座頭市喧嘩旅

劇場公開日:1963年11月30日

解説

子母沢寛の原作より、「江戸無情」の犬塚稔が脚色、「対決(1963)」の安田公義が監督した仁侠もの。撮影は、「悪名波止場」の本多省三。

1963年製作/87分/日本
原題または英題:Zatoichi
配給:大映
劇場公開日:1963年11月30日

あらすじ

今では、やくざ仲間に勇名をはせる座頭市は、一人旅の途中、堂山支家の喜助という男に呼びとめられ、近く持ち上る下妻一家との喧嘩に手を貸してくれと懇願された。これを見ていたのが、喧嘩相手の下妻一家の助っ人を探していた岬の甚五郎という男であった。三人の浪人に、座頭市と喜助を斬るように、さしむけたが、喜助の惨殺に怒った市の、居合斬りにあい、甚五郎は情婦お久と共にその場を逃れた。再びあてのない旅に出た座頭市は、そこで、お屋敷勤めをするお美津を、武士の手から救った。お美津は手篭めにしようとした若殿に抵抗し怪我をさせたことで、追われていたのだ。が、仕込杖をもち無気味な按摩やくざの姿は、美しいお美津にとって気味悪い存在であった。ある旅篭に泊った時のこと、今は夫婦同然の甚五郎とお久が、このお美津に目をつけ、宿賃稼ぎに、お美津をおかみにさし出そうと企んだが、目あき以上にカンのよい座頭市に気づかれ、失敗に終った。お美津の心の中に、酷いが誠意をつくしてくれる座頭市への信頼感が高まっていった。翌日、お美津を追う藩士を得意の居合い斬りで倒した座頭市は、追う者もいなくなったお美津を好人物の老人夫婦に託して別れをつげた。思慕を隠そうともせず、「一緒に連れていって」とたのむお美津を、片輪者の宿命を負った座頭市は、全て甘い夢とふりきって去っていった。跡をつけていた甚五郎は時機到来とお美津をさらって藤兵衛の所へと連れこんだ。一方座頭市は、堂山一家にワラジをぬぎ、喧嘩の矢面に立つことになった。当日、静りかえった宿場に向いあった、下妻一家と堂山一家。とその一瞬、座頭市のすぐ側で“市さん”と呼ぶお美津の嘆声が! わが耳を疑う座頭市に、せせら笑いながら取引を持ちかける甚五郎の声が非情に響いた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

2.5 ランナウェイ

2025年11月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

前作でおたねさんを亡くした市の新たな純愛物語
ウエスタンな雰囲気の喧嘩ロケーションは凄いが
凄腕ライバル不在の為、殺陣に緊張感が無いのが残念⤵︎でも藤原礼子さんが「悪名」シリーズよりイイ⤴︎

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映爺

3.0 一途な市

2024年6月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

2024年6月29日
映画 #座頭市喧嘩旅 (1963年)鑑賞

娘を助けたことから道中を共にすることになるが、市を用心棒にしようとやっきになっていた二大やくざ勢力の片方が娘を誘拐したことから市の怒りは爆発

#藤村志保 の清楚さは素晴らしい

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とし

3.5 冒頭から見せ場の連続でなかなか面白かった。藤村志保が若い。もう1人...

2024年2月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

冒頭から見せ場の連続でなかなか面白かった。藤村志保が若い。もう1人の女性も美人と思ったら若山冨三郎の奥さんだったらしい。
ラストはなんとも切ない。恋する❤️座頭市(笑)
BS12

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はむひろみ

3.0 藤村志保

2021年8月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
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kossy

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