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ソウルの女王アレサ・フランクリンさん死去で、伝記映画企画はどうなる?

2018年8月26日 15:30

アレサ・フランクリンさん「Ray レイ」

アレサ・フランクリンさん
Photo by Dimitrios Kambouris/Getty Images
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[映画.com ニュース]「ソウルの女王」として知られた米歌手アレサ・フランクリンさんが8月16日に死去したことを受けて、複数の映画企画の行方が不透明になっていると、米バラエティが報じた。

MGMは以前からジェニファー・ハドソン主演のタイトル未定の伝記映画を準備中である。1998年にデイビッド・リッツと共著の自伝「Aretha: From These Roots」が出版されてから映画化に向けた企画開発がスタートし、脚本執筆に「Ray レイ」のテイラー・ハックフォード監督、フランクリン役にハル・ベリーなど、さまざまなクリエイターが関わったがいまだに実現していない。現在は、ジェニファー・ハドソン主演で準備が行われいるが、脚本や監督は決まっていない状況だ。

1年半前から同企画にプロデューサーとして参加している音楽プロデューサーのハーベイ・メイソン・ジュニアは、先週までフランクリンさんと電話を通じて打ち合わせをしていただけに、「いろんな意味において、とても辛いです」と現在の心境を告白する。「まず、友達を失うことはとても辛いものです。しかも、彼女は世界を変えた音楽を生みだした国宝でした。さらに、映画のパートナーを失ったのです。彼女のことを思い出させ、慰めやいい思い出を提供し、みんなが微笑むことのできるような映画にしたいです」とコメント。なお、映画化に向けては、脚本執筆や監督捜しだけでなく、いくつかの権利をクリアしなくてはいけないという。

さらに、ドキュメンタリー映画「Amazing Grace(原題)」の行方も不透明だ。同作は、「至上の愛~チャーチ・コンサート~」の邦題で発売された1972年の伝説的なアルバム「Amazing Grace」のコンサート風景を撮ったドキュメンタリー映画だ。「ひとりぼっちの青春」(1969)で注目を集めたシドニー・ポラック監督(「トッツィー」「愛と悲しみの果て」)がはじめて挑戦したドキュメンタリー映画だが、20時間以上もの映像を撮ったものの、映像と音声を同期するために必要なカチンコを一切使用しなかったために、編集で大問題となった。結果的にワーナーは同作品を棚上げし、ポラック監督は同企画から去っていった。

その後、プロデューサーのアラン・エリオットがワーナーから未完成映画を買い取り、デジタル技術を駆使して同期に成功。2015年に米テルライド映画祭でワールドプレミアが行われる予定だったが、フランクリンさんが上映を差し止める訴訟を起こしており、いまだに公開の予定が立っていない。プロデューサーのエリオットは前向きだが、最終的な判断はフランクリンさんの遺産管理団体が下すことになるという。

(映画.com速報)

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