最後の猿の惑星

劇場公開日:

解説

「猿の惑星」シリーズ第5作、最終編である。製作はアーサー・P・ジェイコブス、監督は前作「猿の惑星 征服」と同じくJ・リー・トンプソン、ポール・デーンのストーリーにより「オメガマン」のジョン・ウィリアムス・コリントンとその夫人ジョイス・フーパー・コリントンが共同脚色、撮影はチャード・H・クライン、音楽はレナード・ローゼンマン、メイキャップはジョン・チェンバースが各々担当。出演はロディ・マクドウォール、クロード・エイキンズ、ナタリー・トランディ、セヴァーン・ダーデン、ルー・エイヤース、ポール・ウィリアムス、オースティン・ストーカー、ノア・キーンなど。

1973年製作/93分/アメリカ
原題または英題:Battle for the Planet of the Apes
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1973年7月21日

ストーリー

猿と人間の核戦争によって、両者は殆ど全滅したが、それでもほんの僅かの者が生き残り、やがて猿が新しい社会のヘゲモニーを握った。猿のリーダーはシーザー(ロディ・マクドウォール)で、妻リーサ(ナタリー・トランディ)、哲学者のバージル(ポール・ウィリアムス)とマクドナルド(オースティン・ストーカー)などの協力者がいた。マクドナルドは核戦争前に猿解放に力を尽くした黒人だった。ある日シーザーは、宇宙船でカルフォルニアに不時着した時、両親が行なった記者会見のビデオテープが、核戦争で破壊された最寄りの都市の地下に眠っている事を知った。シーザーの両親は人間たちに殺されてしまったが、予言能力を持っていた彼らが何を予言したかを彼は知りたくなった。シーザーは、バージルとマクドナルドを連れ、破壊された都市の地下にもぐり、目的のテープを発見した。それによれば、地球はあと1000年もたてば猿が世界を滅ぼすという事であった。彼らはさらに、放射能におかされ、グロテスクな容貌をしたミュータントと化した人間がまだ生きている事を知った。ミュータントは、残酷非情な警視総監だった男、コルプ(セヴァーン・ダーデン)をリーダーとし、猿の都を攻撃してきた。双方の間で激しい戦闘がくり返された。そのうち猿の都では、アルドー(クロード・エーキンス)を頭とするゴリラたちが反乱を起こした。シーザーたちはその後、ミュータントの執拗な攻撃とゴリラたちの反乱に悩まされ続け、まさに内憂外患といった状態に陥った。だが彼は、英知をもって崇高なヒューマニズムの理念を説き、ゴリラ、ミュータント双方を次第に教化していった。それは、猿と人間が手をつなぐ共存共栄の道であった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

0.5アトム今昔物語と同じだけど芸が無い子供騙し

2024年11月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

3.0原題“Battle for the planet of the apes”という通り、戦いがメインでシリーズ中 最もバイオレンス色の強い作品

2024年6月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

クラシックシリーズの5作めであり、最終作
同じ種族でまとまり、他の種族を無意味に敵視し、武器や権力を掌握してトップに君臨しようとする支配欲というものは、類人猿の時代から現代でも続く生き物の醜い性、本作はそんな腹立たしい展開と描写が徹底的に描かれます

シーザーは類人猿の中で暴走するゴリラ種に手を焼き、しまいには息子(名前がコーネリアスだけど、親の名前を付けたのか?)も殺されてしまい、更にそこへ放射能汚染で変異した人類“ミュータント”の襲撃を受け、三つ巴の死闘が展開されるクライマックスは正に“最後の”という邦題がピッタリのハイセンスを感じます

そして、タイムパラドックスに陥りますが、時系列として本作に続くのは第一作め“猿の惑星”に繋がります

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Jett

5.0無事完結

2023年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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NO NAME

1.040代後半以上の日本人の多くはバッドエンドを求めない傾向

2023年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

知的

初鑑賞
『猿の惑星』シリーズ5作品目
73年公開
監督は『ナバロンの要塞』『猿の惑星 征服』のJ・リー・トンプソン
脚本は『地球最後の男 オメガマン』のジョン・ウィリアム・コリントン&ジョイス・フーパー・コリントン夫妻

シーザーの反乱は核戦争に発展
猿たちは村を作り人間を奴隷化し共存していた
シーザーは補佐役の人間のマクドナルドから禁じられた都市の地下に両親の資料を納めたテープが保管されていることを知る
禁じられた都市は放射能で汚染されている
それでも両親のことを知りたいシーザーはマクドナルドと物知りのオランウータンのバージルと一緒に保管庫に出かけた
地下には放射能に汚染されながらも生きているもう一つの人類がいた
彼等は猿たちに滅ぼされることを恐れ逆に猿たちを滅ぼそうと侵略を始める
一方で好戦的なゴリラのアルドー将軍はシーザーの方針に反旗を翻しクーデターを狙っていた
その秘密会議の様子を木の上で盗み聞きしていたシーザーの息子コーネリアスはアルドー将軍によって転落してしまいそれが元でやがて亡くなってしまう

「天国があるならみんな争って自殺する」というバージルのアメリカンジョーク?好き

獰猛なアルドー将軍は己の罪を咎められ狼狽え怯える表情が印象的

最後はまさかのハッピーエンド
ジーラとコーネリアスが未来からやってきて運命は変わり地球消滅は回避されたのか
賛否が分かれるところだがこれはこれであり

でも結局は猫と犬は絶滅したまま
犬好き猫好きにとってはやはり許せない
ウイルスや伝染病で地球から犬や猫が絶滅するわけがない

『猿の惑星』シリーズが観れる動画サイトはディズニープラスのみ
レンタルビデオ屋もまだまだ必要

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野川新栄