本作が日本アカデミー賞作品賞って、この年はよっぽど不作だったんですね。どちらも悪ふざけだと思います。
死ぬまでに観るべき日本映画の一本
どんな年齢層でもどんなタイミングでも楽しむ事が出来る作品です。面白いとかそういう意味ではなく、観る人の状況や過去によっては観ていて辛く感じられる事もある事でしょう。でも如何様にでも観客に対して何かを伝えられる事は映画として理想の形であり、映画の存在や面白さを再認識させられました。
神木くん前野さん!最高!
何度観てもいい。後から後からじわじわくる。
前野朋哉さん、最高です。
スクリーム3観た?
日本映画たちという所沢でのイベントでトークショー行きました!
浅香航大さんも落合モトキさんも東出昌大さんも、この映画から好きになりました。
そして間違いない神木隆之介くんは神です。
ため息が止まらない
わかる!という箇所が何度も出てくる親近感、リアリティで構成された映画のように感じました。
桐島という姿のない渦中の人物に振り回されているみんなに、私自身の周りの人物を垣間見ました。
つい見入ってしまって、登場人物の関係性にため息が止まりませんでした。軋轢を生まないように気を使うところとか特に…
それも映像技術の高さや役者さんの演技の上手さの結果だと思います。
DVDに入っているエチュードは面白いのでオススメです。
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