ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

劇場公開日:2011年7月15日

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2

解説・あらすじ

J・K・ローリングによる世界的ベストセラーシリーズを映画化した最終章2部作の完結編。魔法省やホグワーツ魔法魔術学校までもが死喰い人の支配下に落ちる中、ハリー、ロン、ハーマイオニーは、ヴォルデモート打倒のカギを握る「分霊箱」を見つけ出す旅を続けていた。しかし、その間にもヴォルデモートは着実に力を蓄えていき……。監督はシリーズ第5作「不死鳥の騎士団」からメガホンをとるデビッド・イェーツ。

2011年製作/130分/G/アメリカ
原題または英題:Harry Potter and the Deathly Hallows: Part 2
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2011年7月15日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第84回 アカデミー賞(2012年)

ノミネート

美術賞  
視覚効果賞  
メイクアップ賞  
詳細情報を表示

“観る楽しさ”倍増する特集をチェック!

インタビュー

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14

(C) 2011 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. HARRY POTTER PUBLISHING RIGHTS (C) J.K.R. HARRY POTTER CHARACTERS, NAMES AND RELATED INDICIA ARE TRADEMARKS OF AND (C) WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED

映画レビュー

4.0 これでおしまい

2024年4月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館、VOD

悲しい

興奮

難しい

AppleTVのレンタルで鑑賞。
ハリーポッターシリーズの完結編に相応しい内容になっていました。

ホグワーツで繰り広げられる魔法の戦いは、オールスターのような豪華さがあって大迫力でした。特に、ネビルは最後の最後に大きな見せ場があって、そのシーンが凄くかっこよかったです。

過去作の謎も一気に解き明かされ、ハリーが蛇と話せる理由やスネイプの目的など、どれも納得のいく伏線回収になっていました。

1〜7の集大成になった素晴らしいフィナーレになっていました!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
Ken@

3.5 Ten Year Adventure Comes to a Close

2023年7月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

The epic final battle between the Death Eaters and school Dumbledore unfolds on the Hogwarts grounds. All the characters flash through a film that is much about as exciting action as it is about satisfying closure. There is a cool fire-breathing dragon under the Gringotts bank. If you have seen all the films you are now a total nerd. Eight films and not one was bad—an impressive feat. The End.

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Dan Knighton

2.0 魔法による戦争が描かれる。ああゆうときにこそポリジュース薬とかを使うやつがいそうなのに。

2025年8月14日
Androidアプリから投稿

失ったのに簡単に戻って来る剣とか死んだふりが通用したりとか都合いいなあという展開が少なくなかったのがやや冷めた。シリーズとしては締まっていると思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ディミトロ

