ガメラ3 邪神(イリス)覚醒

劇場公開日:

ガメラ3 邪神(イリス)覚醒

解説

大映による特撮怪獣映画「大怪獣ガメラ」を復活させた「平成ガメラ」3部作の第3作。「ガメラが人類の敵だったら」というテーマのもと、ガメラとギャオスの戦闘による被害で両親を失った少女を主人公に、人口が密集する大都会に怪獣が出現することによる災害を真正面から描いた。ガメラとギャオスの戦闘で両親を失ったことでガメラを憎んでいる少女・比良坂綾奈は、ある洞窟で謎の生物を発見し、「イリス」と名付けてかわいがっていた。一方、東京に2匹のギャオスが飛来し、ガメラがこれを撃退するものの甚大な被害が出たことから、政府はギャオス以上にガメラを危険視するようになる。やがて、綾奈のかわいがっていたイリスがギャオスの変異体であることが判明し……。監督は平成ガメラ3部作ですべてでメガホンをとった金子修介。特技監督も同様に前2作から引き続き樋口真嗣が務め、当時の最新技術を駆使し、日常の風景が奪われていく惨事を徹底した描写で描いた。2021年4月「ガメラ55周年記念プロジェクト」の一環として、4Dデジタル復元した「4K HDR版」が全国のドルビーシネマで期間限定上映。

1999年製作/108分/日本
配給:KADOKAWA
日本初公開:1999年3月6日

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(C)KADOKAWA 徳間書店 日本テレビ 博報堂DYメディアパートナーズ 日販/1999

映画レビュー

4.0新幹線で京都駅通過の際に見るたび思い出す。

2022年9月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ガメラが出来たて早々にぶっ壊した変な建物…。
1999年劇場公開時鑑賞。渋谷に観に行けばよかったかなと後悔したものでした。これまで詳しくは描かれなかったようなことをメインに据えて、変わらずリアル志向なので、観ててつらいこともあった。そしてガメラの背中にグッとくる。
中山忍さん再登場も嬉しかったし、蛍雪次朗さんどこかなと待つのも恒例のお楽しみだった。

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共感した! 1件)
なお

5.0平成ガメラシリーズのクオリティを高く保ちながら締めくくり、現代の日本の特撮映画の石礎になった超重要作品です

2022年6月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1999年3月6日公開
夜の渋谷でのガメラとギャオスの戦いのもの凄さは日本特撮映画史上屈指の名シーンです
26年も昔の作品なのにこれを超えるものはいくつもありません
最高峰の一つに挙げられるものでしょう

そして終盤の京都駅のガラス天井のコンコースの大空間でのイリスとガメラの戦いも度肝を抜く素晴らしさです
これもまた渋谷のシーンと並ぶものです
火の海になる京都駅南側の市街、炎の影に見える東寺の五重塔の美しさも忘れられないもので日本の特撮映画の至宝のシーンです

確かに、現代のCGやデジタル合成の技術は、本作の時代から遥かに進歩しています

平成ガメラの第1作ではミニチュアワークと従来の光学合成が主体でした第2作ではそれにCGとデジタル合成が部分的に取り入れられて効果を挙げていました
そして本作では、CGとデジタル合成が主体で製作されており基本的に現代の怪獣映画とそう変わらないものになっています

それでも今に至るまで、本作のこれを超える迫力ある破壊シーンは数える程しかないのです

目の高さでの低い巧みな構図、場面にあった色調と照明の臨場感、生活感のあるミニチュアワーク、マットペイントの効果的な使用、本編との一体的な演出力がこの効果を生み出しているのです

2022年の「コングvsゴジラ」に欠けているのはそれです
いくら予算規模が大きく、CGやデジタル合成の技術が高くとも派手な映像にはなっても臨場感と説得力は別物であるということです

「シン・ゴジラ」、「シン・ウルトラマン」の原形はここにあるのです
平成ガメラシリーズが無ければ、この2作品は存在しえなかったはずです

ラストシーン満身創痍のガメラに世界中からギャオスが殺到しようとしているところで本作は終わります

いくら自衛隊が敵をガメラからギャオスに変更したところでどうにもならないのは明らかです

2006年の「小さき勇者たち」の冒頭のように多数のギャオスを引きつけてガメラは自爆するかも知れません
しかし、それでも足らない程多数のギャオスが飛行していたのです

これからどうなるのか?
ガメラはギャオスに倒され人類は滅亡に向かうのか?
それは語られません

特典映像で金子監督は、これ以上は予算の問題で作ることは出来なかったからこう終わるしかなかったと述べられていました

ガメラもギャオスも地球環境が悪化したときに出現するように超古代文明に造られた生物兵器です

ちょうど平成ガメラシリーズと同じ時期に東宝は平成ゴジラシリーズを終了してモスラの新シリーズを始めていました
モスラもまた地球環境を守る存在として位置づけられた怪獣です

