もうひとりの息子

劇場公開日:

解説

2012年・第25回東京国際映画祭で、最高賞の東京サクラグランプリと優秀監督賞の2冠に輝いたドラマ。兵役用健康検査の結果、両親の実子でないことを知ったイスラエル人の青年。出生の際の手違いが明らかになり、やがてイスラエルとパレスチナふたつの家庭のアイデンティティと信念とが、大きく揺さぶられる事態に発展する。根深い憎しみからの解放を描く。

2012年製作/105分/フランス
原題:Le fils de l'Autre
配給:ムヴィオラ

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(C)Rapsodie Production/ Cite Films/ France 3 Cinema/ Madeleine Films/ SoLo Films

映画レビュー

4.0イシュマエルとイサク

2022年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

2.5国籍、人種、環境、両親

2022年8月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

アイデンティティについて
日本人のあたしは滅多に考えない
が、これ難しいね…

役者陣がみな素晴らしい
美しい瞳の優しい人たち
どうぞ時間をかけて、みんなが家族になれますよう…

パレスチナの家庭で歌を唄い合唱になるシーン
とても感動でした!

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mamagamasako

4.0戦争、信教、肉親や周りの愛

2021年4月23日
スマートフォンから投稿

争いが残すやり切れない想いに、背負って行かなければいけない重しと、振り切って前に進もうとする強さを感じた。

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はる

5.0家族に愛されてるという確信が持てた。

2020年10月15日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

この話はイスラエルのハイファーの病院で二組の家族の息子が病院のミスで取り替えられしまたというよく映画の題材になるような話だ。でも、イスラエルに住む、ユダヤ人家族とウエストバンクのパレスチナ地区に住む家族の間に起きた問題なのだ。民族政治問題で分断されている二つの世界。ここで両親や家族たちの葛藤、交換された二人の息子のこころの動きに注目したい。特に、ジョセフにJoseph Silberg (Jules Sitruk)。

シルバーグ家の息子ジョセフは高校を終えイスラエル軍隊で兵役をするはずだが、最終的にユダヤ人でなくパレスチナ人だとわかったから、軍隊兵役の仕事につけない。シナゴークでは祭司に、ユダヤ人ではないとも言われてしまう。

ユダヤ人であることが重要なイスラエル社会や彼には、いままでの自分、そして、これからの自分が誰だということが分からなくなり、パレスチナの家族に会いに、ウエストバンクの中に、検問を通って入っていく。検問はパレスチナ人がユダヤ領域に入るための検問所で、ユダヤ人がパレスチナ領域(この場合ウエストバンク)を訪問する人は少なく彼だけ。

そして、一人でパレスチナの人々に道を聞きながら家族, Al Bezaaz家を探す。彼の行動力に感服。そこで初めて、実兄だったはずの縦笛を吹いているBilal(マフンド チャラビーMahmud Shalaby MWRのヒップホップスター
https://www.youtube.com/watch?v=AcCj_dZ7K4U
https://www.youtube.com/watch?v=FY82h9LzBrk)に会う。

ジョセフはオープンマインドで自分のアイデンティーを探しながらも、 Al Bezaaz家のお母さんに(実の母)に微笑みかけたり、家族と一緒にアラブ語の歌を歌ったりして、緊張感の高まっているその家庭をなごませようとしている。ジョセフ(音楽家志望)は Al Bezaaz家との共通点を見出す。

でも、Bilalはジョセフの中からパレスチナ人を見出すため言葉の挑戦する。

ジョセフはくすぶっているものに蓋をするタイプの高校生ではなく、問題解決法を知っているし、その方向に自分で向かって着々と進んでいく。自分が誰だか知りたい。また繊細の心の持ち主で家族の一言にも過敏なくらい反応する。それに、 Al Bezaaz家のYacine,(もう一人の交換された相手の (Mehdi Dehbi)発言にも言葉に出さないが目で反応する。例えば、もう一人の交換された息子ヤシーンYacineが、『ウエストバンクのRamallahに住む親戚は通行証明書がないから、パレスチナから出ることができない。海が何かもしれないし見られない。』というシーンがあるが、ジョセフは自分ヤシーンだったら人生はこうになっていたんだと感じているのが私に手に取るようにわかる。

ジョセフは自分のアイデンティティーというものはなにか方を探すがその方向性を変えることができる。だから、自分がユダヤ人でなければ家族に愛されないという葛藤を拭うことができる。父親がイスラエル軍隊の上位にいる人で性格、規律など、音楽家になりたいと思っているジョセフとの折り合いがうまくいってないから、余計、ジョセフは家族に愛されているかの確信を持ちたかった。

ジョセフは新しい兄弟、特にヤシーンができたことにより、自分の生きる方向が決まって自信をもてるようになってくる。自分を見つめ直すチャンスは普段なかなかないが、こう言った機会がやってくると、自分て誰なのか?なんなのか?を見直せる。

この映画では大好きなシーンがたくさんあったが、一つ書いてみる。BilalMahmud Shalaby 、が、敵対視するユダヤ人だとわかった弟ヤシーンをうけいれるシーンだが。反ユダヤのかれは自分の弟がユダヤ人だったことが許せない。というより、Bilalの自分との葛藤に思えた。

母親が『小さい時を覚えてる?ケーキをあげても半分はヤシーンにとっておいてあげると言ってとっておいて、干からびでカビが生えちゃったじゃない。でも、いつも半分は自分(Bilal)、半分はヤシーンと言って。ヤシーンはあなたの弟。Open your heart!』と。この言葉を聞いているBilalは目を見開いてずうっと一点を見つめていた。彼にとって、この言葉で、敵対視していたヤシーンに対するわだかまりが少しづつ消えていく。私はこの母親の言葉を読み返すだけで泣けてしまう。

そして、ジョセフが軍で働く父親に抱擁され『お前は私の息子だ』と言われたことはジョセフに安心感と自信を与えた。

最後のシーンでBilalがジョセフの父親シルバーグさんに手をだし握手を求めた時、Bilalの心は救われてわだかまりが取れ軽くなったと思った。勇気のある行動だと思った。

この映画のことを考えるたびに泣けてくる。

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