ブルース・ダーン
米アクターズ・スタジオでトレーニングを積み、58年にブロードウェイで初舞台を踏む。60年、エリア・カザン監督「荒れ狂う河」(日本劇場未公開)でスクリーンデビューし、以降、アルフレッド・ヒッチコック監督が演出するTVドラマや西部劇、ロジャー・コーマンが手がける映画などに多数出演。ジョン・ウェイン主演の「11人のカウボーイ」(72)では悪役を演じ、「華麗なるギャツビー」(74)ではヒロインの夫トム・ブキャナン役を好演した。78年の「帰郷」ではアカデミー助演男優賞にノミネートされ、「栄光の季節」(82・日本劇場未公開)ではベルリン国際映画祭の銀熊賞(男優賞)を受賞。その後も「ラストマン・スタンディング」(96)や「モンスター」(03)といった話題作に出演し、TVシリーズ「ビッグ・ラブ」(06~11)にはメインキャストとして参加した。「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」(13)では、カンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞する。その他の作品に「ひとりぼっちの青春」(69)、「ヒッチコックのファミリー・プロット」(76)、「ザ・ドライバー」(78)、「ジャンゴ 繋がれざる者」(12)など。元妻ダイアン・ラッドとの間に生まれた次女ローラ・ダーンも女優。