イノセンス

劇場公開日:

解説

押井守監督「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」の続編。人間の脳が情報ネットワークに直接接続され、身体の機械化が進む世界。少女型の愛玩用アンドロイドによる持ち主の殺害事件が多発し、政府直轄の防諜機関・公安9課のバトーは、犯行直後の少女型アンドロイドが「助けて」という言葉を残して自壊するのを目撃する。違法アンドロイドの製造を疑った9課は、製造会社ロクス・ソルス社の捜査に乗り出し、失踪した草薙素子のかわりにトグサと組むことになったバトーは、ロクス・ソルスのある北の大地へと飛ぶ。日本アニメとしては史上初となるカンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品。製作にはスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーが名を連ねている。

2004年製作/99分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2004年3月6日

スタッフ・キャスト

監督
原作
士郎正宗
脚本
押井守
製作
石川光久
プロデューサー
石川光久
鈴木敏夫
演出
西久保利彦
楠美直子
キャラクターデザイナー
沖浦啓之
サブキャラクターデザイナー
西尾鉄也
メカニックデザイナー
竹内敦志
プロダクションデザイナー
種田陽平
美術設定
平田秀一
渡部隆
車両設定
水村良男
銃器設定
西尾鉄也
レイアウト設定
渡部隆
竹内敦志
作画監督
黄瀬和哉
西尾鉄也
沖浦啓之
美術監督
平田秀一
CGIアートディレクター
篠崎亨
色彩設計
遊佐久美子
色指定
広瀬いづみ
松島英子
渡辺陽子
彩色検査
水田信子
特殊効果
村上正博
2Dワークス
中山亜希子
撮影
佐久間未希
ビジュアルエフェクツ
江面久
デジタルエフェクトスーパーバイザー
林弘幸
編集
植松淳一
三木幸子
中野千尋
録音監督
若林和弘
サウンドデザイナー
ランディ・トム
整音
井上秀司
音楽
川井憲次
主題歌
伊藤君子
アソシエイトプロデューサー
森下勝司
寺島真樹子
ラインプロデューサー
三本隆二
西沢正智
制作担当
川口徹
コンセプトフォト
樋上晴彦
中国語デザイン
末武康光
アニメーション制作
Production I.G
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受賞歴

第57回 カンヌ国際映画祭(2004年)

出品

コンペティション部門
出品作品 押井守
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(C)2004 士郎正宗/講談社・IG, ITNDDTD

映画レビュー

3.5押井攻機

2023年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

劇場公開時鑑賞。原作の1エピソードの一部を発端にして、大幅に肉付けした話。でも結局のところ、人間(知性)とそうじゃないもののあわいについて考えるという点では、原作とそれほど変わらない(と思えた)のが不思議。

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なお

4.0【日本が世界に誇るハードSFの逸品。押井守監督の細部までこだわり抜いたメカニックや電脳世界の映像美、及び前作に引き続き流される蠱惑的なアジアンテイストの楽曲や複雑に入り組んだ物語が魅力的な作品。】

2023年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

幸せ

■押井守監督の劇場作『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』の続編。
 細部までこだわり抜いたメカニックや電脳世界の映像美、草薙素子から今作はバトーを主役に立てた複雑に入り組んだ物語が印象的な作品。

ー 西暦2032年、人とサイボーグ、ロボットが共存する近未来。
  愛玩用ロボットが原因不明の暴走を起こし所有者を殺害、その後ロボットは自壊し、電脳は初期化されるという事件が続発する。
 公安9課のバトーは、相棒のトグサと共に捜査を開始するが…。ー

◆感想

・前作までは押井守監督が、史郎正宗の『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』を意識した作品作りであったが、今作では押井監督のオリジナルな部分が顕著に出ている作品である。

・アニメーションの作りの精度は更に増し、不可思議なるアジアンテイストの楽曲”傀儡謡”の作中に占める印象度合いも増している作品。

<前作と今作が邦画及び世界に与えた影響は甚大なる作品と思われる。大友克洋作品と共に邦画SFサイコキネス作品の逸品である事には間違いないであろう。>

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NOBU

2.5勿体なくて残念

2023年2月15日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

素子が船を征圧するシーンは圧巻でした。
詳細まで設計された物語ですが、バトーと素子が再会を果たす迄がつまらなく残念でした。

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tuna

3.0映像美の価値

2022年12月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ディテールは省略したら気が楽。僕のような凡庸なヒトは、無理してついていこうとせず、大局感でゆったり見たらいいか。
そういう見方なら、背景やロボットの質の高さ、メタル素材の美しさが十分堪能できるはず。

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Bluetom2020