4.0 【81.2】ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2 映画レビュー

2025年8月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』は、大衆娯楽作品として、そしてシリーズを締めくくる最終章として、極めて高い完成度を誇る。原作の膨大な物語を2部作に分割するという英断が功を奏し、本作は最終決戦に焦点を絞ることで、物語のテンポを最大限に高めた。前半の『PART1』がロードムービー的な側面を持ち、登場人物の内面と葛藤を深く描いたのに対し、本作は冒頭からクライマックスへ向かう勢いとスピード感を維持。ホグワーツでの最終決戦は、シリーズを通じて築き上げてきた世界観とキャラクターの集大成であり、ファンが期待するスペクタクルと感動を余すところなく提供。単なるアクション映画に留まらず、愛、友情、犠牲といったシリーズの根底にあるテーマを重厚に描き出し、シリーズ全体の感動を呼び起こす。特に、セブルス・スネイプの過去が明かされるシーンは、物語全体の構成を逆転させ、シリーズの真の主人公は誰だったのかという問いを観客に投げかける。これは単なる結末ではなく、物語全体を再構築する巧みな仕掛けであり、作品の完成度を決定づける重要な要素。視覚効果、美術、音楽が一体となって生み出す圧倒的な世界観は、観客を魔法の世界に引き込み、10年にわたる壮大な物語の終焉を力強く、そして感動的に締めくくった。
監督・演出・編集
監督デヴィッド・イェーツは、シリーズの後半4作品すべてを手がけ、その手腕が最終章で最高の形で結実。彼は『不死鳥の騎士団』以降、シリーズ全体に一貫したトーンと視覚的スタイルを確立し、物語のダークでシリアスな側面を深く掘り下げた。特に本作では、戦争映画のような重厚な演出と、登場人物の感情を細やかに捉える繊細な演出が見事に両立。ホグワーツの戦いでは、城が破壊され、登場人物が次々と命を落とす様を壮絶な映像で描き出す一方で、ハリーとヴォルデモートの最後の対峙は、内面的な葛藤を重視した静謐な演出。編集はマーク・デイと、『秘密の部屋』以来の参加となるピーター・ホネスが担当。彼らの手腕は、アクションとドラマをシームレスにつなぎ、物語の勢いを損なうことなく、感情的なクライマックスを築き上げた。特に、スネイプの記憶を巡るシーンでは、過去の映像と現在のハリーの感情を巧みに交錯させ、物語の核心を視覚的に表現する編集技術の高さが際立つ。
キャスティング・役者の演技
シリーズ開始から10年以上にわたり、ハリー・ポッターの世界を演じ続けてきたキャスト陣の集大成。彼らの成長と演技力の深化が、本作の感動を一層深いものにした。
* ダニエル・ラドクリフ(ハリー・ポッター役)
シリーズを通してハリー・ポッターという人物の成長を体現してきたラドクリフの演技は、本作で一つの頂点に達した。幼い魔法使いから、自己の運命を受け入れ、世界を救うために犠牲を厭わない英雄へと成長したハリーの姿を、説得力をもって演じ切る。ヴォルデモートとの最終決戦に臨む際の覚悟、そしてスネイプの記憶を通じて知る真実に打ちひしがれながらも、それでも前へ進む強さ。彼の一挙手一投足から、シリーズを通して背負ってきた重圧と、それを乗り越えた者だけが持つ静かなる強さが滲み出る。特にキングス・クロス駅でのダンブルドアとの対話シーンでは、複雑な感情を抑制しながらも、内面の葛藤を表現する卓越した演技力を見せた。
* ルパート・グリント(ロン・ウィーズリー役)
シリーズのコメディリリーフ的な存在から、ハリーの揺るぎない親友へと成長したロン。グリントは、本作でその集大成を披露。時に見せる臆病さ、しかし友情のためには命を賭す覚悟、そしてハーマイオニーへの深い愛情を、ユーモアと真摯さの両面から表現。ハーマイオニーとのキスシーンは、長年にわたるファンの期待に応える最高の瞬間であり、彼の演技がその感動を確固たるものにした。
* エマ・ワトソン(ハーマイオニー・グレンジャー役)
聡明で勇敢なハーマイオニーの姿を、ワトソンは10年以上にわたるキャリアの中で見事に完成させた。本作では、ハリーの旅を支える知恵と勇気、そしてロンへの想いを、より成熟した女性として表現。ホグワーツの戦いでは、強い魔女としての戦闘能力を遺憾なく発揮する一方で、友人たちを失う悲しみや、ロンへの愛を繊細に演じ分ける。彼女の演技が、ハーマイオニーというキャラクターに奥行きと深みを与えた。
* アラン・リックマン(セブルス・スネイプ役)
クレジットの最後に名前が出るほどの、シリーズにおける象徴的な存在。リックマンの演技は、最終作でその真価が発揮された。シリーズを通じて冷徹で謎に満ちた人物として描かれてきたスネイプが、終盤で壮絶な真実を明かす。ハリーに記憶を託すシーンでの、愛と後悔、そして犠牲を内包した彼の演技は、観客の心を深く揺さぶる。特に、彼の守護霊が雌鹿であると判明するシーンは、ハリーの母リリーへの永遠の愛を雄弁に物語り、リックマンの卓越した表現力によって、シリーズ最大の感動的な瞬間を創造した。
脚本・ストーリー
脚本スティーヴ・クローヴスは、J・K・ローリングの原作を巧みに脚色。2部作に分けることで、原作の最終巻の膨大な情報量を整理し、映画独自のペースと構成を確立。本作は、物語の核心である分霊箱の破壊とヴォルデモートとの決着に焦点を絞ることで、高いエンターテイメント性と感動を両立。特に、スネイプの記憶を巡る展開は、脚本の最大の成功。彼の視点から語られる過去の真実は、物語の全てを覆す衝撃的なものであり、ハリーの運命、そしてシリーズ全体のテーマを再定義。原作に忠実でありながら、映画としてのドラマ性を高めることに成功した優れた脚本。
映像・美術衣装
美術監督スチュアート・クレイグ率いるチームは、シリーズの集大成にふさわしい圧巻の映像世界を創造。ホグワーツの崩壊、ヴォルデモートの軍勢との激しい戦いなど、壮大なスケールで描かれるスペクタクルは、観客に強烈な視覚的インパクトを与える。衣装デザイナーのジェイニー・テマイムは、登場人物の成長と物語のトーンに合わせて、衣装をより大人びた、あるいは戦闘にふさわしいものへと変化させた。ダークなトーンの中にも、キャラクターそれぞれの個性が際立つ衣装デザインは、物語の世界観を一層深める。
音楽
音楽アレクサンドル・デスプラ。彼はシリーズの長年の音楽的テーマであるジョン・ウィリアムズの「ヘドウィグのテーマ」を継承しつつ、本作独自の重厚で緊迫感のあるスコアを創出。ホグワーツの戦いのシーンでは、壮大なオーケストラの響きが戦いの壮絶さを高め、感動的なシーンでは、繊細なピアノの旋律がキャラクターの感情を静かに描き出す。特に「Lily's Theme」は、スネイプの物語に深く寄り添い、シリーズ全体の感動を呼び起こす名曲として名高い。主題歌はなし。
受賞歴
本作は、第84回アカデミー賞において、美術賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、視覚効果賞の3部門にノミネート。主要部門での受賞は逃したが、技術部門でその功績が高く評価された。また、英国アカデミー賞では視覚効果賞を受賞。これは、シリーズを締めくくる作品として、その映像技術の高さが世界的に認められた証。

作品
監督 デビッド・イェーツ 113.5×0.715 81.2
編集
主演 ダニエル・ラドクリフB8×3
助演 レイフ・ファインズ B8
脚本・ストーリー 原作
J・K・ローリング
脚本
スティーブ・クローブス B+7.5×7
撮影・映像 エドゥアルド・セラ S10
美術・衣装 美術
スチュアート・クレイグ
衣装
ジャイニー・テマイム S10
音楽 音楽
アレクサンドル・デプラ
メインテーマ
ジョン・ウィリアムズ A9

コメントする (0件)
共感した! 0件)
honey