ひとりぼっちの青春
解説
大恐慌の30年代、当時流行していたマラソン・ダンスのコンテストには、高額の賞金を求めて様々な男女が参加していた。身重の女、年をとった船乗り、そして、ふとしたきっかけでパートナーを組むことになったロバートとグロリアもいた。だが過酷なコンテストに続々と脱落者が出て……。コンテストの主催者に扮したギグ・ヤングはアカデミー賞助演男優賞を獲得した。
1969年製作/120分/アメリカ
原題:They shoot horses, don't they?
スタッフ・キャスト
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制作された時代を鑑みるにこの作品もまたアメリカンニューシネマの潮流に列することができるだろう。というか実直すぎるくらいにニューシネマそのものだ。
際限なく何千時間も続いていく「マラソン」と、それに反して加熱の一途を辿るオーディエンスの歓声。
その空疎さは「マラソン」の会場だけに留まるものでは、単なるアレゴリーでは決してない。それは社会そのものなのだ。
終盤で「マラソン」を棄権し会場を後にしたグロリアが「メリーゴーランドを降りるのよ」と言ったとき、それは「マラソン」という限定的なゲームではなく、社会そのものからの離脱を意味した。意味せざるを得なかった。
彼女の「離脱」に手を貸したロバートは、警察に殺害の理由を問われてこう答える。
「廃馬は撃たれる」
いずれは私も。あなたも。
誰も彼もが。
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恐ろしく退屈で、何ら見どころがないけど、ヒドい訳でもない処がある意味で「究極の純粋映画」といえましょう。
ダンスを踊り続けるコンテストの単純な話で、ダンスシーンが延々と続き、特にこれといった筋もなく、時々挟まるちょっとしたエピソードも断片的でつながりなく、と言って解釈の多様性や深みも、メッセージもなく、役者も演出も特徴なし。映像が美しい訳でもないです。
あまりにも退屈なので、一時間過ぎた処で久々に禁断の1.5倍速再生しましたが後悔もありません。
実はここまで一時間半経過した休憩のときに書いて、見終わって感想変わったら書き直します。。
見終わりました。基本、感想変わりません。てか、呆れた。
・シャワー浴びたら皆が大騒ぎ、なに?
・いつの間にかコンテスト終わったけど、結果は?
・何で死にたかったの?
・何で殺してあげたの?
意味わからず、はー?ですね。
オスカー候補らしいから、これじゃ拙いと思って、色々感想読んでみたら、コンテストの残酷性、非人間性を描きたかったらしいですけど、単に金のためとはいえよくやるよ、って思っただけ。ラストも絶望感じて自殺したかったらしいけど、自殺するほどのこと何かあった?、更に男が撃ってあげるのに至っては、アンタどうしたの、大丈夫?ってカンジ。少しでも予備知識あればそう思って見たんでしょうが何も知らずにあの映画だけでそんなこと感じるのムリ。尤も小説にはその辺りの心理描写や原題の意味なんかも克明にえがかれているんでしょうね。
映画だけじゃ原題の意味なんてこじつけでしかない。
点数つけようがありません。 チーン
ホレス・マッコイ原作
ぼくがかんがえたいい映画の条件=「地獄の内実」
ラストではその地獄への解答が示される
これもその一つ