川村元気
映画プロデューサーとして「電車男」(05)、「告白」「悪人」(ともに10)、「モテキ」(11)などを手掛ける。2010年に米芸能専門誌ハリウッド・レポーターで「Next Generation Asia 2010」に選出され、翌年、優れた映画製作者に贈られる「藤木賞」を史上最年少で受賞。12年には初小説「世界から猫が消えたなら」を出版してベストセラーとなり、同作は16年に佐藤健と宮崎あおい共演で映画化された。その後も、細田守監督の「バケモノの子」(15)や新海誠監督の「君の名は。」(16)といった長編アニメーション映画や、「怒り」「何者」(ともに16)などをプロデュース。「君の名は。」は興行収入250億円を超える大ヒットを記録し、17年には2度目の「藤本賞」を受賞した。18年には自著「億男」が映画化されたほか、短編「どちらを選んだのかはわからないが、どちらかを選んだことははっきりしている。」で初監督を務めた。翌年、再び新海監督の長編「天気の子」(19)をプロデュースし、大ヒットに導く。劇場版「ドラえもん のび太の宝島」(18)と「ドラえもん のび太の新恐竜」(20)では脚本を担当している。