ロバート・ローレンツ
米シカゴの郊外で生まれ育ち、89年にロサンゼルスへ引っ越して、映画業界に足を踏み入れる。デビュー作「狙われた女子高生 スタッブ・イン・ザ・ダーク」(90・日本劇場未公開)では、第2助監督を務めた。その後、クリント・イーストウッドの製作会社マルパソ・プロダクションズに所属し、「マディソン郡の橋」(95)以降の作品で助監督を務め、「ミスティック・リバー」(03)、「硫黄島からの手紙」(06)では製作も担当しアカデミー作品賞にノミネート。同賞を受賞した「ミリオンダラー・ベイビー」(04)では製作総指揮に名を連ねた。08年の「グラン・トリノ」以降、俳優業から遠ざかっていたイーストウッドが4年ぶりに主演した「人生の特等席」(12)で、念願の監督デビューを果たす。