のぼうの城

劇場公開日:

解説・あらすじ

第29回城戸賞を受賞した和田竜による脚本「忍ぶの城」を、「ゼロの焦点」の犬童一心監督と「ローレライ」の樋口真嗣監督が共同でメガホンをとり映画化。主演は野村萬斎、共演に佐藤浩市、成宮寛貴ほか。舞台は武蔵国忍城(埼玉県行田市)。“のぼう様(でくのぼうの意)”と領民から慕われる城代・成田長親は、天下統一を目指す豊臣秀吉方2万人の大軍を指揮した石田三成の水攻めに、わずか500人の兵で対抗する。

2012年製作/144分/G/日本
配給:東宝、アスミック・エース
劇場公開日:2012年11月2日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第36回 日本アカデミー賞(2013年)

ノミネート

優秀作品賞  
優秀監督賞 犬童一心 樋口真嗣
優秀主演男優賞 野村萬斎
優秀助演男優賞 佐藤浩市
優秀音楽賞 上野耕路
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(C)2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ

映画レビュー

3.0思っていたのと少し違った

2013年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

興奮

幸せ

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momokichi

5.0のぼう様が見せてくれた、リーダーシップの本質

2025年6月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

興奮

ドキドキ

映画『のぼうの城』は、戦国時代を舞台にしながらも、常識を覆す“異端のリーダー像”を描いた作品です。特に主人公・成田長親(通称:のぼう様)の存在が印象的でした。武芸も戦略も不得手なはずの男が、民から圧倒的な信頼を集め、自らの「弱さ」を武器にして時代に抗っていく姿に強く心を打たれました。

一見するとリーダーらしからぬのぼう様ですが、彼の持つ“人を惹きつける力”は、現代のリーダーにも通じる要素があります。私自身、起業という道を選びましたが、強さや完璧さだけでは人は動かないということを、現場で痛感しています。リーダーとは、知識やスキルの高さだけでなく、「人と向き合う誠実さ」や「自然体で人の心をつかむ力」が何より大切なのだと、この映画を通して改めて実感しました。

物語では、石田三成率いる2万の大軍を、たった500人の兵で迎え撃つという信じがたい戦いが描かれます。戦力差は歴然。しかし、のぼう様と家臣たち、そして農民までもが一丸となって戦う姿は、まさに「不可能を可能に変える力」を象徴していました。そこには、戦略や武力ではなく、「信頼と結束」が持つ大きなエネルギーがありました。

これはまさに、ベンチャー企業として、ゼロから価値を生み出していく現場とも重なります。資本も人手も限られた中で、ビジョンを掲げ、仲間を信じ、泥臭く前に進むこと。そんな私自身の歩みと、のぼう様の姿がどこか重なり合いました。

『のぼうの城』は、型破りであるがゆえに時に笑いを誘いつつも、最終的には心を大きく揺さぶる傑作です。リーダーシップとは何か、人を動かす力とはどこから生まれるのか。その本質に優しく、しかし力強く問いかけてくれる作品でした。

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鈴木達哉

5.0また新たな歴史映画

2025年1月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

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知的

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どぶろくマコリ

4.5無勢が多勢を撃ち破る快感、とか、本当の才能を開花させてゆく主人公の...

2024年11月2日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

無勢が多勢を撃ち破る快感、とか、本当の才能を開花させてゆく主人公の姿、とか、ちょっと切ない恋心、とか、認めあう男同士のやり取り、とか色んなものが描かれていて、本当に面白かったです。男のロマンを感じられました。
間違いなく、本年一番の映画だと感じました。
最近、製作者側の自己満足的に凝りすぎて意味不明な映画が多い中、シンプルにストーリーが明確で一般の方々に優しくて安心な作品でした。
これはもう一度観たい、と思わせる映画でした。

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isshii