怪獣は過去から、何かの巨大な水面下の恐怖の暗喩として映画にされてきました
つまり平成ガメラも平成ゴジラも、地球環境の悪化という水面下の恐怖の形を具象化した存在なのです

ソ連崩壊と冷戦の集結による核戦争の恐怖に代わる巨大な恐怖の形
それが地球環境の悪化だったわけです

確かに2022年、地球環境の悪化は今やはっきりと目に見える形になってきました

シン・ゴジラは原子力災害と大震災の被害の巨大さの恐怖、それに立ち向かう政府の無能さの恐怖、そして若干の希望を描いていました

しかし、「シン・ウルトラマン」は忍び寄る侵略の恐怖を具象化していました

そしてウクライナ戦争
もはや地球環境の悪化どころではなくなってしまい、戦争がいつ核戦争にエスカレーションしてしまうのではないか?
そこまで行かなくともエネルギー危機や食糧危機が起きるのではないか?
物価高はすでに私達の懐を直撃弾を浴びせてきています

いやそれどころか、東アジアでも戦争が起きるのではないか?
日本がウクライナのような戦場と化してしまうのではないのか?

もしかしたら何年か後は独裁国家に日本は占領されてしまうのかもしれない
自分たちの子供たちはこれから何世代も虐げられて苦しみのなかで生きていくことになるかも知れない

そんな恐怖を感じて日々暮らしているのが2022年の夏なのです

時代を反映していたからこそ観客の意識の下に潜んでいる恐怖と共鳴して、両作とも大ヒットしたのです

では、もし令和のガメラシリーズが作られるとしたなら、当然そのような恐怖を背景にして登場してくるはずです

劇中に登場する南明日香村は実在しません
平坦地の多い明日香村中心部より南の山間部に分け行ったところという意味合いでそうしたのでしょう

陸上自衛隊は大阪府和泉市の信太山駐屯地から出動していますので、大阪府と奈良県の境の峠をこえて吉野川に抜けて大和上市の北側山間部に展開したよつです
ここまで来るのに1時間半程度でしょう

ガメラとイリスの関係を陰陽五行説で説明しています
高松塚古墳の壁画の北の玄武と南の朱雀からの由来が語られます
玄武は亀、朱雀は鳳凰つまり火の鳥です

詳しく調べてみると、こういうことだそうです

北が黒の玄武で水、東は青の青龍で木、西は白の白虎で金、南が赤の朱雀で火、中央は黄の皇帝で土をそれぞれ表しています

平成ガメラは南洋から出現しましたが、昭和の最初のガメラは北極から出現したことを思いだして下さい

とすると令和にガメラシリーズが復活するならば、敵の怪獣は西から出現する白虎か、東から出現する青龍になるはずです

青を基調とする国は米国
白を基調とするのは朝鮮
赤は中国、黒はロシア
そのような妄想が渦巻きました

いずれにせよ、本作において超古代文明と神話時代の日本との関係性を物語の中心に置こうとしたコンセプトは分かるし、狙いも良いと思いますが、如何せん未消化です
不要な登場人物が何人かいたりします
それだけが残念な欠点と思います

しかし、昭和、平成、ミレニアム全てのゴジラシリーズより数倍も数十倍も出来の良い脚本です
贅沢を言えばきりがありません

平成ガメラシリーズのクオリティを高く保ちながら締めくくり、現代の日本の特撮映画の石礎になった超重要作品です

蛇足
角川映画のロゴは朱雀だと思われます
イリスの触手のようなものが波打つムービーロゴは正にイリスを連想させるのが面白い所です
このロゴはいつ頃から使われるようになったもののでしょうか?

でも東宝の1998年の「モスラ2 海底の大決戦」の敵怪獣は青龍そのものでした

あれはもしかしたら本作由来だったのかも知れません
考え過ぎですね

コメントする 1件)
共感した! 5件)
あき240

5.0素晴らしい! やはり、俺は、樋口監督の特撮が大好きだ!!

2022年6月16日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

1999赤道付近、長峰真弓(中山忍)が訪れていたのはある島。そこには、ギャオスの死体が。
日本最南端の沖之鳥島では、深海探査機 "かいこう" が、深い海の底で見たものは、不自然に隆起した海底。離れて見たそれは・・・ガメラ!数多くのガメラの死体がそこに。ガメラとギャオスの存在、それと戦う人間、という図式が当たり前になっている世界を、ニュースが伝える

中山さん(忍)、相変わらず可愛い! 冒頭シーンでは、少しだけうまくなったと感心。しかし、大迫力(蛍雪次郎)との出会いでは、あっというまに下手な中山さんに逆戻りだ。さらに後半で、中山さんと藤谷さんが揃う! このふたりが揃うと、やはりすごい。少し上手になったと思った中山さんも、藤谷さんにあっというまに巻き込まれ、棒読みのオンパレード。 しかし、だんだん「この素人感こそが "ガメラシリーズ" なんじゃないの?」 とさえ思えてくるから不思議だ。

