ピアノ・レッスン

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解説

ニュージーランド出身の女性監督ジェーン・カンピオンが、1台のピアノを中心に展開する三角関係を官能的に描き、第46回カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いた恋愛ドラマ。19世紀半ば。エイダはニュージーランド入植者のスチュアートに嫁ぐため、娘フローラと1台のピアノとともにスコットランドからやって来る。口のきけない彼女にとって自分の感情を表現できるピアノは大切なものだったが、スチュアートは重いピアノを浜辺に置き去りにし、粗野な地主ベインズの土地と交換してしまう。エイダに興味を抱いたベインズは、自分に演奏を教えるならピアノを返すと彼女に提案。仕方なく受け入れるエイダだったが、レッスンを重ねるうちにベインズに惹かれていく。第66回アカデミー賞ではエイダ役のホリー・ハンターが主演女優賞、娘フローラ役のアンナ・パキンが助演女優賞、カンピオンが脚本賞をそれぞれ受賞した。

1993年製作/121分/オーストラリア
原題:The Piano
配給:フランス映画社

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第18回 日本アカデミー賞(1995年)

ノミネート

外国作品賞  

第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)

受賞

最優秀主演女優賞(ドラマ) ホリー・ハンター

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀助演女優賞 アンナ・パキン
最優秀監督賞 ジェーン・カンピオン
最優秀脚本賞 ジェーン・カンピオン
最優秀作曲賞 マイケル・ナイマン

第46回 カンヌ国際映画祭(1993年)

受賞

コンペティション部門
パルムドール ジェーン・カンピオン
女優賞 ホリー・ハンター

出品

コンペティション部門
出品作品 ジェーン・カンピオン
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写真:Photofest/アフロ

映画レビュー

5.0自分という存在、希求するもの。

2021年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

萌える

歓迎はしてくれるけれど、替えのきく存在。
 未開の土地に来てくれる花嫁。こんなところに来てくれる女性はなかなか得難いから、大歓迎なのだけれど、はっきり言って、来てくれるなら誰でもいい(この時代のキリスト教信者で未婚の母を受け入れるほど、条件を下げないと嫁は来ない)。
 来たからには、今までの自分を捨てて、この土地に順応することを求められる生活。変わることが前提のこれからの人生。

今までの生活の中にはいなかった存在。
 心にしみわたり、新しい扉が開かれるような衝撃を与えてくれる音楽。周りにはいなかった所作・ふるまいに”文明”をまとう女性。周りの人には表情を崩さぬのに、娘に向ける視線、ピアノを弾いているときの豊かさ、そのギャップ。
 私でしかない私を、誰もが「変われ」と望み、自分でも変わろうとしたことはあったけれど、とうに変わることはあきらめた私をそのまま、唯一無二の存在として、見つめ、憧れ、求められる。

どちらに惹かれるだろうか。
 しかも、一人は、良かれと思ってだが、ずかずかと大切にしている部分に踏み込んでくる。もう一人は、ずうずうしいところもあるが、少しずつ間合いを詰めてくる。
 流暢な言葉。でも、魂は響き合わない。朴訥とした言葉。でも響き合う魂。

そしてもう一人、自分だけを見つめていた母の心に、自分だけが母とわかり合えると思っていた母との関係に、別の存在が…。自分だけを見てほしい、自分とだけの関係のままでいてほしい。そう求める娘。

監督は『インザカット』の監督。こちらの作品の方が断然いいです。
女性の官能が、女性目線で見事に描かれています。あまりにも生々しくて蓋をしたくなるほど。

相変わらず、画面の隅から隅まで調度・色彩に拘り抜いた情景描写も心揺さぶられます。
 19世紀という設定もあり、ヨーロッパから見た辺境・未開の地にありながら、あのドレスの数々。
 海辺に放置されたピアノと母娘。
 沼地と言いたくなるような森の掘立小屋との対比。
 自然光、燃える火による照明に照らし出される世界。
 そしてあのシーンのあの雨。
 全てが一枚の画としても美しく、惹き込まれます。

偏屈とも言いたくなるようなかたくななエイダの表情・振る舞い。
  演じるは『ザ・ファーム』のあの方!!!
  まったく印象が違う。エキセントリックな女性という点では同じだけど。
  言葉をコミニュケーションの道具として使わない女性。
  表情も考え方も硬い。けれども、とても情感豊かにその心情を表現されています。
  ピアノも吹き替えではなく、ハンターさんが弾いていらっしゃるそうです。
  何たる役者としての底力。圧巻。
朴訥な男達。
  カイテル氏は、『天使にラブソングを…』のコメディタッチとのふり幅の広さに脱帽。

