リトル・マーメイド(1989)
劇場公開日:1991年7月20日
解説
アンデルセンの名作童話に材を得た、ウォルト・ディズニー・スタジオ28本目の長編アニメーション映画。監督・脚本は「オリビアちゃんの大冒険」のロン・クレメンツとジョン・マスカーが共同で担当。作曲は「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」のアラン・メンケン。作詞はプロデューサーも務めたハワード・アシュマン。両者が作り上げた7曲の歌のうち「アンダー・ザ・シー」が90年度アカデミー賞主題歌賞受賞。また同年同賞のオリジナル・スコア賞も本作が受賞している。声の出演は、ジョディ・ベンソン、サム・ライト、パット・キャロルほか。
1989年製作/83分/アメリカ
原題:The Little Mermaid
配給:ワーナー・ブラザース映画
ストーリー
海底王国の王トリトンは、16歳になる末娘アリエルが可愛くて仕方がない。しかしアリエルはそんな父親の心配をよそに、今日も鯛のフランダーを連れて好奇心いっぱいに王国の外へ冒険に出ていった。見るもの全てが楽しい外の世界、そして陸。アリエルの憧れはどんどんふくらんでいく。トリトン王はそんな娘の態度を薄々感じて執事であるカニのセバスチャンにアリエルのお目付け役を命じるが、そんな事で大人しくなるようなアリエルではなかった。ある日、いつものように海上に出たアリエルは、嵐のため遭難した地上の王子エリックを助け、陸地まで送り届けたが、その時からアリエルは、エリックに恋してしまった。悩みぬいた末にアリエルは、その美しい声とひきかえに、海の魔女アースラから人間の足をもらい、地上のエリックの許へと向かう。3日以内に彼と口づけをしないと、アリエルはアースラの奴隷にされてしまう。しかし、それはアースラの罠であり、口をきけず想いを伝えられないアリエルの苦しみをよそに、アースラは魔術でエリックの心を奪ってしまう。3日目が過ぎ、アリエルはアースラの奴隷になろうとしていた。娘のためにトリトン王は我が身を犠牲にするが、これこそアースラの思うツボであった。彼女の目的は王国を支配することだったのだ。しかし、術が解けたエリックの決死の活躍によってアースラはついに滅んだ。トリトン王は、可愛い娘のためにニ人の仲を許し、アリエルとエリックは船上で豪華な結婚式を挙げるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョン・マスカー
- ロン・クレメンツ
- 脚本
- ジョン・マスカー
- ロン・クレメンツ
- 製作
- ハワード・アシュマン
- ジョン・マスカー
- 美術
- Michael A. Peraza Jr.
- Donald A. Towns
- 作曲
- アラン・メンケン
- ハワード・アシュマン
- 特殊効果
- マーク・ディンダル
- 字幕
- 進藤光太