ひとりぼっちの青春

ひとりぼっちの青春

解説

大恐慌の30年代、当時流行していたマラソン・ダンスのコンテストには、高額の賞金を求めて様々な男女が参加していた。身重の女、年をとった船乗り、そして、ふとしたきっかけでパートナーを組むことになったロバートとグロリアもいた。だが過酷なコンテストに続々と脱落者が出て……。コンテストの主催者に扮したギグ・ヤングはアカデミー賞助演男優賞を獲得した。

1969年製作/120分/アメリカ
原題:They shoot horses, don't they?

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第27回 ゴールデングローブ賞(1970年)

受賞

最優秀助演男優賞 ギグ・ヤング

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀主演女優賞(ドラマ) ジェーン・フォンダ
最優秀助演男優賞 レッド・バトンズ
最優秀助演女優賞 スザンナ・ヨーク
最優秀監督賞 シドニー・ポラック
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映画レビュー

3.5「メリーゴーランドから降りるのよ」

2021年9月16日
iPhoneアプリから投稿

制作された時代を鑑みるにこの作品もまたアメリカンニューシネマの潮流に列することができるだろう。というか実直すぎるくらいにニューシネマそのものだ。

際限なく何千時間も続いていく「マラソン」と、それに反して加熱の一途を辿るオーディエンスの歓声。

その空疎さは「マラソン」の会場だけに留まるものでは、単なるアレゴリーでは決してない。それは社会そのものなのだ。

終盤で「マラソン」を棄権し会場を後にしたグロリアが「メリーゴーランドを降りるのよ」と言ったとき、それは「マラソン」という限定的なゲームではなく、社会そのものからの離脱を意味した。意味せざるを得なかった。

彼女の「離脱」に手を貸したロバートは、警察に殺害の理由を問われてこう答える。

「廃馬は撃たれる」

いずれは私も。あなたも。

誰も彼もが。

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因果

小説読んでなきゃ意味不明

2021年5月1日
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越後屋
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