帰郷(1978)
劇場公開日:1978年9月2日
解説
1968年、ロスアンゼルス。サリーは海兵隊大尉である夫ボブをベトナムに送り出した後、基地の付属病院でボランティアを始める。そんな彼女が出会ったのは、ベトナムでの戦闘で下半身不随となったかつてのクラスメート、ルークだった。やがてサリーとルークは愛し合う仲に。ルークが反戦運動に身を投ずる一方、帰還したボブは妻の不貞を知り……。3人の男女が織り成すラブ・ストーリー。ベトナム戦争の後遺症を告発する反戦映画の代表作としても知られる。
1978年製作/128分/アメリカ
原題:Coming Home
スタッフ・キャスト
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ポスターと題名からチャラいよろめきかと思いきや、真面目なベトナム反戦映画でなかなか良かったです。フォンダ君もボイト君も難しい役を熱演でなくサラリと演じて二人揃ってオスカー獲得はご同慶。
ベトナム終結から3年後、まだまだ戦争の記憶生々しく、ディア・ハンターとは別の方向の反戦映画ですが、セリフがストレート過ぎるのとラストが教科書的なのでもう少し婉曲に表現したほうがジワリとメッセージが伝わるのでは?
でも、あの当時のアメリカ人にはこれでいいのかもしれませんね。とにかくベトナムは部外者の日本人がとやかく評価するのは控えます。
2019年3月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ラストに3人が揃い踏みするのが、いただけない。そして長い。
2013年3月4日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
総合:65点
ストーリー: 65
キャスト: 70
演出: 65
ビジュアル: 65
音楽: 75
国を守るため、勇敢に戦い英雄となるためにベトナムに赴き戦った兵士たち。しかしあるものは傷つきあるものは精神を病み帰還し、アメリカでも苦しみが続き家族もその影響を受ける。あるものは戦功を上げて帰ってきたにもかかわらず、昔のままではいられずやはり幸せとはならない。
そのような戦争の被害者たちの苦悩を、戦闘場面を一切映すことなく描く。そのことでかえって戦争の苦しみが戦場だけではないということを強調している。たとえ生きて帰ってきても、関わったものの戦争は続いているのである。
言いたいことはわかるし、戦争の悲惨さをこのように描くのもありだと思う。実際にこのような苦しみを経験したものも多いことだろう。だが浮気も含めて何もかもが戦争のせいでそれが全て悪いのだという一方的な見方のようにも思えた。平和は尊いことはもちろんだが、ジェーン・フォンダが反戦活動家であることは有名で、その彼女の主張が強すぎるように思える部分もある。