GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

押井守監督が1995年に手がけたSF長編アニメの金字塔。士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」をアニメーション映画化した。西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描く。ある日、某国情報筋から、国際手配中の凄腕ハッカー・通称「人形使い」が日本に現れるとの情報が9課に寄せられる。隊長の草薙素子と9課の面々は人形使いの痕跡を追うが……。全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気が高く、押井守の名を一躍世界に広めた代表作。ウォシャウスキー兄弟の「マトリックス」(1999)など、後のハリウッドSF大作へも影響を与えたとされる。2021年9月、4Kリマスター版がIMAXで日米同時公開。

1995年製作/80分/日本
配給:バンダイナムコアーツ
劇場公開日:2021年9月17日

その他の公開日:1995年11月18日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

映画レビュー

5.0今見ても古びないエポックメイキングなSFアニメ映画

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

押井守監督に取材したとき、「あの難しい原作をこれ以上分かりやすくはできないっていうところまで刈り込んで作ったつもりだった」と話されていました(アニメハック掲載『攻殻機動隊』25周年リレーインタビューより)。公開時に見た印象も同じで、もう少し難しいものかと身構えて見てみたらエンタメSF映画として面白いし、思索的な深みもあって凄い! と思った記憶があります。 今では当たり前に言われるようになった身体性の大切さや、心と身体が深く結びついていることなどが、脳以外全身サイボーグの素子の葛藤をとおして描かれていて、21世紀になった今見ても古びない内容になっていると思います。くわしいレビューは映画.comの映画評に書きましたので、よろしければご一読いただけるとありがたいです。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

5.0言わずもがなの傑作。

2024年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

かほど難解であっったかぁ~と改めて再認識。今敏の一連の作品に通ずるとこがあるも、ここを起点に大きく押井ワールドに飛び立つ起点。文句なしであろう。

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mark108hello

4.0テーマは、タイトルから甲殻の中に魂は宿るのか? 素子のように脳だけ...

2024年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

知的

萌える

テーマは、タイトルから甲殻の中に魂は宿るのか? 素子のように脳だけ残っていれば人間なの?その中に宿る魂とか自己意識じゃないの? 魂とはなんぞや?人らしさや人間の本質じゃね? 劇中でも魂が宿っているのか、のようなセリフを何回か聞いた気がするが、人間としての意識や精神はどこに宿るのか? 脳もハードウェアであって魂がなければ人間性はないのか? 人間らしさとは何か? 数十年ぶりに見たが光学迷彩や義体、世界観など面白い設定、アイテムばかりだ。

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UPtwHmNNLjBjFuAF

4.5非常に哲学的

2024年6月20日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

人から勧められて読み始めた原作漫画「攻殻機動隊」。……わっかんねwwwちっともわっかんねwwww「よく分からんくて途中までしか読んでないー💦」と言うと「え?あれをちゃんと理解しようとしたの?うわーwww」……。うわーwじゃないよ!なんで勧めたんだよ!💢どうやら私がAKIRAだのBLAME!だのが好きって言ったから、似たような雰囲気を楽しんで♥ってことだったらしい…。 確かに雰囲気は楽しめました。でも、どうしても理解不能な情報が洪水の如く溢れ押し寄せてくるので頭がパンクしてしまいます。そこで、「アニメならどうだ?漫画で分からなかったことが分かるんじゃあないか?」と思い早速観ることに。ええ、悪足搔きをしたのです。 うん。わからんw光学……だめだ、もう思い出せないwwwでも世界観は凄い!漫画以上に分かりやすく、街並みの風景なんかは圧倒的です。ディストピア的でサイバーパンクで…このへんの言葉の意味も実はよくわかっていないwww そして戦闘シーンで透明になったりするあれ!光学……うん!あれ!(笑)アニメではこう表現されるのか!と感心しました。漫画ではもう少しコミカルに描かれていたキャラクター達はかなりシリアスな雰囲気。声優さん達(超豪華!)の名演も作品の世界観にハマっていて素晴らしい。 本作の本題は、生命のアイデンティティとは?ということでしょうか。生命を生命たらしめるものとは?「個人」とは記憶によって形成されるものなのか?ありもしない記憶を埋め込まれた人間にとっての現実とは?非常に興味深い問いです。 私にはちょっと難し過ぎたかな…。電脳……義体……?ぼ、防壁…?……(?_?)それでも、難しい言葉に惑わされつつも、最高にクールな世界観を楽しめました。哲学的な問いもとても印象的。 漫画……やっぱり最後まで読みます(;´∀`)

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吹雪まんじゅう

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