1995年東京の、ガメラ登場による "破壊" を映す映像。激しく揺れるモノクロ画面。衝撃で割れ砕け散るビルの窓ガラス。樋口監督、最高だよ!
一方で、洞窟の壁の造形って難しい。この映画の特撮レベルは恐ろしく高い。CGも当時としてかなりのレベルだと思う。それでも、洞窟の壁はヌメっとした作り物感が出てしまう。いえ、まず言いたいことは、特撮がすごいってことです。それでも難しいんだな、ってこと。

19:30渋谷は、圧巻。「怪獣がいる世界」の現実化、映像化。燃え落ちるギャオス、そこに空から現れるガメラ。降り立っただけで、渋谷駅が崩壊する様子。ビルが崩れ、街が壊れるとき、そこにいる人々はどうなるのか。その徹底的な具象化。怪獣の姿を、またはギャオスを焼く炎を、決して「かっこいい」とは言わせないリアリティがそこにはある。
ハチ公は炎で溶け、人々は瞬時に火だるまとなる。ガメラの咆哮は、被害者から見れば、地獄から逃げ惑う人々への閻魔大王の怒号にも聞こえるだろう。
そして、ただすくみ上がり、立ち尽くすだけの人々を、焼き払うガメラの炎。崩れるビルのひとつのかけらだけでも、何人もの人間が死ぬ。・・・その壮絶な10分間にわたる渋谷が崩壊する映像。これが本作を観た多くの方が語っている、怪獣による災害、犠牲になる人間、という描写だ。

冒頭の渋谷、そしてエンディングの雨の京都駅。この2つの大破壊が、この映画の大傑作たる所以であり、骨格。1997年7月に新駅舎が完成したばかりの京都駅。まずその未来的な造形自体が、現実なのにSF映画的イメージを増幅させてくれる。そしてそれが崩壊する映像の見事さ。見事に作り上げられて、そして破壊される鉄骨とガラスの造形物のミニチュア。その精巧さ、その破壊の様子を描く特撮のすごさ。今回、ドルビーシネマでの鑑賞は最高だった。折れ曲がる鉄骨、割れ飛び散るガラス、崩れ落ちてくるコンクリート。自分は、ほんとうに壊れている京都駅を見ている、その中にいる錯覚にとらわれた。ありがとう、樋口特撮監督、こんな経験をさせてくれて!!

そして終盤。(ここ、ネタバレです。ごめんね)
長峰「ガメラはなにかあなたに言ったの?」
浅黄「いいえ。でもガメラは闘うつもりです。たとえひとりになっても」
長峰「いいえ。ガメラはひとりじゃないわ」
雨の中で、燃える、燃えさかる京都とガメラ。
そして画面に現れるタイトル。
「ガメラ1999 ─ Absolute Guardian of Universe ─」(世界の、究極の守護者)

実際の上映時に観ることがなかった自分は、今回の4Dデジタル復元を記念して行われている、ドルビーシネマでの3作連続上映のおかげで、短期間でシリーズをすべて観ることができ、この感動を得られたことは、この上ない幸せだった。ありがとう。

ジ・エンド・オブ・ガメラ・・・ひとつの傑作シリーズが終わった。
・・・金子監督、樋口特撮監督、ほんとうにありがとう・・・

おまけ
お、仲間由紀恵だ。なんと生気を吸われて干からびる役とはね。

おまけ2
「ギャオス変態は、彼女(綾奈)と神経融合を試みた。その後、染色体が事故変化するほどの変態能力をもっていますから、どれだけ変化したかは誰にもわからない」・・・このあたりの、科学の匂いをさせた荒唐無稽の設定が怪獣映画の真骨頂のひとつだが、本作では、絶妙な "ありそうな説" と "伝奇的言い伝え的感覚" の融合で、よくできていると思う。

おまけ3
触手。平成ガメラシリーズの怪獣の特徴は、直線的で無機的であることと、触手の生き物感とちょっとした不快感、なのかと思う。イリスもまさにそう。ガメラの右腕を腹を触手で貫くイリス。右腕を固定されて動けないガメラ。なんと、自らの炎で、とらわれた右腕を焼き切り、その焼き切った右腕をイリスに突き刺す!! そのシーンは、強烈。ガメラとイリスの死闘の中で、落下する鉄骨とコンクリート。揺れる映像がリアルさを増す。やはり俺は、樋口監督の特撮が、好きだ。

おまけ4
おお、若き綾奈は前田愛さんの妹、前田亜季だったのか。

おまけ5
エキストラの最後に並ぶのは「ガメラファンのみなさま」、ほんとにそうなんだろうな。エキストラできた人、うらやましいな。

コメントする 1件)
共感した! 3件)
CB

3.0怪獣映画が触れてこなかった部分に食い込む

2021年8月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD、映画館

悲しい

興奮

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うにたん♪(コロナが当たり前の世界)
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