新座頭市物語 笠間の血祭り

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解説

“座頭市”シリーズ第25作目。初めて生れ故郷の笠間へ帰った座頭市が、土地のヤクザと悪代官を相手に大暴れする。脚本は服部佳子、監督は「新座頭市・破れ!唐人剣」の安田公義、撮影は「御用牙」の牧浦地志がそれぞれ担当。

1973年製作/88分/日本
配給:東宝

ストーリー

市は生れ故郷、水戸街道の笠間宿へやって来た。同じ日、笠間に、市の幼なじみで江戸に出て大成功して、故郷に錦をかざる米問屋の常陸屋新兵衛と、道中しつこく市に付きまとっていたフーテンの若者たち、友、ユリ、ゲン、ヒデ、ジュンもやって来た。新兵衛が凶作つづきにあえぐ故郷の人びとを救うため、千両箱をみやげに訪れたというので、名主総代の庄兵衛はじめ村をあげて大歓迎。その頃、市は陶工の作兵衛と再会した。作兵衛は市のわんぱく坊主時代のことをよく覚えていた。そして、市が乳をもらって育ててもらったおしげは、すでに死んでおり、彼女の家は住む人もなく荒れ放題になっていた。そこへ図々しくフーテンの五人組が乗り込んで来て、大騒ぎを始めた。一方、新兵衛の本当の狙いは、士地の親分・加賀田の岩五郎、代官・林田権右衛門と組んで、年貢米の舛目をごまかし、貯めこんだ米を江戸へ運んで大儲けしようとたくらんでいたのである。盲目者の鋭い感で彼らの策略を知ったものの故郷の地を血で汚したくない市は出ていこうと決心する。そんな時、新兵衛が私有している石切場で爆発事故が起きた。新兵衛の無暴なやり方に庄兵衛が申し入れをするが、庄兵衛は逆に痛めつけられ、自から首を吊って果てた。勘忍袋の緒が切れた市は岩五郎の賭場で大暴れ、新兵衛、林田への挑戦の火ぶたを切った。だが、新兵衛は庄兵衛の孫娘・おみよを連れ去ってしまった。おみよが新兵衛に迫まられ、あわやという一瞬、駈けつけて来た市は怒りの仕込杖で次々と斬っていった……。

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