何者

劇場公開日:

何者

解説

「桐島、部活やめるってよ」の原作者として知られる朝井リョウが、平成生まれの作家として初めて直木賞を受賞した「何者」を映画化。就職活動を通して自分が「何者」であるかを模索する若者たちの姿を、佐藤健、有村架純、二階堂ふみ、菅田将暉、岡田将生、山田孝之という豪華キャストの共演で描いた。監督・脚本は、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「愛の渦」といった映画でも高い評価を得ている演劇界の鬼才・三浦大輔。演劇サークルで脚本を書き、人を分析するのが得意な拓人。何も考えていないように見えて、着実に内定に近づいていく光太郎。光太郎の元カノで、拓人が思いを寄せる実直な瑞月。「意識高い系」だが、なかなか結果が出ない理香。就活は決められたルールに乗るだけだと言いながら、焦りを隠せない隆良。22歳・大学生の5人は、それぞれの思いや悩みをSNSに吐き出しながら就職活動に励むが、人間関係は徐々に変化していく。

2016年製作/97分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2016年10月15日

スタッフ・キャスト

監督
原作
朝井リョウ
脚本
三浦大輔
企画
川村元気
製作
市川南
共同製作
畠中達郎
中村理一郎
弓矢政法
市村友一
高橋誠
吉川英作
坂本健
荒波修
エグゼクティブプロデューサー
山内章弘
プロデュース
川村元気
プロデューサー
石黒裕亮
ラインプロデューサー
田口生己
プロダクション統括
佐藤毅
撮影
相馬大輔
照明
佐藤浩太
録音
加藤大和
美術
小島伸介
スタイリスト
伊賀大介
ヘアメイク
梅原さとこ
装飾
石上淳一
スクリプター
田口良子
編集
穗垣順之助
音楽
中田ヤスタカ
主題歌
中田ヤスタカ
VFXスーパーバイザー
小坂一順
音響効果
小島彩
キャスティング
おおずさわこ
助監督
茂木克仁
製作担当
萩原満
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(C)2016 映画「何者」製作委員会

映画レビュー

4.5"新旧"若手実力派俳優たちが類型を凌駕!

2016年10月8日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

興奮

生活のために就活せざるを得ない就活生、人生の理想を実現したい就活生、自分のスキルをどう活用すべきかが実は分かってない就活生、就活になど意味はないと言いつつ説明会会場へと急ぐ就活生、そして、そんな彼らを冷徹な目で分析しているだけの就活生である主人公、拓人も含めて、自分が"何者"かを探しあぐねている若者たちを通して、改めて、我が道を往くことの過酷さが浮かび上がる。各キャラクターを演じる"新旧"若手実力派俳優たちから、類型を凌駕する力演を引き出せたのは、監督の三浦大輔自身が劇作家として険しい道を歩んできた人であり、没個性へとひた走る日本社会に強い危惧感と怒りを感じているからではないだろうか。

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清藤秀人

5.0ようやく自分に向き合えた物語

2024年3月10日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

就職活動を通して主人公が語るのは、とても普通だがそれはあくまで表向きの言葉。
裏アカでしているのは仲間たちへの批判。
絶えず手に握りしめているスマホが一般的なのが、現代社会を上手に表現している。
同時にこういうのを書く私と主人公「タクト」との相違を考えさせられる。
思ったことがうまく表現できない。
多分タクトはミズキのことが好きだったのだ。
いつの間にか友人のコータローに彼女を取られていた。
それでも知らん顔で過ごす姿に、かつての自分自身が重なった。
タクトは、演劇が好きで脚本を書いているときが最も自分らしいということを就活を期に否定した。
おそらくその時から彼は自分ではなくなり、誰かを裏アカで批判することでしか自分自身を保つことができなくなったのだろう。
本心では演劇を続けているギンジが羨ましいのに、それを捨てた自分を正当化する。
ミズキがコータローに2度目の告白をして再びフラれたという彼女の言葉にショックを受けたタクトだったが、実際に心に響いたのは、「コータローは自分の人生の先にドラマを見つけて、その主人公になれる」と言った彼女の言葉だったように思った。
宮本の言葉やツイッターでの発信に対し、ミズキが思わず意見を言うシーンは、彼女の実家の出来事から否応なしに自分の就職条件を変更せざるを得なかった苦しみと悲しみが吐露された瞬間だったのだろう。
そして宮本も自分というものを見つめ直して、まともに就職活動を開始したいと、わざわざタクトに頭を下げるが、その際彼らが2年間も就活していた事に驚いてしまった。
最後にタクトが面接で自分自身を表現するシーンがあるが、その時ようやく彼は自分自身に素直になれたことが伺える。
タクトが言った「就活はダウト・ゲームのようなもので、バレなければ嘘でも構わない」
これは多くの就活生たちの本心だ。これに気づいた作者はすごいと思った。
それにしても、これは2016年の作品だが、1分間で自分を表現しろとか、Webテストとか、知恵袋にもこの手の質問がうじゃうじゃあるが、このシステムこそ社畜化の第一歩だと思う。日本はどんどん異常社会になっていく気がしてならない。

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R41

5.0刺さる映画

Tさん
2024年2月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

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T

4.0就活は個性をダメにする

2024年1月14日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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共感した! 0件)
みみたろ
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