マーシャ・ゲイ・ハーデン

米カリフォルニア州出身。父が軍人で転居の多い子供時代を送り、ギリシャのアテネに暮らした際に演劇に興味をもつ。帰国後、1983年にテキサス大学を卒業し、ニューヨーク大学で芸術修士号（MFA）を取得。「The Imagemaker」（86）で映画に初出演し、コーエン兄弟監督作「ミラーズ・クロッシング」（90）の演技で注目を集める。

90年代には「この森で、天使はバスを降りた」（96）をはじめ映画、TVドラマ、舞台で幅広く活躍し、エド・ハリス監督・主演作「ポロック 2人だけのアトリエ」（00）でアカデミー助演女優賞を受賞。「スペース カウボーイ」（00）でもタッグを組んだクリント・イーストウッド監督の「ミスティック・リバー」（03）で2度目のアカデミー助演女優賞にノミネートされた。そのほか「イントゥ・ザ・ワイルド」「ミスト」（ともに07）、「ローラーガールズ・ダイアリー」（09）、「マジック・イン・ムーンライト」（14）など、多くの映画で実力派として活躍している。