ハーベイ・カイテル
1965年にサム・シェパードの戯曲で舞台デビューを果たす。ニューヨーク大学の学生であったマーティン・スコセッシと知り合い、67年にスコセッシの長編映画デビュー作品「ドアをノックするのは誰?」で映画デビューし、以降スコセッシとはデ・ニーロと並び常連として多くの作品に参加することになる。映画「タクシードライバー」(76)で売春宿のポン引き役を演じて注目を集め、91年公開の映画「バグジー」でアカデミー助演男優賞にノミネートされた。その後も、「レザボア・ドッグス」(91)、「天使にラブ・ソングを…」(92)などに出演し、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞した映画「ピアノ・レッスン」(93)や主演を務めた「ユリシーズの瞳」(95)などで高い評価を得た。近年の主な出演作に、「レッド・ドラゴン」(02)、「グランド・ブダペスト・ホテル」(14)、「グランドフィナーレ」(15)、「アイリッシュマン」(19)などがある。プライベートでは、女優のロレイン・ブラッコと82年から同棲して一女をもうけたが93年に離別。2001年に脚本家のダフナ・カストナーと結婚した。