GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊

ALLTIME BEST

劇場公開日:2025年2月28日

解説・あらすじ

押井守監督が1995年に手がけたSF長編アニメの金字塔。士郎正宗のSFコミック「攻殻機動隊」をアニメーション映画化した。

西暦2029年、高度に発達したネットワーク社会において多発するコンピューター犯罪、サイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)の活躍を描く。ある日、某国情報筋から、国際手配中の凄腕ハッカー・通称「人形使い」が日本に現れるとの情報が9課に寄せられる。隊長の草薙素子と9課の面々は人形使いの痕跡を追うが……。

全米ビルボード誌のビデオチャートで週間1位を獲得するなど海外でも人気が高く、押井守の名を一躍世界に広めた代表作。ウォシャウスキー兄弟の「マトリックス」など、後のハリウッドSF大作へも影響を与えたとされる。2021年9月、4Kリマスター版がIMAXで日米同時公開。2025年2月、続編「イノセンス」の20周年記念4Kリマスター版上映にあわせて、本作も4Kリマスター版で上映。

1995年製作/82分/PG12/日本
配給:TOHO NEXT
劇場公開日:2025年2月28日

その他の公開日:1995年11月18日(日本初公開)、2021年9月17日

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)1995 士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

映画レビュー

5.0 今見ても古びないエポックメイキングなSFアニメ映画

2021年9月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

押井守監督に取材したとき、「あの難しい原作をこれ以上分かりやすくはできないっていうところまで刈り込んで作ったつもりだった」と話されていました(アニメハック掲載『攻殻機動隊』25周年リレーインタビューより)。公開時に見た印象も同じで、もう少し難しいものかと身構えて見てみたらエンタメSF映画として面白いし、思索的な深みもあって凄い! と思った記憶があります。
今では当たり前に言われるようになった身体性の大切さや、心と身体が深く結びついていることなどが、脳以外全身サイボーグの素子の葛藤をとおして描かれていて、21世紀になった今見ても古びない内容になっていると思います。くわしいレビューは映画.comの映画評に書きましたので、よろしければご一読いただけるとありがたいです。

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五所光太郎(アニメハック編集部)

5.0 初見でもその斬新な洗練さに驚く。

2025年12月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

難しい

斬新

4Kリマスター版を初見で鑑賞。
テレビアニメ版のSACは予習済み。

AKIRAを観たようなガツンと来る衝撃。90年代のアニメはクオリティが本当に限界突破している。今も一番覚えているのは少佐の光学迷彩、シュノーケルによる水の表現などなど。

アニメ版が比較的ポップに描かれているのがわかるほど、非常に暗い雰囲気。アンドロイド、義体化した指や筋肉の異常な発達シーンに不気味さを感じる。
映画版はマテバの指摘を少佐がしていてニヤッとする。難解な映画でも、アニメ版予習のおかげでなんとかついていくことができた。

義体化、電脳化の急速な発達にともない、自分を自分だと定義するものって一体なんなんだ?と思わされる。
ネットは広大だわ…未来を予見するセリフに震えが止まらない。限りなくわかりやすく攻殻機動隊を噛み砕いた押井守も偉大だわ。

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こたー

5.0 感涙

2025年11月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

斬新

 職場近くのシネコンでリバイバル上映されていたので鑑賞してみた。来年早々に新作シリーズが地上波で放映されると聞いているから、キャンペーンの一種かもしれないけれど詳細は分からない。
 きっちり30年前の作品。
 古い作品にはよく「今なお古さを感じさせない」という定型的なほめ言葉があてがわれるけど、正直、今の作品より新しい、と感じる。
 最初のフレーズ「ネットが世界を覆っても、国家や民族がなくなっていない近未来」は、設定の説明であり、主題の提示でもあるが、これが秀逸。
 光学迷彩や義体という未来、銃器やチャイナタウン風の街並みに代表される現在を等価に緻密に描くことで未来と現在が混在した唯一無二の世界を体感できる。
 ほんとスクリーンで見られて良かった。

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共感した! 5件)
ざむざむ

5.0 30年前に観ておけば良かった

2025年11月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

おそらく30年前に観に行った大友克洋製作のオムニバス『MEMORIES』で予告篇を観たような記憶がありますが、その時は『観たいけど難解そう…』と怯んで結局観てなかった。
でも、小難しい設定は右から左に流しても大丈夫。
無理に細かいところを理解しようとしなくても、世界観、演出、音楽、どこを取ってもカッコいいので充分楽しめました。
世に亜流作品が大量にできたから、今なら誰でも大枠は理解できるようになったからかもしれませんが…
亜流の代表作『マトリックス』はやっぱりこの映画のくだらないパロディだと認識できました。

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かわよし

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