身体を求めあうシーン。
饒舌ではない。なのに、情感豊かな表現力。

あまり説明しない映像・脚本の代わりに、溢れかえるように奏でられるピアノ。いつまでもきいていたい名曲。

くぎづけになります。

子どもの、罪のない行いに端を発する後半の展開には息を飲みます。純粋ゆえに残酷。
そしてラストに繋がる海のエピソードがすべて。それまでの展開はこの為の序章だったのかと思うほど。
 「私は何のために生きているんだろうか」を感じさせるあの水中の場面。

エイダの生き方に共感できるかと言われれば、首をかしげるけれど、こんな情熱的な想いには憧れもします。
そして、自分らしい生き方へのこだわり、人と繋がり合うってことについて、考えたくなります。

まぎれもなく傑作です。

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とみいじょん

3.5【”秘密のピアノ・レッスン。”劇中に流れるピアノ曲の美しさと、エロティックなシーンの数々が印象的な作品。】

NOBUさん
2021年12月21日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 「パワー・オブ・ザ・ドッグ」が面白かったので、ジェーン・カンピオン監督の代表作と言われる今作を鑑賞。-

・”6歳で話すことを辞めた”“暗い才能を持つ”エイダ(ホリー・ハンター:美しきかな・・。)はお転婆娘のフローラ(アンナ・パキン)と共に、1850年代にスコットランドから、父が決めたスチュアート(サム・ニール)に嫁ぐために、彼女の言葉を紡ぐブロードウッド制作のピアノも舟に乗せ、ニュージーランドへ。

・荒れた波の中、海岸に到着するが、足場の悪い中、スチュアートはピアノを海岸に放置してしまう。
ー エイダにとって、自分自身の言葉を紡ぐピアノを新しき夫が放置した時点で、彼女の夫への愛は萌芽しないのである・・。-

・仕方なく、エイダはピアノを弾きに、頻繁に海岸へ足を運ぶ。
地元民と交流する心寂しき男べインズ(ハーヴェイ・カイテル)はピアノの美しき音色とエイダの姿に惹かれ、スチュアートに自分の土地とピアノを交換するよう持ち掛け、苦労して自宅にピアノを運び入れる。
ー ベインズは地元民と同じように顔にタトゥを入れているが、寂しき過去を持っている事も併せて、仄めかされる。-

・べインズはエイダに、自宅でピアノを教えて貰う事を依願する。
ー ”一度のレッスンで、黒鍵一つ返すから・・”
  ピアノのために渋々、べインズ宅に通うエイダだが、徐々に彼に惹かれていく。
  これは勝手な推測だが、エイダはべインズに自分と同じ”寂しき影”を感じ取ったのではないのではないか・・。-

・べインズはエイダの首筋に触れ、足に触れ、そして・・。
ー 美しき、エロティックなシーンが続く。
  最初は抗っていたエイダだが、徐々にベインズに身を任せる・・。雨音の中、絡み合う裸体・・。-

・二人の”秘密のレッスン”に気付いたスチュアートが雨の中、エイダに加えた危害。
ー 残酷なシーンであるが、フローラの学芸会で披露された、影絵の劇中劇とのシンクロ具合が絶妙である。-

<エイダとべインズは、スチュアートの元を離れ、島を出る。
 ピアノが途中、海底に落ちて行くシーンが印象的である。
 エイダにとっては、ピアノへの執着は失せ、想像の中で愛するべインズとピアノを弾くのだろう・・、と解釈した作品である。>

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NOBU

4.0100年前のニュージーランド

tunaさん
2021年11月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

若きホリー・ハンター熱演‼️
美しく迫力あり、あっという間の2時間でした。
とても良かったです。

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tuna

4.5強い女

2021年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

19世紀のニュージーランド、未開の地に娘(アンナ・パキン)を連れて、嫁いできた母(ホリー・ハンター)はピアノを通じて知り合った野性的な男(ハーヴェイ・カイテル)と恋に落ちる。
女性監督ジェーン・カンピオンの描く女性像は、自我が確立していてぶれない。

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いやよセブン
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