大怪獣ガメラ

劇場公開日:2025年12月5日

解説・あらすじ

大映による特撮怪獣映画「ガメラ」シリーズの記念すべき第1作。

亀の調査研究のため北極を訪れた日高教授と助手の山本、彼らに同行する新聞社のカメラマン・青柳は、氷山から現れた大怪獣「ガメラ」を発見する。ガメラは空を飛び、遠く離れた北海道の灯台を襲撃。亀を愛する少年・俊夫はガメラに命を助けられたことをきっかけに、ガメラの跡を追うようになる。日本各地を破壊するガメラを阻止するべく、人類の英知を結集したさまざまな作戦が実行されるが……。

「ガメラの父」として知られる湯浅憲明監督がメガホンをとり、名優・船越英二が日高教授役で出演。ガメラ生誕60周年を迎えた2025年には、樋口真嗣&小椋俊一監修による4Kデジタル修復版が制作され、「昭和ガメラ映画祭」(25年12月5日~、角川シネマ有楽町ほか順次公開)にて上映。

1965年製作/79分/日本
配給:KADOKAWA
劇場公開日:2025年12月5日

その他の公開日:1965年11月27日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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(C)KADOKAWA 1965

映画レビュー

3.0 還暦のガメラ それぞれのガメラ愛

2025年12月13日
iPhoneアプリから投稿

金子修介監督の平成ガメラ三部作は大好きだけど、ガメラ誕生60周年記念で4Kリマスターしたオリジナル作品を劇場で観られるのはありがたいです。しかも平成ガメラの特技監督だった樋口真嗣監督がリマスターの監修をしてるところがいい感じで、本当にガメラ愛が感じられますね。お話しは北極海の氷山で冬眠していた古代生物ガメラが、核爆発で復活し大暴れするのを、人類が頑張って排除する単純なものです。ゴジラ第一作目とどうしても比べてしまうけど、ゴジラの魔王のような禍々しさに対して、ガメラの造形は恐ろしげで生物的な生々しさがあります。灯台のある崖から顔を出し睨みつけるシーンは、今観ても不気味な迫力があります。また、ガメラの火炎放射で群衆が情け容赦なく焼き殺されるシーンは当時の怪獣映画としては斬新で、平成ガメラにも引き継がれていますね。一方で、古い作品とは言え、特撮やミニチュアなどチープな所も多く、ストーリーもあれこれガメラ対策を出してくる割にはあまり盛り上がらず、いちいち腕白小僧(死語)がやたらと絡んでくるのがウザイです。それでも、上映終了後には、少なからず拍手がありました。リアルタイムで観ていたファンの方みたいだったけど、みんな、ガメラがお好きなんですね。いっそ、令和ガメラシリーズを作って欲しいです。

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シネマディクト

3.5 特撮ファンは見逃せないガメラ第1作。 モノクロが実に似合う、いい緊...

2025年12月8日
iPhoneアプリから投稿

特撮ファンは見逃せないガメラ第1作。
モノクロが実に似合う、いい緊迫感だ。 少年が怪獣と心通わせ、のパターンかと思ったら、単なる迷惑少年、もうギャグレベルです。私は少年のお姉さんファンです(笑)
4Kなのか、映像が実に見やすい。現代の技術に感謝です。
BS12

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はむひろみ

4.0 北極大陸での国籍不明機の原爆の爆発により、現代によみがえった古代ア...

2025年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

北極大陸での国籍不明機の原爆の爆発により、現代によみがえった古代アトランティスの大怪獣ガメラが日本を襲撃する。

東宝のゴジラに対抗して誕生した大映怪獣ガメラシリーズ第一作。
火炎エネルギーを吸収する巨大なカメ怪獣が、手足を引っ込めジェット噴射で回転して空を飛ぶ!
なんと破天荒なアイディアでしょうか!
はやくも1作目にして「子供」を助けるシーンがあり、この後本シリーズの特色になります。
しかし、子供相手はそのシーンぐらいで、他は至極まっとうでストレートな怪獣映画です。
モノクロではありますが、スケールの大きい都市破壊の特撮シーンは見所です。
特に原子力発電所、東京タワー周辺のミニチュアは壮大で素晴らしい。
昭和ゴジラがスルーしていた(「ゴジラxモスラxメカゴジラ東京SOS」で初めて放射能熱戦で破壊)東京タワーも、ちゃんと破壊してます!
また、対抗する軍の作戦も面白い。
そして、何と自衛隊では、冷凍爆弾を開発していたのです!
さらに、ラストのあまりにも唐突で、スケールのでかい大作戦は、急あつらえにしては大規模すぎる!
教授を演じた船越英二、吉田義夫、左卜全などの出演も印象的です。

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ITOYA

3.5 漫画本のような映画

2025年11月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

癒される

 2025.11.2にBSトゥエルビで放送された【4Kデジタル修復版】60周年記念!ガメラ祭りの録画を観ました。

 少年の俊夫くん、灯台から落ちたときガメラが助けてくれたと信じています。
 俊夫くん、君を中心に世界がまわっているんだ、この作品はそれでいいんだ…なんだか暖かい氣持ちになります。
 その灯台を壊して俊夫くんを危険な目にあわせた張本人ガメラは、きっと灯台を壊すときには俊夫くんに氣付いていなかったのでしょう…もう、この映画を完全に擁護する側になると私は決めましたよ…心を暖かくしてくれたから。

 大人なら、どこでもタバコ吸えて、誰にも咎められない時代がパッケージされています。
 昔の映画館も煙がモクモクしていたなんて、想像してみると今となってはファンタジーのような光景です。

 冒頭、北極が舞台で難しい研究の話をしています。左右に固定された縦書きの字幕スーパーがスケールの大きさを感じさせて期待が持てるスタートですが、内容は漫画というか現実的がないファンタジーです。かつてアトランティスに巨大な亀が沢山いた等、ロマンがあります。

 モノクロ映画なのですが、観ているうちに漫画本を読んでいるような感覚になりました。動いて喋るBGM付きの漫画本とでも申しましょうか。それほど現実離れした設定で、登場人物が真剣におかしな言動をしていて、空想物語と割り切ると楽しめる自分がいます。暖かいと思っていた心が熱くなっているのでした。

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Don-chan

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